Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

番外編370. イレギュラーなことばかりで・・・

2018年07月14日 | diving

 さて沖縄から昨日戻ってきた。今回のダイビングでは水中での撮影を全く行わなかった。

 というのも水中の地形を把握したり、魚を観察したり、中性浮力の練習に没頭したためだ。出かけたダイビングポイントも、過去ログに数多くアップしてあるので、たまには撮影機材を持たないダイビング。そのほうが軽く動きやすいことこのうえない。

 それに4日間のダイビングでなか二日間は台風8号が先島諸島を東から西へ通過した。画像は台風が最接近する朝の北谷町のダイビングビーチ。1時間ぐらいなら潜れる可能性はあるが、すでに遠くに大きな波が立っているのがみえる。まあ今日はやめておこう。

 この日は夕方まで強い風か吹きつけ、なすすべもなく、サッカーのワールドカップの録画をみつつすごすほかなかった。翌日もかえり風で波が高く、2日目もさっさとダイビングはあきらめ博物館へしけこんだ。少し美術関係の文献を探していた。結局初日と4日目に慶良間諸島へ出かけることはできたから、まあ二日間潜れたわけだが、いつもとは少しイレギュラーだ。

 それにしても1週間パソコン関係の電源をすべて落としていたら、Mac proのLGモニターが全く映らない。最近のPCは電源を落とすとろくな事がないようだ。ついでにMac miniもすこぶる動作が緩慢だ。まったくPC環境の方もどうなったんだい。

 ダイビング画像は撮らなかった、台風が通過していった、Macのモニターは映らない、そんなイレギュラーなことばかりで少しバタバタとしている。そんなわけで今はブログを書く意欲がない。まあiPhoneの画像でも貼っておこう。

 

沖縄県北谷町

iPhone7S

 

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PE LIFE1540. 一週間ブログは休みます

2018年07月08日 | diving

 一昨日からスマホに緊急速報が頻繁に流れ、京都市も鴨川沿いと桂川沿いの町で避難勧告とあいなり、ライブ画像をみると桂川から氾濫するかなとと予想しつつ。だからパソコンには鴨川と桂川のライブ画像と気象庁のレーダー画像を出しっ放しにしていた。そのレーダー画像で京都は豪雨から免れつつあるという理解をして10時間は熟睡しただろうか。朝起きたら水位は下がっていた。

 しかし7月7日正午時点で、京都府に警戒警報が発令されている。レーダーでみると、四国の強い雨を降らせる雲が夕方には京都府を通過する図式だ。しかし、よく考えると、それは南からの暖かい空気が四国の山岳地帯にぶつかって集中豪雨が発生しているのではないだろうか。だから京都は、その後豪雨にはいたらなかった。それより山岳地帯の岐阜県で豪雨の可能性が高いようだ。

 うろ覚えだが、たしか河川の断面積と流量で水量を測定する予測式があった。さらにエリアを定めると降水量がわかるから、土中などに浸透する低減率をかけて河川に流れる流量が試算できるから、川の断面積×流域長などのモデルにあてはめればよかったのかな?。それをすべての水系毎に算出し、上流、中流、下流部と積算するといった数式で、各地点の河川の断面流量がわかるから、堤防の高さをどれぐらいにするかが決まってくる。略式計算が無かったかな?。いまはパソコンで簡単にわかるはずだが。

 だからそうした堤防の計画値を越えれば洪水の可能性が予測できる。つまり洪水は大きな河川では少なくとも1時間前ぐらいに予測できそうだ。だから予測値を公表してくれた方がよいのだが、メディアは、「最大限の警戒を!」と呼びかけている。その最大限の警戒とは何を意味するんですか?、通例の警戒とはどこが違うんですか?、と問いかけたくなるほど曖昧な表現であり、実に非科学的メディアだ。メディアは情報が集まっているのだから少しは自分達の手で計算してよ。

 まあ気象庁がいいだしっぺなのだが、彼らは計算した上で最大限の警戒といっているだろう。その計算プロセスを公表しないと、あまり説得力がないけどな。そんな集中豪雨も各地に多大の被害を残しつつある。やはり無理に開発したとおぼしき新興住宅地は弱いですね。

 さて日曜日からダイビングで沖縄へ。

 7月10日午後は大型台風8号マリア(920hPa)が沖縄県にくる予報。今日時点の予報では、少しだけ進路が南にそれてきた。いっそこのままズレてフィリピンへ行け!。もちろん台風通過後でも波が高くて2日や3日はダイビングができないことがあるかもしれない。そんなときに備えて街歩き用の撮影機材を持参しよう。7月2日のブログに従えば「中学校で地理を教えるF氏が韓国へ!」、このシステムだな。

 それに台風通過で外にでられない時の時間つぶしに備えて哲学の本でも持参しよう。台風で潜れないかもしれない。こんなオフ・ダイビングの予定を考える時って意外に楽しいのだが。

 そんなわけで沖縄でダイビング(潜れたらですが)のため、金曜日までこのブログは休みます。

 

沖縄県慶良間諸島儀志布島サンドトライアングル

OLYMPYS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm,f/1.8

ISO200,露出補正-0.7.3,f/5.6,1/80

 

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Nikon Freak164. 類列共生?

