活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

橋下ペテン師、大飯再稼動を一転容認

2012-06-02 09:29:01 | Weblog
そろそろ橋下劇場も「終幕近し」ではないか。あれほど関西電大飯原発再稼働問題で、野田政権と対立していた橋下徹大阪市長が、5/31一転、再稼働を認める発言をした。事実上の「降伏宣言」である。

1カ月前の4月下旬には、松井大阪府知事と官邸に乗り込んで、官房長官らに「慎重な判断を求める」と伝えていた男である。これも人気を取るための公費を使っての演出だった。

つい最近の5/19には、細野原発相が関西首長会合を前に、再稼働に理解を求めていた。橋下は「認めないが1~3カ月の臨時運転もあるのでは」と政権におもねた提案をした。この時点で大飯再稼働させることへの「批判封じ」の工作を開始していたのである。

このようにあっけなく橋本が豹変したのは、原発推進の旗頭で親分と慕う、ネオコン石原慎太郎都知事や安倍晋三元首相に懐柔されたことと、経済界の圧力に屈した結果のものと考えることができる。政治に信念のない橋下を象徴しているではないか。

人気を保つため、マスコミを最大限利用してきた橋下型劇場政治。中身のない薄っぺらなことしか演出できなかったため、次々とメッキは剥がれてきた。

これも最初から分かっていたことだが、「脱原発」は偽装だった。支持者への背信行為はこれからも続くことだろう。今後どう取り繕うのか見物である。


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