東京電力利用の家庭用電気料金が、9月1日から平均8.5%値上げされることが決まった。使うほど値上げ率はアップするから、多くの家庭では平均以上の値上がりを覚悟することとなる。
ところで値上げを認可した枝野経産相は、典型的な「二枚舌男」である。あるときは消費者の味方ぶったり、あるときは平気で裏切ったりと、そのときに応じて態度を変化させるからだ。
企業としての社会的責任を放棄した東電に対して、世論は破綻処理させるべきとの意見が圧倒的であったにもかかわらず、何を考えたのか救済策を発表したときには、開いた口が塞がらなかった。
この救済策は融資銀行団と株主の利益を最大限保護することが目的だった。要は消費者の利益より、資本家の利益を最優先したのだ。
言うまでもなく東電救済策のシナリオを描いたのは他でもない銀行団である。その銀行団は融資金を間違いなく回収するため、実質破綻の東電を再建させると称して、電気料金値上げを強く主張していた。こうして銀行団のシナリオどおり進められ、値上げがすったもんだの末、認可された(この認可も偽装された)が、このことはちょうど1年前から経産省も銀行団に同調、計画していたことだった。
値上げ幅も10%超と高めに設定したが、8.5%に落着させた。これも最初から世論の反発を計算しての工作だった。「出来レース」の茶番が演じられていたわけである。
それにしても国民を巧妙にあさむく、枝野の二枚舌ぶりを改めて認識させられた次第である。「戦犯」がいつまでも重要ポストにいること、強烈な違和感をおぼえる。
ところで値上げを認可した枝野経産相は、典型的な「二枚舌男」である。あるときは消費者の味方ぶったり、あるときは平気で裏切ったりと、そのときに応じて態度を変化させるからだ。
企業としての社会的責任を放棄した東電に対して、世論は破綻処理させるべきとの意見が圧倒的であったにもかかわらず、何を考えたのか救済策を発表したときには、開いた口が塞がらなかった。
この救済策は融資銀行団と株主の利益を最大限保護することが目的だった。要は消費者の利益より、資本家の利益を最優先したのだ。
言うまでもなく東電救済策のシナリオを描いたのは他でもない銀行団である。その銀行団は融資金を間違いなく回収するため、実質破綻の東電を再建させると称して、電気料金値上げを強く主張していた。こうして銀行団のシナリオどおり進められ、値上げがすったもんだの末、認可された(この認可も偽装された)が、このことはちょうど1年前から経産省も銀行団に同調、計画していたことだった。
値上げ幅も10%超と高めに設定したが、8.5%に落着させた。これも最初から世論の反発を計算しての工作だった。「出来レース」の茶番が演じられていたわけである。
それにしても国民を巧妙にあさむく、枝野の二枚舌ぶりを改めて認識させられた次第である。「戦犯」がいつまでも重要ポストにいること、強烈な違和感をおぼえる。