2018年07月07日 | diving

 しまった!、共生・・・、その類型が3タイプあるという話をききつつ、ログにメモしたが自分の略字がわからない(笑)。共生、類列共生、寄生だったかな。その類列ということばがWEBに出てこないな。私の書き違えかな?、あーーっやれやれ。しょうがないから私なりに再定義しちゃおう。

 矢印が利益を与える方向で、×が反利益とすると・・・

A←→B、A→→B、A×××Bという構造があってA←→Bが共生、A×××Bが寄生、従ってA→→Bは、類列共生と定義しておくことにする。

共生:双方の生物が関係することが双方に利益がある場合。あるいは異種の魚が相手の足りない点を補い合いながら生活する現象。例えば、ハゼとテッポウエビ、一方が巣穴をつくり、もう一方が見張り役となるほか、テッポウエビがハゼをクリーニングしたり、ハゼの排泄物をテッポウエビの餌となったりといった場合の相補的な関係。クマノミとイソギンチャクという関係も共生。

類列共生:片方のみが利益をえたり害を被る場合。

寄生:片方のみが利益を得て相手が被害を被る場合。宿主から栄養やサービスを一方的に収奪する関係。

 でっ、画像の関係は類列共生というわけだ。珊瑚の穴に蟹が住み着いて蟹だけに利益があるわけだったかな。サンゴヤドカリガニというのもいるそうだが、これは爪ではなくヒゲだよな。なんだろうか。つまり画像の説明をしたかったわけさ。

 今日も朝から緊急速報がスマホに鳴り響き、避難勧告発令だって。なんだよ松ヶ崎に岡崎かよ、もろ市内じゃないか。土砂崩の危険性がある山だと松ヶ崎は妙法の文字があるよな。崩れると妙法の文字が欠落して五山の送り火になるのかなぁー、それはちと格好が悪いかなぁー。それに岡崎だと金戒光明寺があるくろ谷か、あるいは哲学の道の東側にある山々か。

 そう思っていた矢先に今度は吉田山だぜ。京大が避難するとも思えないが、なんだろうかこれは。どちらでも市内だから避難する人が大変多くなるが、ええのかねぇー。

 松ヶ崎の避難場所が京都工芸繊維大学だって。大体大学といったって広いのだから大学のどこに避難するのですか?。大学も授業をしているのに迷惑な話だ。こういうとき暇な教員や事務員がかり出されるのよね。まあそれも地域貢献という題目があるからさ、義理で・・・。

 昨日からもう10回以上は緊急速報が来ているのだが、京都市も新しいシステムでもいれたんだろうか。だから大いに使ってみようというわけだ。そういうのは馬耳東風にしてはいかんのだが、こちらは当該エリアではないので、やっぱり馬耳東風よ(笑)。

 そんなことを考えていたら、我が町もついに避難準備の緊急速報。さしあたり家の通気口でもふさぐか。あらガァムテープがない。近所の金物屋で調達し、腹ばいになって通気口をふさぐ。こんなもんで床下に水がはいるのを防げるだろうか。多分流されて徒労に終わるかもしれない。結局泥だらけになり、風呂に入り、ウィスキーを一寸。全然緊迫感がない。まあ鴨川のライブ画像をパソコンに出しっぱなしにして、チェックはしてますけど・・・。

 さて今日のプログ画像を撮影したニコンAW130は、お風呂で水没した。水中ではマクロ領域は良い画像を撮影してくれたけど、遠景観の描写力があかんのですね。後継機種W300にするのが穏当なのだけど仕様が大差なく代わり映えがしない。

 来週は沖縄。台風8号が南東方向から沖縄を通過することがわかっているので、まあ2日も潜れれば幸いかな。しかし940hPaだって、でかいじゃないか。うーーん天気図をみると悩ましい。北の高気圧がもう少し下がると台風8号はフィリピンへ抜けるのだが、逆に北に上がると本土直撃で梅雨前線を刺激してくれて猛烈な豪雨だよな。どっちでもいいけど進路が変わらないかな。

 

沖縄県座間味島アイダー

Nikon Coolpix AW130、ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/160

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PEN LIFE1539. 台風7号崩れ

2018年07月06日 | diving

 今日は、朝から頻繁に緊急速報がスマホに流れ避難指示がだされてきた。一応京都市山奥の大原や八瀨である。次第に修学院まで避難範囲が下りてきた。何しろ避難場所が京都工芸繊維大学とあるから、それはもろに市内だ。そう思っていると今度は桂川だ。いずれも山が近くにあるところばかりだ。気象庁のサイトでは、土砂災害、浸水の警報が京都市に出されている。夜になると鴨川の水位が上昇している。

