書道家Syuunの忘れ物

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Nikon 1 J1、Panasonic LUMIX DMC-GX1に見る読み違い?

2012-06-18 01:45:33 | デジカメ関係
Nikon 1 J1、Panasonic LUMIX DMC-GX1に見る読み違い?

激安・投げ売りされるミラーレスデジ一眼カメラをどう捕らえる2


カメラメーカー: Panasonic
カメラモデル: DMC-GX1
レンズ: LUMIX G VARIO PZ 45-175/F4.0-5.6
焦点距離: 52mm (35mm 換算焦点距離: 104mm)
絞り値: f/4.2
露出時間: 0.010 秒 (1/100)
ISO 感度: 800
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
フラッシュ使用: いいえ (強制)
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.1 (Windows)


●一時期に大幅に値段を下げて売られていた半年程度の発売の現行商品ミラーレスデジ一眼カメラには、Nikon 1 J1、Panasonic LUMIX DMC-GX1という機種がある。
いずれもこの5-6月には大幅に値段の引き締めがあって、価格が引き上げられた一方で売れ行きの鈍化というのが見られる気がする。
Nikon 1 J1、V1などは、電気屋でもカメラ屋でも展示コーナーの通路側の一番目立つところに置かれるようになったが、値段が上がってしまったカメラを触る人もいない。
ましてLUMIX GX1などはよけいに目立たなくなってしまっている。

この意味は何かと言えば、共に一世代前のミラーレスデジ一眼と思えてしまうくらいカメラの進歩が早いのと共に、先進性という部分で「読み間違いした」ような気がしてならない。

又、共に動画の良さを強調する向きもある。
しかし、共にレンズ内手振れ補正(一般的な2軸(X軸、Y軸)に対しての角度ぶれ補正)で、いわゆる「アクティブ手振れ補正」に対応しないもの。

OLYMPUSの「センサーシフト方式による、5軸対応メカニカル手ぶれ補正」で「ローリング(光軸回転)ぶれ補正」が実現しているのを見ると二機種は動画においても化石状態であることが分かる。

(Panasonicでは、光軸回転ブレ補正は今後の課題として逃げていた。コンデジでも回転ブレに弱い傾向がある。)

●現在においてミラーレスデジ一眼カメラというのは、デジ一眼カメラの入門機という意味合いは若干薄れて、デジ一眼カメラのサブ機という意味合いが多くなってきたように思える。
それどころか、本来小型でコンデシに比べて高性能でレンズ交換も出来るカメラという部分の「高性能」。
この高性能は既に高級コンパクトデジタルカメラという新分野(??)によって完全に駆逐された過去のものになりつつある。
要するに、高級コンデシにない選りすぐれたものを持ちながらコンデジに負けない画像(絵)が作れなければ意味が無い事になる。
この点で、はっきりとミラーレスデジ一眼カメラの従来からのコンセプトを否定したのがCanonでその答えは「PowerShot S100」(強力アクティブぶれ補正あり)であったり、「PowerShot G1 X」であったりする。

事実としてPowerShot S100は1ヶ月半程度散々使用して、その欠点と長所を掌握したつもりである。
それによればNikon 1 J1、Panasonic LUMIX GX1を使わなくてもPowerShot S100で充分と言うところで事実、Nikon 1 J1のレンズキットの方が安いのは当たり前である。
そして、PowerShot G1 Xでは完全にPanasonic LUMIX GX1を凌駕しているだろう。

●ここでPanasonic LUMIX GX1レンズキットやNikon 1 J1が安かったとはいうものの、実のところGX1に「GX1用 ライブビューファインダー DMW-LVF2」を加えたり、Nikon 1 V1にすればそれほど安くない。
特に値段が上がってしまった現在では、全く魅力がない製品かも知れない。
それで先ず実写をしてみたPanasonic LUMIX GX1レンズキットの実のところの印象を考えてみる。
先ず、LUMIX GX1とNikon 1 J1とは実のところ結構対照的な製品という気がする。

