活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

首都圏、広範囲で放射能汚染か

2011-10-15 22:46:50 | Weblog
私の住まいは千葉県北西部に位置する。「東葛地区」と呼ばれ、人口は約170万人を数える大所帯である。福島第一原発から、ちょうど200キロ離れているが、放射能汚染された「ホットスポット」である。

土日などは付近の公園で多くの家族連れで賑わいがあったが、「ホットスポット」にされてからは、なぜか閑散としている。親としては子供を土や水に、心情的に触らせたくないのだろう。

9月時点では、東京や神奈川県での放射能汚染は観測されていなかった。しかし、最近になって、原発から250キロ離れた横浜市港北区の道路の側溝から、高濃度の放射性ストロンチウムとセシウムが検出されたことを横浜市が発表した。驚きとともに、ついに「来るべきものが来た」という事態になったこと憂慮している。

なにしろ港北区の数値は、原発周辺20キロ圏内と同程度か上回るというから、もはや、首都圏は広範囲に放射能汚染されているものと推測する必要がある。

政府、東電、財界、マスコミの「原発利益共同体」は事故は収束に向かっていると、根拠なきデマを相も変わらず流し続けきた。原子炉の底が抜けていながら、「冷温停止」とはよく言えたものである。こんなひどい状態でも、野田が「原発再稼動」を公言した。許せないものがある。日本の政治を根本から変えなければならないこと痛感する。

カネに不自由しない原発利益共同体は、すでに反転攻勢に転じた。未曾有の大災害を起こしておきながら、誰も責任をとらない無責任ぶりには怒り心頭である。そして「ホットスポット」からは原発事故は改善どころか、より深刻であることを強調しておきたい。