 朝からパトカーのサイレンが聞こえたので増水した鴨川への降り口を閉鎖しているのだろう。カップル名所のあたりは水没し、おそらく堤防一杯に川幅が広がり、橋の桁下1mぐらいまで増水しているかもしれないと思ってライブ画像をみたら、夜はそれに近い状態だ。さらに桂川の方も水位が高い。さて少しまずいぞというのが、昨日の画像だった。

 過去にそんな壮観な鴨川の画像をブログにアップさせたが、京都の話だけで1000回以上アップしているので探しきれない。この堤防を越えると市内は平坦だから広範囲に浸水する。それは、やだなぁーと思いつつ・・・。

 天気図をみると、台風7号崩れの熱帯性低気圧がゆっくり日本海側を北東方向に進んできた影響で日本全国的に豪雨である。恵みの雨のはずが、今はそれが過剰になっている状態だ。

 さて画像は、ヨシズフエダイのバックシャン。この黄色が次第に体全体に広がり。そして秋を過ぎるといなくなるわけだ。まあ大きな魚に食べられちゃうという食物連鎖があるのだろうか。

 こうした生きた魚を見慣れてくると、どうも著しく萎んだ魚の料理が好きになれなくなる。メディアで死んだ蟹など喜々としてつついている風景が私には珍奇に見えてくる。というのもあれってなんか公道でセックスしているみたいな感覚かなぁー。というのも意欲、食欲、性欲は、どれも欲という同一のカテゴリーだからさ。

 今朝市内の河川のライブ画像をみたら、鴨川の水位は下がっているようなので、少し安心した。平安朝の頃から氾濫で悩まされてきた鴨川である。

 

沖縄県儀布島サンドトライアングル

OLYMPUS EM1、M.ZUIKO DG MACROf2.8/60mm

ISO200,露出補正-1.3,f/5.0,1/250

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PEN LIFE1538.  個人的に悩ましい

2018年07月05日 | diving

 今回はマクロレンズで。

 オリンパスのマクロレンズはマイクロフォーサーズシステム初期プロダクトなので解像度も発色も当時風であり、魚眼レンズほど冴えない。そんな地味なレンズだが、透明度の高い海中では遠くから魚を捉えることができるのは意外に便利だ。そうなると今のハウジングに入れる前提で高画質マクロレンズが欲しいところだ。

 というのも、イスタンブールで調達したニコンAW130をお風呂で水没させた。蓋を開けたまま洗ってしまった。ニコンに持参したが修理不可能という評価なので廃棄してもらった。

 さて次はニコンW300という後継モデルがあるが、代わり映えしないな。他方でオリンパスE-M1Mark2のハウジングを調達し魚眼レンズとマクロレンズの2台体制もあるし、キャノンPowershotG7Xという選択肢もあるから悩ましい。小さくかさばらないし面倒がないのはやはりニコンか。これは悩ましい話だ。

 来週月曜日からのダイビングでは、地形や距離感などを得る目的だから撮影はそこそこにしておこうということもあり、急いで機材を補充する必要もないか。

 さて画像の魚はスズメダイとログに記載してあった。スズメダイ科も種類が多く、後で調べれば容易にわかるだろうと思っていたが・・・ちと難儀。多分体型にボリューム感があり群れているし、背中の黄色の反転が今後拡大すると思えばヨシズフエダイか。その呼吸をしていない平べったい魚を人間は食しているわけだ。なんともねぇーー悩ましい。

 それはおいといて、こういうときは魚図鑑とiPadを持って喫茶店にしけこみ日がな1日過ごせるのだが、こういうときに限って国土交通省への申請書類書きの仕事が発生し、3日かけてようやく内容を理解したという難物。ダイビングから帰ったらやりますか・・・。つまり悩ましい話だ。

 悩ましい、悩ましい、といっても個人的に悩ましいだけですけどね。

 

沖縄県儀布島サンドトライアングル

OLYMPUS EM1、M.ZUIKO DG MACROf2.8/60mm

ISO200,露出補正-1.3,f/5.6,1/250 

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PEN LIFE1537. インフルエンサー

2018年07月04日 | diving

 SNSで影響力ある発言をする人をインフルエンサーと呼ぶ。インフルエンサーに共感し後に続く人たちがフォロワーだとWEBでは定義されている。最近人気のあったブロガーが恨みを抱いたと思われる読者に刺殺されるという事件が起きた(6月24日福岡市)。

 日経MJ(6月29日)では、自己責任で情報発信をする際に2つの注意点を挙げている。

 1は、情報の受け手が100%満足することはなく、必ずネガティブに受け取る人がおり、ブログ記事が傷つける意図はなくても誰かを傷つけることもある。

 2はフォロワーが増えればそれを利用する第三者がフォロワーとの信頼関係を損なうことがある。特にインフルエンサーとマーケティングとがどうつきあってゆくかや、アフォリエイト広告などのマネタイズなどとのつきあい方が必要なことを指摘している。

