京料理 道楽のブログ

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《十干十二支》

2012-12-19 | Weblog
もともと十二支は、木星が十二年で天を一周する木星の位置を示す呼称で、子がねずみ 丑が牛…という十二支獣の意味合いはありません。

来年の十二支の巳は、旧暦の四月で、語源は「已」、つまり「止む」という意味で、草木の成長が極限に達した状態を表してます。
時刻は午前九時から十一時、方角は南南東をさします。

午刻(うまのこく)は、午前十一時から午後一時の二時間でして、正午は十二時ちょうど、それ以前を午前、以後を午後と呼んでます。

干支は日や年の記述に用いられていて、六十年以上用いられた年号は「昭和」のみで、年号と干支を並べることで年を表してました。歴史的にもその年の干支が用いられており、天武天皇即位の際の内乱は「壬辰(じんしん)の乱」、明治維新の際の戦は「戊辰(ぼしん)の役」と呼ばれてます。

来年の十干の癸はもともと「揆」で、測るという意味です。草木の種子内のものが成長して測れるほどになったことを表してます。

癸は「水の弟(と)」とも言い、水滴・雨露・小流の水の意味を持ってます。

来年の十干十二支は「癸巳」、弟(と)のあとには「の」を入れるのが決まり(兄(え)は入れない)なんで、「みずのとのみ」となります。