京料理 道楽のブログ

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《生節》

2010-03-26 | Weblog
鰹を五枚におろし、2cm程の厚みに切って、鍋に湯を沸かし、しばらくゆがきます。
茹でた切り身を竹笊に広げ、風通しのええ所で天日にあてて干しておくと「生節」ができます。
お豆腐を切って、全部の面を炭火でじっくりと焼きます。
鍋に生節と焼いたお豆腐と生姜のせん切りを入れて、お出汁をヒタヒタに加え、お酒を注ぎ、火にかけます。
煮立ってきたら、少量のお砂糖と味醂と薄口醤油でお加減して、落とし蓋をし、しばらく弱火で炊きましょう。
生節から旨味が出てきます。
蕗を湯がいて皮をむき、切りそろえて、生節の煮汁で炊きます。
器に、生節・焼き豆腐・蕗を盛り付けて、木の芽を添えると、美味しい『おまわり』の出来上がり。