 科学技術の安全性が100%ではないのと同様に、あるSNSの意見に対しても100%の支持を受けることはない。つまりImpulse、あるいはアンチ・フォロワーもいるということだ。だから誰でもが知っていて好き嫌いの意見が述べやすい話題をブログでは扱わないこと。典型はマスメディアの情報を主題として扱わないこと、特に特定の個人に対して、次いでマスメディアの論理で物事を考えないこと、それでも引用するなら出典を記すことでしょう。つまり誰でもが知っているということには共感と反感があるわけだから。

 私が思うに理想的なのは、弁証法的書き方かな。

 つまり共感と反感の関係は、どちらを支持するかで意見が分かれるわけだが、共感:正、反感:反とすれば、それらを包括できる合:アウフヘーベンという見地に立てればよいわけだ。正・反・合というわけだ。そんな物事の正反合を極める、つまり上位の考え方がみつからないというときもあるから、ときには難しいときもあるけどな。

 そんなわけで私のブログも、一般的な話題を扱わないので、その代わりに時々難しいという批判を受けることもある。まあそこは筆が足りなくてと、いって逃れるわけだが。

 前述の社会現象を新聞記事で読むと、ああっ、SNSの論拠無き意見集よりは論文執筆の方がいいよなと思うこともある。つまり定量的な論拠があって論理を展開する方が楽だなと思われる昨今である。

 私がブログを書いているのも、日々の考えや気づきのメモだと思っている。iWeb時代に読者がゼロであってもせっせとブログを書き続けてきたし、それですでに11年は経過した。だから、私自身があとで読み返したりする。

 それを公開しているわけだからブログとはなんだろう。空間でいえば私的空間と公的空間とが重なり合うマージナルスペースに類似しているようだ。つまりブログは、パリのカフェテラスのような存在だ。プライベートな話だけど、関係が無い人には聞かれても実害はないさというお気軽な気分だろうか。人間の意識のなかにもマージナルな領域があるのだろう。

 不思議なのは、ブログ内容が論文のヒントや依頼原稿の元になることが、これまで全くなかったことだ。多分それらはコンテクストが全く違うからだろう。つまり私の原稿執筆には無関係なブログでもある。

 そんな風に考えてゆくと、ブログは日頃のモノを書く頭のストレッチと指の練習だろうと思っている。それで少なくとも白紙の原稿を埋めるというプレッシャーやストレスからは解放された。つまり書き慣れるための訓練なのだろう。私は、ブログとそんなふうにつきあっている。

 

沖縄県慶良間諸島儀志布島サンドトライアングル

OLYMPYS E-M1,M.ZUIKO DG FISHEYE8mm,f/1.8

ISO200,露出補正-1.3,f/8,1/125

 

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PEN LIFE1536. オジサン

2018年07月03日 | diving

 魚にピントが合っていないのには訳がある。

 ダイビングのMSD資格取得で単位を満たしていないスペシャリティコースが一つあった。そこで「魚の見分け方」をとった。そのときインストラクターの先生から課題が出された。「ヒメジ科の魚を撮れ!」。でっ、機材を構えてみてもおらへんのよ。顎下の長いヒゲで砂浜の蟹などを食べるので砂浜がないとさ。

 ようやく3ダイブ目で遠くにいた!。ハウジングには幸運なことに60mmの望遠マクロがはいっていた。先ずは撮っておこうというので2カットだけ撮影し、当の魚は視界から消えた。調べるとヒメジ科のオジサンという名前の魚だ。後で画像をMacでみるとピントが合っていなかったのよ。それでも課題はこなしたのでMSDの資格取得に一歩近づいた。オジサンに感謝というわけだ。

 魚の種目を決めて撮影するというのは、大変難しいことを痛感させられた。先ずは事前に魚の生息場所をしらべて潜るほかないのだが、いるとは限らない。そう思えばプロはようやるよね。

 魚が撮れたので翌日からはERとレスキューの授業だった。何しろ海底にいる水没者をさがし、抱えて浮上させ、レスキュー呼吸をしながら重機材をはずしつつ船へ引っぱって行き、浮力を利用して船に上げ、心肺蘇生という手順がある。それを実際に行動する必要がある。最初はうーーんできるかなと思ったが、まあなんとかやったですね。人を救助するのは、実に大変だということを痛感した。だから人助け!・・なんて簡単にはできないし、安易にいってほしくないよね。

 そんなこんなでマスター・スキューバ・ダイバー(MSD)の資格はとれた。アマチュアだとこれ以上の資格はないから、その上はプロコースになるが、そこまで他人の面倒をみられる力はないですね。まあ一歩前進したというべきか。それにしても水中なんて随分と怖い環境に出かけていると思う。それでもまたやろうという意欲になるが。

