高利貸し大手「武富士」の元会長から長男への資産贈与分に、課税の是非が争われていた裁判で、最高裁は東京高裁判決を覆した。
判決では長男が「税金逃れ」で海外移住したとの国税庁判断は誤りと指摘。課税したことは違法であるとした。これを受けて、国は長男側に利息を含め、約2000億円を返還するという。
なんとも釈然としない判決であった。高裁判決が常識的であり、妥当と考えていたからだ。最高裁には正義はないとの思いと、判決への不満が交錯する。
この件で思い出すのは、小泉純一郎元首相とコンビを組んで、弱者切り捨て政策を進めた、竹中平蔵元金融大臣のことである。
竹中も武富士元会長長男のように、海外に住所を移し、巧みに「税金逃れ」をしていたというから、同じ穴のムジナのようなものと考える。
小泉‐竹中政治に迎合していた新聞は詳しい報道をしなかったが、週刊誌や雑誌では大々的に取り上げされていたものである。国会でも問題にされたが、有耶無耶のままで追及されていないこと残念であった。
すでに時効が成立したものもあろうが、税制度の公平さを維持するためにも、もう一度焦点を当て、解明することが必要と考える。
判決では長男が「税金逃れ」で海外移住したとの国税庁判断は誤りと指摘。課税したことは違法であるとした。これを受けて、国は長男側に利息を含め、約2000億円を返還するという。
なんとも釈然としない判決であった。高裁判決が常識的であり、妥当と考えていたからだ。最高裁には正義はないとの思いと、判決への不満が交錯する。
この件で思い出すのは、小泉純一郎元首相とコンビを組んで、弱者切り捨て政策を進めた、竹中平蔵元金融大臣のことである。
竹中も武富士元会長長男のように、海外に住所を移し、巧みに「税金逃れ」をしていたというから、同じ穴のムジナのようなものと考える。
小泉‐竹中政治に迎合していた新聞は詳しい報道をしなかったが、週刊誌や雑誌では大々的に取り上げされていたものである。国会でも問題にされたが、有耶無耶のままで追及されていないこと残念であった。
すでに時効が成立したものもあろうが、税制度の公平さを維持するためにも、もう一度焦点を当て、解明することが必要と考える。