ここのところロシアが色々な問題を引き起こしている。つい最近は、エストニア問題。
これも「首都タリン中心部からソ連軍戦勝記念の銅像を撤去、移設した。」事に過ぎない。
早い話、エストニアの内政問題だ。
ロシアの元情報機関員リトビネンコ氏毒殺事件でも、旧ソ連国家保安委員会(KGB)のルゴボイ元職員であれば、プーチン政権のエージェントであることは100%間違いない。
なぜなら、エストニアに対する反発として、エストニア大使館に何百人も若者を動員してシュプレヒコールをさせているで件で政府の関与が明らかであるからだ。
これは、「新イズベスチャ紙」によれば一人500ルーブル(2,343円)でかき集められたアルバイトであると報じている。
その上、官製デモ隊には、バンとジュースの差し入れ、野営用のテント、簡易公衆トイレ付きだ。
だからデモ隊が言っていることが少々妙だ。
「ファシズム国家エストニアをつぶせ」
「銅像撤去は、第二次大戦の結果を書き換えようとする動きだ」
もともとデモ隊の首謀者は、「ナーシ」「若きロシア」などのプーチン政権お抱えの組織だ。
何やら中国の反日、官製デモとそっくりではないか。
そもそも、民衆の圧倒的な支持の元の政権でない独裁政権というのは、批判に非常に敏感だ。
なぜなら、元々のソ連のボルシェビキ自体が少数派、精々20-30%程度の支持しかなかった政党だからだ。
それを暴力革命によって軍隊で多数派を粛正し、少数派が政権をにきったと言うことは、常に政治的な弱点を持っている。
即ち、それは国民か支持していないと言うことである。
だから、恐怖によって国民を従属させたのか、レーニンであり、スターリンだった。
毎週印を付けて、一つの村を全員虐殺して村を抹殺して行ったのはこの「恐怖」を煽るためだ。
この様なことから、プーチン政権も中国の政権も国民の支持を受けていないと言うことで、批判には敏感なのである。
民衆・国民の支持を受けていれば、単なる批判など「蛙の面に水」だ。
英検察当局は22日、ロシアの元情報機関員リトビネンコ氏毒殺事件で記者会見し、旧ソ連国家保安委員会(KGB)のルゴボイ元職員を容疑者と断定、訴追するのに十分な証拠があるとの見解を示し、既に逮捕状が出されていることを明らかにした。
検察当局は早急な身柄引き渡しを求める方針だが、ロシア側は「ロシア憲法に違反して不可能」としており、実現は難しいとみられる。
ロシア連邦保安局(FSB)の元幹部で、プーチン政権に批判的だったリトビネンコ氏は昨年11月1日、亡命先のロンドンで突然体調を崩し、入院。同23日に死亡し、尿から致死性の放射性物質ポロニウム210が検出された。
ルゴボイ容疑者は、リトビネンコ氏が体調を崩した当日、ロンドン中心部のミレニアムホテルで同氏に面会したほか、それ以前の立ち寄り先からもポロニウムが続々と検出されたことで事件関与への疑惑が一気に深まった。
■露は身柄引き渡し拒否
インタファクス通信によると、ロシア最高検察庁の報道官は22日、リトビネンコ氏毒殺事件で英検察当局が容疑者と断定した旧ソ連国家保安委員会(KGB)のルゴボイ元職員の身柄を英国に移送することはできないと述べた。(共同)