 さて京都の街も快適に過ごせるのは朝の8時ぐらいまでだ。昨日は朝学校に行く児童達とすれ違いながらマックに朝飯にでかけた。この時間帯に街が綺麗に見える。デスクワークの前にF3をかついで散歩するか・・・。いやそんな気力がなくなるほど、ジリジリと気だるく暑くなってくる。といって空をみると積乱雲ではない。蝉もまだ鳴かない。沖縄は台風が通過している頃だ。気象庁の予報では、近畿地方の梅雨明け予想は、7月12日から25日のあいだだから、まだ梅雨なんだ。それも雨の少ない暑いだけのカラッ梅雨。

 ワールドカップのライブ中継をみていた。対ベルギー戦、日本リードで進む中、後半アディショナルタイム、終了まで1分程度か、うん!、抜けられた!!、戻りが遅いか!?、試合終了直前ベルギーにゴールを決められる、ベストエイト進出ならず。実力にプラス奇跡が欲しいなぁー、これがサッカーか・・・。

 

沖縄県座間味島七番﨑

OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG ED 60mm/F2.8

ISO200,露出補正-1.3,f/6.3,1/320 

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番外編369. 試論:ハイブリッド・システム、NikonF3HPを加えて・・・

2018年07月02日 | Photographic Equipment

 WEBをみると撮影機材の講釈はくさるほどあるが、そのシステムになるとあまり記述がない。そこで今の時点において、一人で仕事しなければならないプロ研究者のための写りが良い撮影システムを考えてみた。そこで充電なしで使えるフィルム機材は必要であるとする仮説をたてた。そうした仮説のもとに日沖宗広さんの2册の本(注)を参考にしてシステムを考えてみた。

何故システムなのか?

 いつも述べているがプロ研究者は、撮影機材だけもってフィールドへゆくわけではない。研究資料や特殊な機材など他にも多くの道具があるからだ。私の経験では、過去に壁内部を調査する蛍光X線装置をフィールドへ持参する研究者もいた。だから撮影機材程度なら手荷物になる。そして飛行機の手荷物制限もあり機材も限られてくる。そんな制限下で大概の被写体が撮れる最適なシステムを組む必要がある。それにどんな被写体に遭遇するかは、出かけてみないとわからない。そんなわけでいつでも手元に持参できる撮影システムを想定してみた。

 何故単焦点レンズなのか?

 スチール画像では、ズームレンズ1本あればなんでも撮れるからいいさと考えたら、私は間違いだと書いておこう。ズームレンズは何も撮れないレンズ、本来ビデオ用の機材だ。

 というのも被写体をみながらズーミングしている間に被写体は動くし、最初に焦点距離を設定してから構えるのがズームレンズ本来の使い方だけど、それにしても被写体に応じて焦点距離を一々変えるという操作自体が負荷になる。被写体を注視し一番良いシャッターチャンスで撮りたいのが人間の意識。ここは人間の意識を優先させたい。そこをグチャグチャと焦点距離を動かされたら人間の感覚がついてゆかない。そうなると意識は面倒という判断を下して全てを放棄し、とりあえず連写で記録しておこうという形式的な撮り方しかできなくなってくる。そうした一々焦点距離を設定するという動作が新たに加わることが実は煩わしい。だから単焦点レンズの方が簡単でしょ、ということだ。

 あの人類の撮影に長くつきあってきた歴史を持つライカMシステムでさえズームレンズはつくらない(トリプレットと呼ぶ半ズームレンズが1種類あるだけ)。

何故フィルム機材なのか?

 前述したようにフィルム機材を加える理由はデジタル機材のバッテリー問題がある。ホントにすべてを充電式バッテリーに依存して良いのか?。それは世界中で充電できるのか?。毎日充電なんて可能なのか?。そもそも電気は来ているのか。そう考えるとバッテリー完全依存には警戒心が働く。だからバッテリー依存度が低いフィルム機材があってもよいではないかとする考え方も成り立ってくるのではなかろうか。

 そこで今フィルム機材は限られているが代表的なのはライカシリーズ、リーズナブルでお勧めは1980年代以降の機械式機材ニコンFM2やFM3など。手元のニコンF3は、ボタン電池で1~2年位持つのでバッテリーに負荷をかけない。そして、いまそのフィルム機材は中古しかないが大変安い(古くてよければF3+MD4で4万円以下か?)上に、リバーサルフィルムの色がすこぶる良いのです。

 手元にフィルム機材の典型であるNikonF3+MD4(モータードライブ)があったので、これを活かしてハイブリッド・システム化を試みた。MD4を付けたのは、デジタル機材と同等の感覚で使いたいとする全くの個人的嗜好だから、これはなくてもよい。しかし実際ニコンF3+MD4は、これまで世界のあるゆるフィールド(北極とか宇宙へ)で活躍した実績が多々あるけど。余談だが、これみよがしに甲高い音で撮った!、という実感を味わうことはできるだろう。

