書道家Syuunの忘れ物

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書道展事務局員の憂鬱

2007-02-22 23:27:18 | ちまたの噂・雑記事

書道展事務局員の憂鬱

書道展の表彰式と祝賀会が過ぎれば後は、終了と搬出を待つばかりとなって峠が過ぎたといえる。
要するに、どんな書道展にとっても表彰式と祝賀会の準備が大問題なのである。
まず表彰式に係るのは、式次第である。
式次第も以前の順番を踏襲するから、審査部長や受賞者代表その他、特に県書道展の場合、県、市側のお偉いさんの出欠によって授与者の入れ替わりがある位である。
そして、その授与者と賞の順番に従って「呼名名簿」という受賞者名簿が作られる。
一方出席者、授与者によって表彰式の席次が決まり出欠と肩書きを確認して一覧表を作る。
そして、その流れは祝賀会の進行表、席次、席表と移る。
ここから後は、表彰部、祝賀会担当部署へ責任は移るがそれまでの設定は全て「事務局」で行うことになる。
‥‥‥と言うことは、賞状揮毫を依頼した先生から賞状を受領して、点検。
間違いは、書き直しを依頼、と言うことになる。しかし、ほとんど時間の猶予がないから、事務局員で書き直しである。
近年は、ひな形のコピーを渡すために不統一‥‥知事賞で知事名だけとかいろいろがあったが、今はない。
一方、賞の原簿に略字を使われると、略字で賞状に名前が記されることになり、点検でこれは書き直しとなる。
表彰式の式次第も、出席者がいつも通りなら問題はない。しかし、いつも欠席の報道関係者が出席と言うこともある。
これを確認すると、全く式次第が変わってしまうこともある。
即ち、欠席者の部分は(社)県書道協会の理事が代行して授与する。ここに出席の担当授与者が入る。
入れば、「呼名名簿」は連動して変更されるが、授与者の入れ代わり等あわただしくなる。
以前、授与者の賞が下位であったために、上位と入れ替えたことがあった。
しかし、これは知事賞と県議会議長賞と入れ替えるのと同じでやはりしてはならないだろう。
「呼名名簿」‥‥と言うが事実上の受賞者名簿である。これは50部(16ページに亘る)程度作られて、来賓、役員、受付、表彰部、呼名係、表彰案内などが持つ。
「呼名名簿」は、当然「ふりがな」を記載し、賞を授与する順番に書かれている。
ところが、作るとなると容易ならざる作業なのだ。
まあ、「ふりがな」と言う部分の間違いは少ないが、姓名というのは、いろいろあるもので「ふりがな」で合っていても「変換」で違った似たような文字に変換されることが多い。只、県展は公募は、本名、委嘱作家、委員(審査)は雅号が基本だ。
市民展では、事務局が「役人」だから全て本名でだけど。

それにして、先日の市民展の表彰式(授賞式‥市民展)、祝賀会は県展のそれとは大分格式が違う。
なぜなら、市民展の授賞式には、市長、教育長、市議会議長その他、地元テレビ局の社長まで皆出席するからだ。
ところが、県展では県関係は、(財)教育文化事業団の会長は出席するものの、県そのものは教育委員会の課長止まり、市関係は、高崎は教育長、前橋は課長どまり。
従って、他の報道関係も数年に一辺関係者が出席すればよい方だ。
県知事(元自治省出身)というのは、なぜか県書道展に出できた事がない。
もっとも、前橋市も役人上がりが市長だったときは一辺も出でこなかった。

まあそんなこんなで筆者もお疲れ‥‥
事務局で事務をした翌日は、残務の仕事をするのに手一杯。
半日出向いて、13時に帰ってきても直ぐに電話、FAXで対応するから結局一日事務局にいるのと同じ。
来週搬出で県展が終わりやれやれ。
そして、市民展の搬出で2月が終わる。
しかし、3月1日から新たな展覧会が始まるのだ。

ついでに言えば、700名程度の名票・キャプション、委員、委嘱作家の出品名簿。
その他、展覧会の概要(約20ページ)、山崎種二記念特別賞選考資料、呼名名簿、表彰式、祝賀会関係書類一式などの書類一切を筆者が作ったのである。


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