パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

ジュゴンの海

2009-12-30 15:26:12 | Weblog
 二度にわたって書き込みをパーにしてしまった。

 使っているウィンドウズのモバイル状のパソコンのキーボードが小さいせいだ。


 ちっくしょー!

 立ち直れない‥。

 でも、書く。

 普天間問題なのだが、マスコミが民主党に聞いていないことがひとつある。

 それは、「へのこでいけない理由は何ですか」だ。

 へのこのある市の市長も、「反対はしない」という意味で「賛成」しているのだから、それを覆すとすると、どんな理由かということになる。

 福島は、ちょっと前に、記者団に聞かれたわけでもなく、こう答えていた。

 「ジュゴンの海を守れ。」

 もちろん、本音は「米軍出て行け」なのだが、それはいえないので、「ジュゴン」を持ち出したのだ。

 本音では「米軍出て行け」ではない小沢にしても同じ。

 つい数日前、「あのきれいな海を埋め立てるなんてあっちゃいかんでしょ」と演説会か何かで発言した由。

 だったら、「ジュゴンの海を守れ」で交渉したらいい。

 それなりに対応してくれると思うが、でも、本音は「ジュゴン」じゃないから、それも言えない。

 あーあほらしい、と書き込んだのだ。

 他にもたくさん書いたのだが、それも復元するのは気力が続かないので、これで。

何を考えるべきか

2009-12-26 22:40:05 | Weblog
 亀井静香が銀行融資の際の連帯保証人制度を廃止するべきだと言った由。

 大賛成だ。

 こんな制度は日本だけなのだ。(もしかしたら戦前日本領土だったせいで韓国にもあるかもしれないが)

 ニュースソースは2chの経済版だったが、スレでは賛成が圧倒的。

 たまに、連帯保証を取らないと銀行が貸さなくなるという意見があったが、「何のための銀行か」、でちょん。

 連帯保証というのは、要するに何の対価もなしに自分の財産を担保に差し出すのだから、非合理極まりない。

 2chの意見に、せめて銀行は、連帯保証人に対し、当該融資で得た利益の何割かを提供すべきという書き込みがあった。

 なるほど。そういう手もあったか。

 亀井は、また、大手新聞の論説委員を集め、財務省の洗脳にあっている、もっと自分の頭で考えろ、日本の国債はほぼすべて国内で消化されているので心配はないと言ったそうだ。

 ちょっとまえの2chの書き込みでは、国内で消化されているために、なかなかデフレ状態から脱却できない、むしろ外国の金融機関に買ってもらうようにしたほうがいいという意見があって、理屈はよくわからなかったが、なるほどと思ったのだが、ともかく、20年前に赤字国債が100兆円近くになったとき、財務省、当時の大蔵省は、「危機だ」「破綻だ」と大騒ぎした。

 経済、あるいは経済学のことはよくわからないのだが、今現在、破綻状態にないことは確かだろう。

 赤字国債の発行しすぎによる破綻とは、ハイパーインフレによる問題の解決をさすのだから。

 ということは、日本は、破綻していないがゆえに、問題も未解決のままということなのだろうか?

 ともかく、日本の新聞社の論説委員どもは、日経新聞も含めて、20年以上も破綻だ」「危機だ」と言いつづけてなお、今も言い続けているということ、つまり、「まだ破綻していない」ことをどう考えるのか、それをこそ考えるべきだろう。

  もちろん、「まだ大丈夫」とかそんな言葉を期待しているわけではない。

 100兆円で破綻と言われていたのが、1000兆円になってもまだ破綻していないこと、それが意味するところは何か、それをこそ考えるべきだろう。


 

歯軋り

2009-12-24 19:40:09 | Weblog
 今、歯医者に通っているのだが、下の前歯が寒空にしみるので、そう言ったら、歯軋りで象牙質が削れてしまい、それで沁みるんだとのこと。

