活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

自壊民主党、トップは脳死状態

2010-07-16 22:56:26 | Weblog
こんかいの参院選で大敗した民主党執行部への批判が噴出している。当然のことである。寄せ集めの民主党は、「オール自民党議員」の集まりでもある。国民のことなど、何も考えない自民党政治が行われているのだから、生活が向上するはずがない。

参院選の最中に、枝野幹事長が民主党の敗戦を見越して、こんなことを言っていた。曰く、「みんなの党と行政改革や公務員改革でかなり一致している。政策的には一緒にやっていける」と。すでに過半数を制することができない、敗戦の弁と受け取れるものだった。

このことは、枝野が責任を回避するための手段として、みんなの党と連立して、参院での主導権を握るために思い付いたものだった。すべて自己の保身のために。

民主党も落ちぶれたものである。「上げ潮」路線で経済成長を図る、小泉改革の信奉者で保守主義者、渡辺喜美代表にすり寄るとは。しかもポピュリズムを利用しただけの実績ゼロの政党にである。

世間の反応をよく考えないで、迂闊な発言をした菅首相や枝野幹事長が、進んで党勢衰退を招いた責任は取り返し困難である。今後の党運営をまかすことはできないだろう。前途も多難で、空中分解も予見される。一枚岩でない民主党を象徴したものといえる。

民主党は「偽装自民党」である。民主党が政権の座に就いたことは、国民にとっては悲劇のことだった。これを見抜けなかった有権者の目も、伏し穴だらけだったということになる。