経済同友会の夏季セミナーで、菅首相が掲げる「強い経済、強い財政、強い社会保障」を実現させるため、どれを優先させるかについて、各会員から「経済成長」を優先させるべきだとの意見が多数を占めたという。(7/16朝日新聞)ありふれた意見で目新しさはなにもない。あるのは社会保障を捨て去ってまで、さらなる利益を拡大したい欲望だけである。
傘下企業の経営者は財務体質に余裕がありながら、従業員を粗末にしてきた。リストラ・賃金の抑制に加えて非正規雇用の拡大など、あらゆる手を使って人件費の圧縮に努めてきた。社会保険料を払いたくない一心だけに。人間としてのかけらもない経営者の集団である。
非情な経営者たちに職を奪われ、貧困生活を余儀なくされた働く人たちは数知れない。実は社会保障を崩壊させた首謀者は、この経営者たちである。
企業との折半だった社会保険料を、全額自己負担している従業員が増え続けている現状を見過ごすことはできない。日々の生活に事欠き、国保料、年金保険料の未・滞納が増えていることは、深刻な財政危機に陥っている原因となっている。由々しき事態ではないか。
同友会が求める経済成長が実現したとしても、経営者たちが社会保障の充実に方針転換することは今後もあり得ない。目先の利益を確保したいため、馬鹿馬鹿しい社会保険料を負担するつもりなどさらさらないからだ。
政府はこのように堕落した経営者たちの要求に応える必要はない。人間を粗末にする企業に成長はないからだ。
傘下企業の経営者は財務体質に余裕がありながら、従業員を粗末にしてきた。リストラ・賃金の抑制に加えて非正規雇用の拡大など、あらゆる手を使って人件費の圧縮に努めてきた。社会保険料を払いたくない一心だけに。人間としてのかけらもない経営者の集団である。
非情な経営者たちに職を奪われ、貧困生活を余儀なくされた働く人たちは数知れない。実は社会保障を崩壊させた首謀者は、この経営者たちである。
企業との折半だった社会保険料を、全額自己負担している従業員が増え続けている現状を見過ごすことはできない。日々の生活に事欠き、国保料、年金保険料の未・滞納が増えていることは、深刻な財政危機に陥っている原因となっている。由々しき事態ではないか。
同友会が求める経済成長が実現したとしても、経営者たちが社会保障の充実に方針転換することは今後もあり得ない。目先の利益を確保したいため、馬鹿馬鹿しい社会保険料を負担するつもりなどさらさらないからだ。
政府はこのように堕落した経営者たちの要求に応える必要はない。人間を粗末にする企業に成長はないからだ。