 いや、意外。

 自分が歯軋りをしているとは夢にも思わなかった。

 そもそも不眠症気味で明け方にうとうとするくらいと思っていたが。

 でも、この間のクラブのワールドカップの時も、気づいたら試合が終わっていたなんてことがたびたびだったので、いつの間にか寝ているのだ。

 それも歯軋りしながら。

 知らなかったなあ、本当に。

 親知らずもつい2ヶ月前にその存在を知ったし、知らないことはたくさんある。

 てほどのことでもないが。

 ドクターハウスを見る。

 ますますかっこよくなってしまい、「おれがなぜもてるのか、わかるか? それはな、おれが複雑だからだ」なんて言う始末。

 それも、8,9歳の女の子に向かって。

 一度別れた妻とまたよりがもどりそうになっていて、現夫で、病気で車椅子の男が、「おれは妻に捨てられそうだ。お前のせいだ。妻を帰してくれ」と迫り、階段を上って逃げるハウスに、車椅子を捨ててよじ登ってすがる始末。

 気おされたか、ハウスはその後、「おれと一緒になってもまた辛いことになる。幸福にはしてやれない」と、彼女に宣告し、同僚から、「あんたは馬鹿だ」と言われ、ステッキをさすりながら思案に暮れるハウス。

 さあ、どうなるか。

 私の予想では、やっぱり、元妻とよりを戻すんじゃないかと思うが、こんな状況でも診断ミスをしないのだからすごい。

 って、お話だけど。

 そのハウスが言っていた。

 「アイスクリームは糖尿病患者には絶対禁物だが、禁じられると食べたくなる。地獄だ」と言っていた。

 私はアイスクリームが昼食だぞ。

 焼き芋にアイスをたっぷり塗って食べる。

 それにプルーン添えると最高。

 これが昼食。

 でも最近は、それも抜いて、一仕事した後に、アイスと焼き芋とプルーンにするようにしている。

 疲れが一気に取れる感じがして爽快。

 本当に糖尿病でなくてよかったと、ハウスをみて思った。

寒くても汗はかく

2009-12-20 17:36:08 | Weblog
 寒空の中をコートを着て1万歩。

 汗がコートまでしみていた。

 汗をかいてもコートまでは届かないだろうと考えていたが、甘かった。

 一冬着るとオーバーコートをクリーニングに出すというのは、外のごみとかほこりとかがついて汚くなるっていうよりも、やはり、内側からの「汗」なのかも。

 常識かな。

 クラブワールドカップ決勝戦を見たが、アルゼンチンのチームのヴェロンというのは、ものすごい極悪人のような顔をしていながら、献身的なプレーをするので驚いた。

 ベテランなので、最後のほうはもうヘロヘロだったが、「いい人」という感じが全面に出ていた。

 とりあえず、今日はこれまで。

 寒い~。 

味方を困らせる人

2009-12-15 20:19:58 | Weblog
 いやはや、なんともへんてこりんなことになってしまったみたいだが、今朝の鳩山のぶら下がり会見みたいな場面での鳩山の発言を聞いて、「正体見たり」という感じだ。

 例の、中国の副主席の天皇会見問題だが、鳩山は「こんなことになって大変申し訳ないと思っている」と言ったのだが、何が申し訳ないのかというと、本来だったらちゃんと歓迎すべきところが手違いでできなくなったと言ったのだ。

 つまり、中国に対して「申し訳ない」と言っているのだ。

 無理してもらったのは天皇陛下なんだから、天皇陛下に「すみませんでした」というべきだろう。

 こいつはだめだ。

 やっぱり日本人は天皇問題がからむと良しにつけ悪しきにつけ、頭に血が上るってことを中国人はいい加減わかったほうがいいと思うのだが、あいつらは「行けいけどんどん」しかないからなあ。

 何しろ町工場で電気自動車をどんどん作っていて、それが地方都市を走り回ってるってんだから。

 それで、電気自動車開発先進国には「技術をよこせ」。

 電気自動車というのはクォーツ時計と同じで、基幹部品が手に入れば簡単に作れるらしいので、その基幹部品を先進国に対して、「早く作れ、できたらおれたちが買って、バンバン作るからさ」という感じだ。

 国連のインフルエンザ部門で働いている日本人の女科学者のことを昨日の日本放送協会の「プロフェッショナル」でやっていたが、ロシアから電話で、わが国で作ったワクチンに国連のお墨付きがほしいと頼み込んできた。

