活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

民主党「乗っ取り」野田一派の狼藉ぶり

2012-07-04 21:28:40 | Weblog
自公に屈辱の歩み寄りをはかり、消費増税法案を衆院通過させた経団連の愛玩野田佳彦首相。その野田は法案に反対票を投じた、小沢一郎元代表とそのグループ衆院議員や鳩山由紀夫元首相らに対して、「除名」や「党員資格停止」の処分を課した。

消費増税については、国民の6割超が反対している。政権がこれを無視して、増税法案を強行して成立させることは、民主主義への重大な挑戦である。だから、やってはいけないことだし、民主党公約もそのとおりになっている。

ところが、野田ら民主党「乗っ取り」グループは、国民との公約を一方的に破った。いわば「謀叛人」である。その謀叛人が国民との約束を忠実に守ろうとした議員たちを上述のとおり処分した。本末転倒であり、その狼藉ぶりは断じて許されないことである。

もはや民主党には正義はなくなった。転落と分裂の同時進行の始まりと捉えたい。

維新の会大阪市議団が政調費流用疑惑

2012-07-03 22:56:40 | Weblog
昨年11月27日行われた大阪府・市ダブル選前に維新の会大阪市議団が、大阪市内で開いた政治集会は橋下市長によれば、「選挙活動ではない」とのことである。選挙前に人を集めておきながら、今になって否定し開き直る言い訳けは、苦しまぎれの即興を聞いているようである。

問題にされているのは、この政治集会に政務調査費315万円が使われたことにある。この政調費は選挙活動や政党活動に使うことができないと規定されている。規定どおりに解釈すれば政治集会に使えないことは誰の目にも明らかである。

ところがである。橋下市長は政調費使用について、「グレーな部分は厳格に改め、真摯に反省する」(7/3朝日新聞)と弁明はしたものの、315万円については返還する必要はないと語ったという。これほどルーズな市長とは思わなかった。市民から集めた税金が、このような使われ方をしていること、市民に申し訳けが立たないはずである。

市長が素知らぬ振りをする理由は、やましいカネを返還することは維新の会や自らのイメージを汚すと考えているのだろうか。カネを返さない方がかえってイメージダウンになると思うのだが。

それにしても他者にはきびしく、自己や身内に甘い橋下政治の本領発揮である。多数派で固めた身内の維新勢力を利用して、税金315万円の政調費が、うやむやのうちに葬り去られようとしている。

万死に値する野田首相の敵前逃亡

2012-07-02 13:42:14 | Weblog
国民との公約を一方的に破棄し、自公に寝返りした経団連の雇われ人野田首相。その野田が消費増税関連法案に造反した民主党議員57人をきょう2日にも処分するというから、ちゃんちゃらおかしくてしかたがない。

党員資格停止処分が大方の見方であるが、どのような処分であろうと、民主党分裂は避けられないところまできてしまった。その首謀者は小沢一郎ではなく、国民への造反者野田佳彦である。

野田が政治生命をかけるとしていた消費増税の「邪悪な野望」を、自公と密室で談合までして衆院を通過させたことは、国民を完全に愚弄するものだった。

一体、いつ自公の軍門に下るよう国民が求めたのか。求めた覚えはない。民主党議員の大勢は野田ら政権幹部を処分する気はないらしい。政権交代の意味を理解できない野田ら幹部に迎合している姿が嘆かわしい。小沢と比べてどちらが罪が重いか考えて見たらいい。答えは明白だろう。

野田こそ国民に対する造反者ではないか。その罪状は万死に値する。「敵前逃亡」野田を引きずりおろさなければ将来の展望は開くはずがない。

オスプレイ墜落は「人為ミス」の大うそ

2012-07-01 22:08:01 | Weblog
日米両政府が沖縄や本土に配備し、訓練しようとしている「未亡人製造機」MV22型オスプレイ。

森本防衛相はオスプレイの墜落事故が相次いでいるにもかかわらず、米報告書を頭っから信じ込んでいるおめでたい大臣である。その報告書では墜落するのは、機体に問題があるのではなく、「人為ミスだった」と結論している。

しかし、09年に米議会政府監査院が墜落原因を、「設計に問題がある」と指摘していた。その後も生産は続き墜落が相次いだ。要は欠陥機なのである。そんな危なっかしい飛行機が日本上空を、「我が物顔」で飛んでいいはずがない。

ところで何が何でも沖縄に配備したい、「米のいいなり男」森本のことである。森本にしてみれば、米報告書の人為ミスは願ったり叶ったりで、これほどありがたいものはなかった。機体に欠陥があるということになれば、何時まで経っても沖縄配備に協力できないからだ。

墜落原因を機体の欠陥から、「人為ミス」にすりかえてまで強行配備しようとする政府・防衛省。沖縄の基地縮小などいっさい考えない無策・無能のごまかし集団であることが、これほど鮮明になったことはかつてない。