活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

細野原発相へ、こんな聴取会だったら要りません

2012-07-17 13:31:05 | Weblog
会場が騒然としたことは当然のことである。7/15仙台市で開催された、将来のエネルギー政策についての意見聴取会のことである。

政府が示した2030年度における、原発依存割合「0%」「15%」「20~25%」の3案について、それぞれを支持する9人が意見を述べていたが、はっきり言って「やらせ」以外の何者でもない茶番だった。

地元の意見を聞くというのに、なんで東京・神奈川在住者の3名が意見を述べたのか。地元以外を外すことが本筋だろう。また、選りに選って、原発推進の東北電から2名も出てくるのか。

人選そのものが不透明だったことからヤジも飛んだ。一時中断も余儀なくされた。参加聴衆が聴取会事務局で故意に人選の操作をしていたことに感付いたからである。

荒れる聴衆をなだめるため細野原発相が、「コンピューターでランダムに選んだもので、いろんな方がくるのは仕方がない」と説明していたが、これほど白々しいものはない。

見え透いたうそを聴かされる側も堪ったものではないだろう。こんな馬鹿げた聴取会は誰も納得しないからである。そして、最大の問題点は税金が無駄遣いされることにある。3案に3名づつが意見を述べることにどれほどの意味があるのか。世論の大勢と異なる「15%」「20~25%」の意見を計6名に述べさせること自体、「やらせ」だと思う。

原発再稼働に弾みをつけたい野田政権の底に流れる、「国民の命を粗末にする」政治には限りない悪意を感じる。細野原発相さんよ!いますぐ何の役にも立たない聴取会をやめられたらいかがですか。