ハイブリッド・システム化の前提条件

 現在私の手元にある機材でハイブリッド・システム化を試みた。広角、標準、望遠系を必ず入れる、F2以上の明るいレンズを加える、可能ならば接写機能を持たせる、飛行機の手荷物限度7kg以下(ウクライナ航空の機内持込手荷物限度)、以上を前提条件とし、デジタルテレコン2倍を含むフルサイズ換算の焦点範囲(括弧書きはフルサイズ換算の焦点距離)、実際に使用する状態で計測した総重量(含むバッテリー)を加えた。

 ちなみに最新の軽量化された俗に大三元と呼ばれるキャノンシステム(EOS1DXMark2、EOS5DMark4、16-35F2.8L3USM、24-70F2.8L2USM、70-200F2.8L2USM・・・F2.0以上のレンズがない)だと重量5,325gとなり、これよりは軽くすることが条件。さて重さの計測・・調理用の秤っと・・・。

 

 

雑誌社のA氏が取材でエーゲ海へ!

NikonF3+MD4,Zeiss Distagonf2.8/25mmZF T*

OLYMPUS E-M1Mark2,Leica Summilux25mm(50mm)/f1.4,Leica Elmarit Macro45mm(90mm)/f2.8

 コシナ・ツァイス&パナソニック・ライカのレンズによるシステム。写りは綺麗です。焦点距離がほぼ倍々になるシステム。ツァイス・ディスタゴンは1m以内の至近距離を除けば、ピントを合わせなくてもパンフォーカスで撮れるから、広角レンズにオートフォーカスは不用といってもよい。マクロエルマリートは接写もでき、オリンパスのボディはデジタルテレコン機能で180mmのレンズにもなる。当然画像情報量は1/2以下になるけど、使うかどうかわからない重たい長焦点レンズを加えて荷物を増やすよりは、こちらの方がよいのでは。デジタル・ミラーレスなので比較的軽いシステム。まあ雑誌社のA氏がエーゲ海の観光地や美術館やレストランなどを取材するといった具合に。特に料理を撮影するときにこの45mmマクロレンズは活躍するだろう。各国を歩くから3.3kgと比較的軽いシステムにした。

焦点範囲:25-180mm

総重量:3,335g

 

 

 

工芸作家のB氏がインド・中近東へ!

NikonF3+MD4,Zeiss Macro Planarf2.0/100mmZF T*

OLYMPUS EM1-Markk2、M.ZUIKO DGf2.0/12mm(24mm)

Leica SUMMILUXf1.4/25mm(50mm)

  すべてF2.0以上の明るいレンズで構成したシステムだから、美術館や博物館といった暗いところで使えるシステム。マクロ機能のあるツァイスプラナーの写りは秀逸。だからNikonF3とマクロプラナーが重たくても撮りごたえがあるので、持参しても後悔は少ないだろう。オリンパスにはデジタルシフト機能があるからあおり撮影が使えるので物撮りにはよいかも。工芸作家のB氏がインドや中近東へ美術館や個人コレクション見学などの資料収集といった場合の使用をイメージしている。マクロプラナーなら接写も等倍まで近寄れるので小さな工芸品を撮るのには最適だろう。この場合暗いところではストロボが別途必要になるのがフィルム機材。

焦点範囲:14-100mm

総重量:3,516g

 

 

建築家・建築研究者のC氏が近世建築研究のためヨーロッパへ!

NikonF3+MD4,AF Nikkorf1.4/50mm

OLYMPUS EM1-Mark2、M.ZUIKO DG f2.8/7-14mm(14-28mm)、M.ZUIKO DGf2.8/60mm(120mm)

 被写体は動かないのでオリンパスの広角側に高性能なズームレンズを組み入れた。実際ロシアの教会で広角ズームレンズで撮影したが歪曲収差が少なくデジタルシフト機能が使えたので良好な写りだったという経験がある。ここはやはり建築撮影用システムだろう。また望遠側が不足するので135mm単焦点レンズを加えたいところだかオリンパスマイクロフォーサーズには、それがない。そこで水中撮影用に揃えた等倍まで撮影できる60mm(120mm)のマクロレンズを加えた。これは大変小さく軽いので荷物の隙間に滑り込ませられる長焦点レンズだ。フイルム機材は標準レンズでよいだろう。やはりデジタルシフト機能が使える建築撮影システムといえよう。オリンパスのデジタルテレコンで240mmまで使えるので焦点範囲が長い。そうなると建築家・建築研究者のC氏が近世建築研究のためヨーロッパへゆくなどという場合に使える機材となるだろう。そして3.3kgとこれも比較的軽いシステムである。

焦点範囲:14-240mm

総重量:3,379g

 

 

旅行作家のD氏が南米へ!