それは、ニコンユーザーの嫌いなタッチパネルや「何となくモヤとした画像」ではないかと思う。

しゃきっとしない一枚。
なぜかF2.8でISO1600なのに、オートで1/125とはどう言う感覚。

カメラメーカー: Panasonic
カメラモデル: DMC-GX1
レンズ: LEICA DG MACRO-ELMARIT 45/F2.8
焦点距離: 45mm (35mm 換算焦点距離: 90mm)
絞り値: f/2.8
露出時間: 0.0080 秒 (1/125)
ISO 感度: 1600
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
フラッシュ使用: いいえ (強制)
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 3.5 (Windows)


この印象というのは雑誌「カメラマン2012/1月号」の特集「最強のサブ機を探せ!」で写真家・田中美喜男氏がテストをしているところである程度のニュアンスが判る。
実を言えば、田中美喜男氏は結論を出していない。
この中でPanasonic LUMIX GX1の評価というのは思ったより高くない。
ここで 13機種を試している中で5位までランクインしているのは


02・遠景で写りが良いのはどれだ

5位(3位はPanasonic LUMIX LX5・1位SONY・NEX-7)

03・高感度でもキレイに撮れるのはどれだ(ISO3200)

2位(3位はNikon     1 J1・1位・フジX100)

04 ・暗いシーンでもキレイに撮れるのはどれ

3位(2位Panasonic LUMIX LX5・1位CanonPowerShot S100)

05・メーカー同門対決

Panasonic LUMIX LX5の方がシャープで解像感も高い。

それで実際にPanasonic LUMIX GX1とLUMIX LX5で撮り比べた写真があるので見てみたい。
LUMIX LX5は、コンデシなのである程度解像感が高くなるというのはしかたがないとしても、他の画像を見てもNikonの様に「カリカリ」とした感覚はない。



等倍引き延ばし
こういう風に載せてしまうと何とも言いようがなくて良く分からない。
但し、テジ一眼としては、全体にモヤーとした雰囲気は分かる。

カメラメーカー: Panasonic
カメラモデル: DMC-GX1
焦点距離: 52.0mm (35mm 換算焦点距離: 104mm)
絞り値: f/4.2
露出時間: 0.010 秒 (1/100)
ISO 感度: 800
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
フラッシュ使用: いいえ (強制)
画像方向: 標準
色空間: sRGB


画素数が少ないので限界か

カメラメーカー: Panasonic
カメラモデル: DMC-LX5
焦点距離: 19.2mm (35mm 換算焦点距離: 103mm)
絞り値: f/3.3
露出時間: 0.010 秒 (1/100)
ISO 感度: 400
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: 人物
ホワイトバランス: オート
フラッシュ使用: いいえ (強制)
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.1 (Windows)


又、高感度特性(ISO3200)がよいと雑誌では述べられている。
しかし、実機のミーティングではISO1600までは常用出来る雰囲気であった。
撮影している中でISO3200で撮ったものもあったが、ISO3200を常用出来るかどうかは好みの問題。

これからしてNikon 1 J1の高感度特性は、せいぜいISO1600位までであろう。
これは平成23年秋ぐらいまでの感覚で、高級コンデシが約1,000万画素だったから13.2mm×8.8mm/1.0型CMOS。
これは今発売されたSONY DSC-RX100と同じ大きさと思えば今や一世代前のものという印象はぬぐえない。(雑誌ではなぜか解像感の不足が述べられている。)



それと同じく一世代前の感覚と作り込みの悪さというのは、AWB(オートホワイトバランス)の悪さに表れている。
このAWBは、NikonD700とD800の比較記事もあって、AWBの良さというのが新型のデジ一眼の特徴でもある。



そしてNikon 1 J1、V1というのはやはりNikonユーザのためのもであって、快速な「撮像面位相差AF」がそれを暗示する。
多少AWBが悪くてもRAW現像すれば気にしないと言うのであれば、中々手を出しにくいカメラという印象しかない。
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