パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

「三峡ダム 地震」でググったら……!

2008-05-13 21:45:50 | Weblog
 寒いなあ。今年はじめてコンビニでおでんを買ってしまった。地球温暖化はどうしたんだ? 

 とはいえ、温暖化防止対策としてやっていること自体は、悪いことではないと思うけれど。

 gooから返事。曰く、「有料ブログサービスならば、テキストの書き出しはできます。御利用下さい。」だった。ただし、そのまま他ブログに移すことができるかどうかは保証できないとのこと。テキストだけだったら、多分できないだろうが……。「商道徳にもとる云々」の私の抗議にたいしては、「わかりました」といった感じ。

 ログイン時ではなく、原稿送信時にセキュリティのための確認が出る問題については、なんらかの原因でそうなることがあるかもしれないという、全然無意味な返答。私は、gooでは、デフォルトで原稿送信時に確認するようになっているのか?という質問だったのだが……。

 返答を読んだとき、デフォルトではログイン時に設定されているが、なんらかの原因で、途中でそうなることもあるという風に理解してしまったのだが、今改めて考えると必ずしもそういうことではないみたいだ。

 以前、プリンターの会社に電話相談したとき、「ファイル形式はtiffなんだけど」と話したら、「tiffってなんですか?」と言われて仰天したことがある。たぶん、jpgとかgifだったら、わかるのだろうが。

 その時、電話相談の担当者というのは極めて限られた分野に限って訓練されているのだなと思ったが、今回も基本的にはそういう印象だ。決して広い視野で考えてくれるわけではない。まあ、仕事の内容から言ってしょうがないのかもしれないが……。

 中国四川省で大地震。三峡ダムが溜め込む水の量があまりにも大きく、三年以内に地震を引き起こす恐れがあると、少し前に警告されていたそうだ。言われると、そういえばそんなこともあったかなあ……と思って、「三峡ダム 地震」でググったら、出てくる出てくる、きりがない。

 まず、三峡ダム完成時の全長は約570キロ。東京・大阪より少し長い。新幹線で三時間突っ走ってようやく渡りきれる長さだ。(もちろん、縦の長さだ。そして、その上流の端っこに今回地震にみまわれた重慶がある。)ちょっと想像もつかないが、これだけ巨大だと、その圧力で地震が起きる可能性があると、2006年に、香港の人権団体が指摘した。ダムの影響で場合によっては地震が起きることは、有名なフーバーダムをはじめ、これまでに何度も例があるらしい。(どうやら、「重さ」だけでなく、近所に断層があると、そこにダムの水がしみ込んで潤滑油になってしまうこともあるらしい)

 そのため、三峡ダムの影響を危惧した中国国内の科学者も含め、科学者団体が、2006年、水位156メートルを越えてはならないという警告書を中国政府に提出した。(香港の人権団体の「警告報道」は、これを受けてのもののようだ。)政府はこれを無視、というか、開発スピードを上げ、2006年9月に156メートルを突破、案の定、三峡ダムの上流地域では群発地震が増えたが、政府は、これも無視、さらに、完成を9ヶ月前倒しにする決定をした。云々カンヌン。

 本当にきりがないのだが、遂に地震が起きてしまったことを受けて、中国政府はつい先刻、「三峡ダムは、重慶で起きた地震の影響は受けていない、工事は順調に進んでいる」と発表した。

 いや、三峡ダムの影響で地震が起きたかもしれないという、反対の話なんですけど……。

 警告を発した香港の人権団体の声明には、「もし、完成した三峡ダムが崩壊したらその被害は想像を絶する」とあったけれど、「今回の地震で地盤は固まった!」とか言って、工事をすすめるんだろうなあ。

 予定では、今年中に発電機を設置だそうです。

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