書道家Syuunの忘れ物

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PentaxK10DなどDigital一眼レフ考

2008-08-14 23:36:45 | 日記

PentaxK10DなどDigital一眼レフ考


今年の春先、梅雨頃からデジタル一眼レフは、キャッシュバックキャンペーン、又は発売して半年で大幅に値を下げた。
コンパクトデジカメの場合、半年で新型に切り替わるから買ったと思ったら直ぐに旧型となり、新型は大幅に機能が拡充する。
発売サイクルが2年というのは、RICHO GR IIなど位しかない。
その代わりFWは、確実に4-5回大幅な変更があると言うから、その価格に見合うものかもしれない。
しかし、ここに来て一眼レフの方も1年のサイクルに入ってしまったというのはユーザーとして、悩ましいものがあるというものである。
小生は、最近一眼レフとしては、SONY α700とPentaxK10Dなどをメインに使用している。
なぜ今誰でも持っているCanonかNikonでないのかは、以前述べたことがある。
それは、以前からミノルタとペンタックスの銀塩カメラを持っていて、そのレンズやストロボその他の関連部品が使えたからにすぎない。
しかし、実際のところはストロボからレンズまで新規に買い直したと言うのが真相で、デジタル時代になってからより一層の高性能か又は、デジタルに対応するものが必要になった。
特に、ミノルタ→コニカミノルタ→ソニーに関連するものは「D」レンズ対応でないとストロボが事実上使えず、ストロボも又使えない物になった。
又、ペンタックスは初期の*istD以外は、レンズ以外の古いシステムは使えない。


メーカー名 : PENTAX Corporation
機種 : PENTAX K10D
ソフトウェア : K10D Ver 1.30
変更日時 : 2008:08:06 18:19:26
露出時間 : 1/100秒
レンズF値 : F4.0
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 200
露光補正量 : EV0.3
自動露出測光モード : 分割測光
フラッシュ : 発光禁止
レンズの焦点距離 : 87.50(mm)


実は、銀塩ではCanonの一眼レフを持っていた。
ところが、使用用途に合わなくて結局あまり使わず仕舞いだった。
使わなかったというのは、使用用途と雑誌記事があまりに違ったからである。
雑誌に掲載されているCanonの記事というものは、あらかた提灯記事で、良いところは強調するが、都合の悪いところは書かないというもの。
その上、カメラテストという検証記事もNikon、Canonは普通手に入れられないような高価なレンズを使い、ミノルタやペンタックスではセットレンズを使うというやり方だった。悪い結果が出れば、総評で悪いところを取り上げず、結果合格で逃げるのには惑わされるものだった。
一方、ミノルタ(SONY)やペンタックスでは、悪いところをこれでもかと書きたれられるから、買ったときは欠点を「納得」して買うことが出来る。
そんなユーザーの所見は、価格コムの「ユーザーレビュー」に端的に表れるから面白い。たとえばCanonEOS 40Dの場合、購入初期のレビューはあまり確かめもせず、又下位の機種からの乗り換えと言うこともあって、好意的。
しかし、キャッシュバックなどのセールを展開して、今まで買わなかった人までが購入するようになると突然、辛辣なレビューが登場する。
はっきり言って、雑誌記事では「オールマイティ」の様な表現だが買って使ってみたら、嗜好の合わなかったと言う具合。
そもそも、他社の中位機から色々な部分を割り引いて、コストダウンを図った機種。
ファインダーは、SONY α700とPentax K10、K20Dには負けるし、表示する液晶も一段下位のもの(3.0型23万画素)だったり、α700のようにUDMAが使えなかったりする。
だから、AFが早いものの、ピントが合わないと苦情が出たり過度の宣伝に惑わされたユーザーの批判が多かったりする。

最近キャシュバックで安くなったとCanonEOS 40Dを買った人が近くにいた。
それで、出来た写真(jpg)を見るとやはり「キャノン色」という鮮やかな色合いになっていた。
Pentaxの初期モデル*istDなどは、真っ暗でそのまま写真には印刷も出来ないという時代もあった。
しかし、最近のカメラの傾向としてはCanonEOS 40DやNikonD300などのように、撮影後レタッチする必要にないほどになってきている。
CanonEOS 40D 〉NikonD300 〉 SONY α700〉〉PentaxK100D〉K10D〉〉αSeetD〉α7D〉〉〉〉*istDと言うところだ。


メーカー名 : PENTAX Corporation
機種 : PENTAX K10D
ソフトウェア : K10D Ver 1.30
変更日時 : 2008:08:06 18:05:22
露出時間 : 1/60秒
レンズF値 : F4.5
露出制御モード : シャッター速度優先AE
ISO感度 : 200
Exifバージョン : 0221
露光補正量 : EV0.3
レンズの焦点距離 : 150.00(mm)
フォーカスモード : コンティニュアス


そして、今回Pentax K10Dでパレードを撮ったのであるが、正直言っていらいらさせられる部分が多かった。
その理由は、夕刻迫る薄暗い中での動体撮影というこのカメラでは想定出来ないものだった。
それにしても、発売されて1年半のカメラにしてこの性能というのはSONYα700を見る限り、1世代の前の機種と言う感が否めない。
事実、「デジタルカメラマカジン2008.2」によれば、色彩に関しては完全に一世代前にランクインしている。



K20DがCMOSになったからと言って、同じ筐体を利用したK10Dのマイナーチェンジであることは明らか。
そのためか、2008/3月に発売されたPentax K20Dが今や失速して半年を待たずして「投げ売り状態」に陥った。
某カメラマンT氏がPentax K20Dより下位のPentax K200Dを勧めていたのは、その色作りの思想の違いを指摘していたのではないかと思う。

次回のK30Dは、高速シャッターと高精度のAFそして、レタッチする必要もない絵作りというものになろうが、そうでもない限り取り直しが聞かないシーンでは、危なくて使えないかも知れない。

以前のカメラでは「白飛び」と後からのレタッチを考慮してJEGでも暗い写真が撮れた。しかし、今やレタッチはRAW現像に任せ、JEGは「白飛び」も押さえられた上、レタッチする必要がない画像が得られるようになりつつある。
実は、CCDやCMOSからの情報処理でのノイズ低減その他など高度技術の集積というものに裏付けられたのがそんな画像というのだ。
どうもデジタル一眼レフというのは、一世代を飛ばす考慮がないと劇的には変わらないようである。


機種 : PENTAX K10D
ソフトウェア : K10D Ver 1.30
変更日時 : 2008:08:06 18:13:02
露出時間 : 1/50秒
レンズF値 : F5.8
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 400
露光補正量 : EV0.3
自動露出測光モード : 分割測光
フォーカスモード : コンティニュアス

被写体ブレは、どうしようもありませんね。

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