みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#62 終末預言 by R.C. Sproul

2022年03月12日 | 終末預言 
Defending the Faith

配信第1回:25分25秒から27分59秒まで

◇◇

あなたは私を見ることができ、私の髪型を見ることができ、私が太っているとか、私が痩せているとか、私が背が低いとか、背が高いとか、白人であるとか、黒人であるとか、これらのことはすべて、R.C. Sproulについての記述であります。

しかし、私が誰であるかの大部分は、あなたがたの目には見えないのです。

聖書(箴言23:7)には次のように書かれています、「人とは自分の心で考えている通りの、そうのような人。」

つまり、私の心の内なる部屋について私が思っていることが、私は誰であるかを指し示しているのです。

さて、この世において私がどのような人物かを一番良く分かっているのは私の妻です。

そして、私ほど彼女のことを知っている人は他にいません。

それで、面白いことが次々起きるのです。

何かを言う前に、妻が言おうとしていることが私には分かります。

一方、何かを言う前に、私が言おうとしていることが彼女には分かるのです。

2人が同じことを同時に言うこともあり、「これは不吉だ」と言い合います。

こんな他愛もないことをして楽しんでいます。

また、家では、彼女の独特な語彙のためにへこまされます。

私はメッセージのために使う小さなテープレコーダーを所持しています。

私はこれを録音機と呼んでいるのですが、妻はそれを蓄音機と呼んでいます。

これが彼女のコミュニケーション法です。

私がエアロゾル缶と言えば、彼女はナントかカントか缶と言います。

私と違って、彼女は抽象概念を伝達することができません。

彼女について、私は地上の誰よりも彼女のことを良く知っています。ただし、完璧に知っているわけではありません。

彼女の心の中で起きていることが全部分かるのかというとそんなことはない。

大抵は分かりますが。

日曜朝の教会で、聖歌隊が讃美歌を歌うために立ち上がる。私はじっと座っている。聖歌隊をじっと見つめる。ウェスタを見るために、会衆の中にいて見下ろしつつ常々考えている。

見る前から何を見ようとしているか知っているからだ。

私は彼女の方を見下ろす。嘘を言っているならとめてくれよ、ダイアン。

彼女は涙を流している。

彼女は合唱隊を聞く時はいつも涙を流す。

それを知っているから、そうなることを予想できる。

しかし、どうしてなのか分からない。

そのような不思議のすべてが分かるわけではない。

それらはひとつになり、彼女の中のある部屋、つまり彼女の魂の中で、彼女自身を形作っているのです。