「日韓がタブーにする半島の歴史」室谷 克実 (著) のおさらい
「日中韓 歴史大論争」櫻井よしこ他著の部分。
櫻井よしこ氏が「日本人のルーツのひとつは紛れもなく韓国であり、そう言う意味では韓国が本家、日本が分家のようなものであると書きました」という行(くだり)をなぜ今になっても修正しなかったのか不思議な部分がある。
ここで、「日韓がタブーにする半島の歴史」室谷 克実 (著)をお復習(おさら)いしてみよう。
この本の序章で「文化、文明は朝鮮半島から来た」という主旨で、1994年3月韓国の金泳三大統領が来日したとき、天皇陛下が宮中晩餐会で述べたられた「お言葉」。
これは嘘だったというのが「日韓がタブーにする半島の歴史」の主題の一つである。
その証拠に中国の正史「随書」には、こんな一節があると紹介している。
新羅、百済皆以倭為大国、
多珍物、並敬仰之、恒通史往来
訳文を転記すると
「新羅も百済も倭国を大国と見ている。」‥新羅、百済、皆倭を以て大国と為す。
「優れた品々が多いためで、」‥珍物多し
「新羅も百済も倭国を敬仰し、」‥並びにこれを敬仰し、
「常に使節が往来している。」‥恒に通史、往来す。
従って、華夷秩序からいえば、日本が上で韓国などの朝鮮半島が下と言う事になる。
厳密には、朝鮮半島などは独立国でなかったから、華夷秩序が成り立つというのも疑問ではある。
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日中韓 歴史大論争 (文春新書)
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日韓がタブーにする半島の歴史 (新潮新書)