NikonF3+MD4,Zeiss Distagonf2.8/25mmZF T*

EOS1DsMark3,EF50mm/f1.8,EF100-400mm/F3.5-5.6

  ミラーレスがなくEOS1DsMark3のバッテリーが長持ちするので電池の消耗を気にしなくてよいから、海外フィールド調査向きのシステム。これなら一週間以上電気の得られないところに出かけられる。望遠系は容易に撮影ポジションを変えられないことが多いので、ここは100-400mmの高性能ズームレンズにした。本来はサーファーなどを長焦点距離で撮影していたときの高性能ズームレンズだが、解像度と信頼性が高く、日常的な防塵、防滴構造だから熱帯雨林の地域でも心置きなく使えるだろう。

 ニコンF3のMD4がバッテリー切れになったら、モータードライブ用単3電池は世界のどこでも手に入るだろうし、それでもアカン時はグリップを切り離せばよく、それで1~2年は使える。またディスタゴンがiPhoneの1/2サイズまで近寄れるので比較的マクロ撮影も可能。これに前提条件に従いキャノンのF2の明るい標準レンズを加えている。画像はRAWで撮影しておけば、後処理で歪曲収差やレンズ固有の収差を補正してくれる。標準から望遠に力点があるので風景向きか。であればリッチな旅行作家のD氏が、将来豪華本を出すために南米の風土や民族の取材をフルサイズのデジタルRAW画像やリバーサルフィルムで記録するシステムということになるか。

焦点範囲:25-400mm

総重量:5,054g

 

 

世界文化遺産研究者のE氏がインドネシアへ!

NikonF3+MD4,AF Nikkor50mm/F1.4

EOS1DsMark3,EF28-300mm/F3.5-5.6

 これも前のタイプの派生形だから電気の得られないフィールド調査向きのシステム。この特徴はレンズ2本だけのシステムに特徴があり、荷物の点数が少ないし、レンズ交換は埃も入るので外でやりたくない時に向いている。だから旅に出たらレンズはつけっぱなしにできるほうがよいという考え方だ。実際に私が使う可能性が高いシステムだろう。ただし接写は用紙A4版程度まで。

 このシステムの肝はキャノン28-300mmレンズだ。良い言い方ではないがヨーロッパのパパラッチ御用達のレンズだし、実際巷でもこのレンズはほとんど見かけないほど使う人が大変少ないが、モデルチェンジをすることなく今でも発売されている。こういうレンズは、広角だ、望遠だ、と多様なシーンを展開する祭を撮るときには1本で済み便利。祭事必携レンズかな。

 しかし広角から超望遠まで1本の高性能レンズで写せるのがなににもまして便利だし、画質も良くキャノン渾身の1本であり大変重宝している。高性能ズームレンズ2本持つところを1本にするから、結果としてこちらの方が軽いことになる。実際にサンクトペテルブルグの夜の街に持ち出したら高解像度ズームレンズの写りは大変綺麗であった。

 もちろんRAWで撮影し、後で諸収差を補正できるので画質は申し分ない。予備的に明るい標準レンズのニコンを加えた。電気のないところでも一週間は活動できる。どちらもこれまで過酷な環境に数多く持ち出された実績がある。だからこのシステムは、世界文化遺産調査でフィールド研究者E氏がインドネシアのジョグジャカルタ周辺の離島へ出かける時かなぁーと思われる。いやE氏だけではなく、私もニコンを除けば実際に持ち出したシステムである。重量は5kg以下に押さえてある。

焦点範囲:28-300mm

総重量:4,840g

 

 

中学校で地理を教えるF氏が韓国へ!

NikonF3+MD4,Nikkor50mm/f1.4

SONYα6000,ZEISS Vario-TessarET*16-70mm(24-105mm)

 6タイプのなかでは最軽量のシステム。コストパフォーマンスの高いSONYのボディが優れものだし、小さく軽くある程度の接写もできてツァイスのレンズのヌケや発色は良いのだが、如何せんバッテリー消耗が大変早いという致命的な欠点があり、私の経験では1日2本のバッテリーでも不足を感じた。だから意外にもフィルム機材ニコンF3が役立つ場面が多いのではなかろうか。ズームレンズが標準域もみたすのでニコンのレンズはF2以上の明るい35mmでも85mmでもよいとする自由度があり、ここでは50mm/F1.4にした。ツァイスレンズの接写はA6版程度だろう。SONYはデジタルテレコンバータがないので、望遠側はレンズ通りの焦点距離となる。一番軽量システムだから持ち出す機会が多いけど、バッテリーが難点となれば近場をテーマとする研究者向けでしょう。例えば中学校で地理を教えるF氏が地理研究で韓国などへ出かけるといった具合に。

焦点範囲:24-105mm

総重量:2,130g


まとめると・・・・

 旅先で、今日は広角レンズで間に合いそうだから、これ一本で行こうなどという先読みは先ずやめたほうがよい。そのときに限ってアッ望遠レンズ!!と叫んでも後の祭。旅に出るとどんな被写体が突然現れるかは予測できないから、いつでもフルセットで持参すべきが原則。つまりフルセットでいつでも持ち歩けることが重要。この程度のシステムなら20リットルのリュックに全て収まるだろう。