 自分の国で作ったのを自分の国で使う分には国連がかかわる話ではないので自由にやっていいが、輸出をするため、国連の承認がほしいというのは話が違う。

 まずワクチンの検体を提供すべきなのだが、ロシアはそれもなしで、いきなり「承認しろ」と言ってくる。

 電話に出たのは、別の研究者で、彼がことわっていたが、彼女いわく、「ロシアと中国はいつもこれなんだ」とため息をついていた。

 検体の提供を受けても、きちんと検査して承認を出すには2,3年はかかるのだそうだが、ロシアや中国はそんなのいつもお構いなしでやってくる。

 なるほどね、今回の天皇会見問題とまったく同じだ。

 しかし、あまりにも自民党のというか、谷垣総裁の影が薄い。

 大体、今、自民党の幹事長って誰なのか?

 知っている国民はほとんどいないのじゃやないか。

 河野太郎がなっていたら、ずいぶんちがうと思う。

 河野太郎は、親父に生体肝移植を行ってから、一皮向けた感じがする。

 今回の混迷のもっとも根本は、小沢が、今や誰も相手にしない社民党と組んで、それを基盤にしてしまっているところにあるのだろうが、それはあめりかだって専門家はわかっているのだろう。

 それともそうでもないのか。

 日曜日、久しぶりに日高レポートとやらを見たが、二人の女性ジャーナリストがオバマを酷評していた。

 いわく、彼は味方を困らせる人だと。

 なんか、いそうだ、そういう人。

 鳩山もまさにそういう人なんだろう。

 「困らせられる」というのは、本当に困ったちゃんで、「こいつはだめだ」、となかなかならない。(私はもう決めたけどね)

 基地問題だって、一番困るのは普天間の住民なんだが、しかし、住民を巻き込む重大事故が必ずおきると決まったわけでもないので、それまでは「困った困った」で過ごしてしまう可能性がある。

 基地があるおかげで生活だって成り立っているんだし、ということで、このまんまずるずるいったって支持率が危険水域まで下がるかどうかはわからないわけだ。

 

鳩の謎

2009-12-04 18:34:52 | Weblog
 しかし、鳩山って、ことここにいたっても、顔つきはぜんぜん余裕がありそうな顔をしている。

 「成算」はあるのか。ここまできちゃったら、やっぱり「へのこ」にしました、なんて言えないだろう。

 「へのこ」を抱えて、移転容認の現市長なんて完全に下駄はずされちゃって、このままでは来年1月だという選挙は、反対派が勝つだろう。

 それとも、最後は「へのこ」があるから、それまで時間かけて「ガス抜き」しようというのか?

 あるいは、本気で脱アメリカ、親中国路線なのか?

 2chに、この次に自民が政権に就くとしたら一気にかなりの右旋回になる可能性があると書いているやつがいたが同感。

 私はもともと基本的に「右」なので、たとえば憲法改正の必要性なんかも今回のごたごたで一気に表面化することを望むのだが、しかし、鳩山がまた憲法改正派だというのだから、本当にわけがわからない。

 まあ、私としては高速道路無料化をおき土産にしてくればそれでいいのだが。

 しかし、今2chと書いたが、時々、マスコミなんかでは絶対にお目にかからない見方にでくわすので、なかなかやめられない。

 先に書いた「このあとは急激に右旋回」という書き込みを見た少し前、日本で20年近くデフレ的状況が続いているのはなぜかという疑問に、「日本は国債をほとんど全量国内で消化しているからだ」という書き込みがあった。

 なるほど、これだな、デフレの原因は。

 国債を全部国内で消化しているから、いくら発行しても大丈夫という意見があって、実際、1000兆円という天文学的数字になってもまだデフォルトしないのは、まさに国内でまかなっているからには違いないのだが、実はその代わりに、デフレという対価を払っているのだ。

 理論的にどう説明されるのかはよくわからないが、事実に沿っているし、きっとこれが正解にちがいない。

 じゃあ、どうすればいいかというと、この投稿主は、政府紙幣の発行だという。

 要するに、国が発行するクーポン券みたいなものか?

