書道家Syuunの忘れ物

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朝日的・戦後憲法からの脱却論と免罪符

2007-05-02 23:06:06 | 新聞社説・正論・主張を読み解く

朝日新聞社説がまたもや、暴れているので少し反論してみよう。
 ◇祖父譲りの改憲論
占領時代とか、GHQの押しつけとか、今の若者世代にはぴんとこない表現だろう。」
「それもそのはずだ。こうした論法は、首相が尊敬してやまない祖父、日米開戦時の閣僚だった岸信介元首相らが半世紀も前に言っていたことだった。「『占領の後遺症の根絶』『真の独立の回復』などがキーワードだった
。」

朝日社説氏というのは、感情論ばかりだが、「若者世代」をバカにしてはいけない。
日本国憲法の成立過程が、伏せられて自主憲法であると強弁していた、学者、論者、教育関係者が大手を振って主張できた時代とは違う。
今や、憲法が米国製である事を知らない若い世代というのは昔の話だ。
開戦時、閣僚だっだと朝日人は、元A級戦犯と岸元首相を揶揄している。しかし、これは戦前は「悪」というステレオタイプの発言でしかない。
岸首相が実際戦争を推進した事はなく、逆に押さえようとした人物であることは、歴史が証明している。

従って、戦後首相に成れたのであって、現在再評価されている人物である。
そして、「GHQの押しつけ」憲法の改定を目指した、正常なそして世界水準としての常識的な神経を持つ岸氏は、MacArthurの推進した共産主義者の前に屈した。
そして、憲法擁護の吉田茂派に屈した瞬間でもある。
別に、吉田茂としても憲法改正にやぶさかではなかったのは、後の言動で明らかである。
しかし、その弟子達というものは拡大解釈するのである。

‥‥お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんは、ベストセラー「憲法九条を世界遺産に」のなかで、憲法の制定過程についてこう語っている。 
「日本人の、15年も続いた戦争に嫌気がさしているピークの感情と、この国を二度と戦争を起こさせない国にしようというアメリカの思惑が重なった瞬間に、ぽっとできた。これはもう誰が作ったとかいう次元を超えたものだ」 
「この憲法は、敗戦後の日本人が自ら選んだ思想であり、生き方なんだと思う」
 ‥‥‥

こんな事は、誰もが聞いて笑ってしまうと正に「爆笑問題」である。
太田の不勉強の直感感覚で歴史を述べる「バカ」さ加減にあきれると言うものだ。
そして、元々平和的国民である日本人を良くもここまでバカにしたことを分かっていないノーテンキさだ。
その上、日本国憲法GHQ憲法であると言うことを、ひたすら隠すことをして騙してきたのを理解していないというのは、不思議なものだ。
正に、これはGHQの洗脳の成果だろう。

男女の平等が保障され、だれもが選挙権をもつ。何を主張をしようと、どんな宗教を信じても自由であり、不敬罪や治安維持法などは存立しえない社会になった。天皇から国民へ主権が移り、国民が主人公になった。」

こういう事を言うと多分、普通の人は「おまえバカか」と言われる。
朝日人の言う「男女の平等」とは結果の平等であり、女性をいたわり大切にするという事ではない、しかも「だれもが選挙権をもつ。」ということは、戦前米国よりも早かった。
何を主張をしようと、どんな宗教を信じても自由であり」と言うことは基本的に戦前でも同じ、しかし政府を転覆させようとする行為は取り締まれた。
この点、現在取り締まれないのは世界の七不思議。

治安維持法」は朝日人のような政府転覆を謀る共産主義者などに適用された。
これが結局正しかったのは、朝鮮戦争などを通しての20世紀の共産主義者との戦いが証明している。

国民が主人公になった
そんなことだけが信じるか。

日本と米国は普遍的な価値を共有している」として、日米同盟の強化を言う。「共通の価値」を持つ豪州インドと連携して中国を牽制(けんせい)する。NATO北大西洋条約機構)とも連携する。総称して「価値の外交」とも呼ばれる。 

 こうして首相が高くうたい上げる「価値」は、実はいまの憲法が日本社会にもたらし、国民が戦後60年をかけて培ってきたものにほかならない。そのことに安倍氏は気づいているのだろうか。 

外交問題についても、戦前如何に国際協調を唱え、人種偏見の廃止を訴えた。
戦前の世界は、現在とは違う。
有色人種で、近代的法治国家は日本だけであり、東南アジア、アフリカはほとんど植民地であった状態である。
白人世界から、袋だたきにあいながら、それでも日本は平和を希求し続けた。

朝日人は、戦前は悪という一区切りで片付ける。
奴隷の平和を希求する朝日人。
もう寝言は飽き飽きだ。

次は、太田光の免罪符を‥‥‥


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