 それに、空港の手荷物検査機器でフィルムが露光する懸念をよくいわれるが、透明の袋に入れて手荷物で持参すればISO100~400程度のフィルムならば通例は大丈夫というのが私の経験。万一感光してもデジタル機材があるしさ。そのためのハイブリッドでしょうよ。

 海外へ行くときの機材は全て手荷物とすること。預け入れ荷物では電池が預けられません。それにメーカーのロゴの入ったストラップはやめること。機材のロゴ部分にはパーマセルテープですべて目隠しをしておくこと。つまりボロく見えた方がよいわけ。

 世界の傑作を生み出し、そして一番よく使う焦点距離が35mm、28mm、50mmというタイムライフ社の知見を踏まえつつ、最もよく使う焦点範囲を28〜90mm程度にしてあり、地球の上ではそれで十分だろう。重たいレンズを持参しても使わなければ、ないのと一緒、ならば最初から旅には持ち出さない、それ以前に調達する必要もない。それよりかは明るい標準系レンズやマクロレンズを調達した方が実用的。

 ここで提案したシステムの中で、コシナのツァイスレンズの耐久性が不明である。どの程度砂漠とか雨の中で使えるのかが未知数だ。このあたりは実際に旅した人の話を聞かないとわからない。他方で旅に持ち出した実績があるのはニコンF3とEOS。だから重くてもEOSが外せないわけです。

 こんな考え方をすると、この前提条件を完全に満たせる機材は、ライカが最適だがデジタルライカM10ボディは93万円!!!、それに機械式フィルム用機材のM6を加えてという具合になるけど・・・。

 ニコンF3+MD4は私テイストでシステムに加えたけど、このフィルム機材の選択をもっと考えれば、より小さく軽いシステムができる。例えばペンタックスMXとか・・・、そのあたりは各人のテイストで・・・・・・。さらに加筆すると、2台のボディは、同じメーカーであれば、といっても新旧レンズでマウントが一緒のニコンの場合だが、レンズの互換性があってすこぶるよいが、私の手元機材ではできないので見送った。来年あたりニコンがミラーレス一眼レフなどを発売すると可能になるかもな。

 理屈の上では、フィルム機材を加えた信頼できるハイブリッド・システムが使えそうだという見通しはできた。あとは実際に電気のないフィールドへ持ち出してみないとね。ホントにそんな辺鄙なところに行くかなぁー、だからこれはあくまで試論なのだけど(笑)。

 

注)

日沖宗広:プロ並みに撮れる写真術、1991年、勁草書房。

日沖宗広:プロ並みに撮れる写真術2、1993年、勁草書房。

 

SONYα6000、ZEISS Vario-TessarE F4/16-70mm ZA

OLYMPUS E-M1 MARK2、LEICA MACRO Elmarit45mm/F2.8

 

 

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ZEISSの空気31. 朝の散歩

2018年07月01日 | diving

 那覇市内の海岸通りへゆくと若狭公園がある。現代の海岸沿いだからもちろんといっては失礼だが、海は見えない。公園よりは道路を設けることを優先した結果なのだろう。

 そんな珍奇な都市開発は最近海外でも少ないが、沖縄では今も行われている。都市機能がよくなるのだから、海が見えなくてもしょうがないじゃん、それに台風の時の風よけになるしさ(ホントか?)・・・、といってつくられたのかもしれないが、道路のために私達の生活がカットされるのは、つまらないなぁーというのが私の感じ方だ。

 そんなわけで、朝早くから珈琲が飲める水辺のお店もなく、人のいない公園を空しく通り過ぎる。正面が空港道路であり、港も無いのに門柱がわりの大きなシーサが朝の曇天の空にそびえている。そんな空しい光景を撮ってもねぇー、つまらない。こりゃあかんですね。まあLightroomで色でも反転させてしまおう。

 さて時折アクセスされたページで過去ログ、それもネガから複写した画像のブログがひっかかっている。それでなんだったかとあけてみる。そうだモノクロネガ画像の魅力にはまっていたのだということを思い出させてくれる。モノクロネガ画像で都市の混沌を撮りたいと考えていたのだ。さてその混沌とした街は今どこにあるのだろうか。

 確かに関西にも超混沌とした街はあるけど、そこは混沌どころか社会的に危ない街ですから、カメラなんかガチャガチャと振り回せるところではない。やはり物事のついでにというのが一番良い撮影機会なのだが、東京へゆく機会がない。むしろ今はどこもかしこも街が整然とされているから、これは期待薄かな。

 昨日は、梅田のニコンに出かけ、大阪の午後の街を少しだけ徘徊していた。綺麗な積乱雲は、やがて夕立に変わり、あらもう梅雨明けか。関東では梅雨が明けたと報じられていたが、今年は本格的な夏が早く来るのかもしれない。そうなるともう、暑いだけですね。

 

那覇市若狭公園

SONYα6000,Ziess Vario-Tessar E F4/16-70mm ZA OSS、ISO125,焦点距離50mm,露出補正+1,f/13,1/80

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