 これも、この次の政権の課題ということになるだろうが、それができる自民党というのも、なかなかイメージしづらいのが、難。

 マイケルムーアが、資本主義はもはや限界だと、日本放送協会で言っていたが、同じことを、ムーアが攻撃する、デリバティブの親玉が言っている。

 で、彼らの目線は、中国にあると、親玉自身が明言していた。

 中国こそ、われわれに残された希望だとかなんとか。

 もちろんそれは、彼らに唯一残された投機の場だという意味だ。

 要するに、中国は、搾り取り甲斐のたっぷりある無数の豆があるということなのだろう。

 ともかく世界は曲がり角に来ている。

 要はそれをどこまで親身に考えることができるかだ。

往きも帰りも

2009-12-03 17:36:52 | Weblog
 一昨日は往き帰りとも人身事故のためJRは大幅遅延。

 今日も「往き」が人身事故で大幅に遅れた。

 「帰り」はどうなるだろう。

 しかし、民主党は、マニフェストを実行することが景気対策みたいなことを言ってたんじゃないかな?

 それを、これ以上赤字国債は出せないからとマニフェストを先延ばしするなんて、もしそれが本当なら、鳩山政権は本格的にやばいことになるかもしれない。

 ただし、政権が崩壊するということは、たぶん、ない。

 それよりもっと悪いこと、国民とおんぶだっこで両者ともずるずると沈んでゆくのではないか。

 そんな今日も今日とて、禁煙監視員の腕章を巻いた男女、違法駐車摘発要員たちが町を我が物顔でのし歩く。

 おかげで町は相変わらず、ごみは少なく、きれいはきれいだ。

 不景気なら、普通、町は汚くなるのだが、そうでないのが異常。

 これは、最後は公務員だけが生き残るという未来を予見しているのではないか。

 せめて、子供手当てと高速道路無料化くらいは国債を日銀に引き受けさせてでも財源を作って実行せよ、だ。

 しかし、財務大臣がそもそもあれじゃなあ。

 長妻と一緒で、目が泳いではいないか?

 しかし、気になるのが、社民党が持論を強く主張すればするほど、連立から追い出される可能性は低くなると踏んでいるような感じがあることだ。

 ガス抜きのために言いたいことを言わせておいたところが、本人、勘違いしてその気になったというところではないか。どうもそんな気がする。

森繁劇場2

2009-12-01 16:57:37 | Weblog
 森繁が死んで小林信彦が何か書くだろうと思ったが、何も書かないみたいだ。

 週刊文春をみたら、「森繁に会ったら、どうぞ遊びに来てください、うちの女房が喜びます」と言われたが、うちの女房が喜ぶとはどんな意味だろうと思った、というこれまで何度も目にした「疑問」が書かれていただけだった。

 しかし、小林の「日本の喜劇人」で、森繁の「社長シリーズ」について、喜劇には、ハリウッドの、ビリーワイルダー監督の「お熱いのがお好き」のような、脚本を重視し、役者は必ずしもコメディアンでなくてもよい、シチュエーションコメディと、チャップリンやキートンのような、役者の「芸」を鑑賞すぅ喜劇の2種類あるが、森繁の社長シリーズは、森繁その他の芸を見る映画である、と書いていて、あれ?と思ったことがある。

 私は、社長シリーズは日本風シチュエーションコメディだとずっと思っていたからだ。

 しかし、言われてよく考えると、小林が正しい。

 社長シリーズがシチュエーションコメディのように見えるのは、森繁の「芸の力」でそう見せているだけなのだ。

 つまり、森繁は、芸の力で自分の周囲に「状況=シチュエーション」を作ってしまうのだ。



 ところで、以前に比べればそうでもないが、ウィンドウズは依然、「勝手な勧誘」が多くて困る。

 勧誘画面がしつこいので、エクスプローラー7を8に変えたのだが、インストールにむちゃくちゃ時間がかかる。

 何か変だなと思いつつ、一応インストールを完了させたのだが、以後、ウェブ閲覧がまったく安定せず、システムを初期設定に戻したのだが、戻しても、不安定が続く。

 困ったなと思い、イーモバイルに電話をかけたが、待っている間に普通に戻ったので、電話相談を中止し、様子見とすることにした。

 いつものパターンである。やれやれ。