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書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

多胡碑記念館・新春書作家展

2007-02-11 23:40:42 | ちまたの噂・雑記事
群馬県の吉井にある日本三大古碑の一つ多胡碑記念館で10日より、新春・群馬書作家展が始まった。
出品者は、群馬県書道展の審査員クラスの先生である。
このオープニングが2月10日10時より行われた。


Pentax K10D/FA35mm/1/180/F2.4

多くの、列席者が参加して盛大に行われた。
オープニングの後は出品者による個別説明が行われた。
筆者の社中からは、出品者以外に4-5人の参加者がいたが、出品者自身が参加していない例が多かったのには驚いた。但し、住職で「法事」で欠席という先生もいたが。


Pentax K100D/DA21mm/1/40/F3.5


それにしても、何やら妙に窮屈なスペースであると思ったら筆者の時と比べて展示スペースが半分になっていた。
そして、その半分は拓本が飾られてある部屋になっていた。‥‥大して必要であるとも思われなかったが。
聞けば、以前の館長は退職(その後亡)しスタッフも臨時職員だから、2-3年で全員が変わってしまうと言う。
だから前は顔パスが効いたのに今では全く知らないと言うのも納得が行くというものだ。

山崎種二記念特別賞 受賞の選考の裏読み

2007-02-10 16:36:04 | ちまたの噂・雑記事

山崎種二記念特別賞 受賞の選考の裏読み
第57回群馬県書道展が2月15日から開催されるが、そのうちの山崎種二記念特別賞が9日選考された。
今年は、昨年のかな部門と同じ「かな部門」から「鈴木せつ子」(審査)委員(毎日書道展会員)が受賞した。
候補作品を見れば、皆実力者ばかりで誰が貰っても異論が出るものではないが、貰える部門が少なくなると色々と勘ぐりたくなるものだ。
ここのところの5年間の部門別受賞者は、墨象→近代詩文→近代詩文→かな→かな‥‥である。
だから今年は、漢字か又は、墨象部門で貰えるのではないかと期待していたのである。
特に、今年までの会長が墨象部門の関口虚想先生であるから墨象部門も期待大と言うところであった。

実際のところは、「選考」は山種美術館の一存であるから実情の一切はない。
単なる好みと言うことになる。
従い、予想も付かぬ事になるのだ。

それで勝手にその思惑を状況証拠から推定してみようと言うのが今回である。

1, まず受賞している先生を見てみると、初めて候補になった先生が「ほとんど」だと言うことである。
2, わかりにくい漢字や、理解しにくい墨象は好みの関係で選ばれにくいこと。
逆に言えば、わかりやすい漢字、一般受けする墨象なら選ばれやすいと言うことだろう。
なんと言っても、選考する方は書家ではない。
どちらかと言えば洋画家に近いのだろう。

こんな観点を踏まえると、連続二度目、三度目の候補作は、1部の漢字は1、3部の墨象は1、4部の少字数・近代詩文は候補者全員の2。
この作品を「たとえ今回作品が良くても」以前選考しなかったという理由で排除するとすると‥‥
1部の漢字は1、2部のかなは2、3部の墨象は1、の候補者になる。
実際、選考後作品を会場から搬出し、そこで種々の先生と協議したところ‥‥
そのような見方では、全作品のうち「鈴木せつ子」先生の作しか選考できないというのは自然の成り行きだった。
実は、三度目の候補作である3部の墨象の先生の作品が良かった。
記念特別賞になって当然の作だったのだが、何故か無視するというのが傾向の様だ。
要するに、初めて候補になったら「一発勝負だ。」と言うことなのだろう。

実は、以前から何度もこういう実例があった。
美術館側も結構よく調べていると関心する一幕である。


書道芸術院展 陳列・6日より開催

2007-02-06 21:46:50 | ちまたの噂・雑記事

(財)書道芸術院が主催する第60回記念書道芸術院展が開催された。
今日6日は陳列で、陳列の副主任としては5-6回目の参加である。
尚、会場は上野の東京都美術館である。
今回は、陳列に参加して何やら異例な感じだった。
まず陳列の主任、副主任会議を行わず、いきなり陳列の全体会議だった。当然のことながら、あまり役員の紹介もせずである。
そして、そこで出されたことは、今年から「毎日書道展」の様にバーコート入力で会場案内を出来るようにしました。‥‥である。
即ち、展示の作品は全て事前に部屋割りがパソコン行われており、陳列の部屋の番号が打ってあるとのことだ。
そんなこんなで始まった陳列だから、バーコードをもぎりしたものの数が合わないとか色々な出来事。特に会場をが1-2階に渉っているところは中々大変だった。


さて、結果であるが‥‥‥小生は目出度くも‥‥記念賞も、増して恐れ多い「峰雲賞」などとは全く縁がなく、只末席のメイン会場「第1室」展示という栄誉を得た。
そして、峰雲賞は、漢字部門の大阪の先生。記念賞は、‥‥‥未確認。
陳列担当は、審査会員候補室だからね。
一方、審査会員候補に与えられる、書道芸術院大賞は、現代詩文書部の人。
群馬関係では、漢字部門・西川先生(県展審査会員)が書道芸術院準大賞。
かな部門で利村先生(県展委嘱)が白雪紅梅賞。
それにしても、西川先生の書体は西林先生の書体とそっくりだ。
それは師匠の文字に似るのは当たり前だが、もう既に審査員クラスだから手本をもらって書くと言うことなどはない。
小生など中々師匠に似る文字は書けなかったものなぁ。

そして、噂に聞いた書道芸術院大賞の裏話。
今回「かな」作品が本来書道芸術院大賞だったのだそうだ。
ところが、師匠が二行目ある文字が「読めない」読解出来にくいとして辞退したという事らしい。
書道芸術院準大賞へ………
言われてみると、今回の「かな」作品は「大字かな」で非常に鋭い線が引けている、というのは誰もが見ても分かる。
良い作品は例え素人が見ても分かるようなものだ。
一方、前衛作品を見渡したところ審査会員候補の作は、大賞候補以外の作品は全く見るものがない。

準大賞の作は、ケント紙に濃墨で書かれた「一目で良い作品」と分かるものだが、今ひとつ優雅さがないかな?
こういう濃墨を活かした作品は、作品の出来不出来の落差が大きく外れると全くの駄作になる。
いずれにせよ、来年審査会員になってからの作品に期待である。
白雪紅梅賞をとった、青墨の淡墨の作品。
上と下に二つの固まりの構成はかって準大賞を貰って、現在注目の書家である大町先生の作とよく似ている。
良い作品は、先に書いた方が「勝ち」で次回からは二番煎じだ。
白雪紅梅賞を貰ったからと言って、来年審査会員に成れるわけではないから次回の作品に期待と言うところだろう。
それにしても、候補作家の作品よりその下の無鑑査作家の方が、何やら良かった気がしたのはどういう事だろう。


実用書道講座の凄まじさ

2007-01-06 22:34:01 | ちまたの噂・雑記事
今日「読売新聞」に「実用書道講座」の案内チラシが入ってきた。
いつも見る「ゲテモノ書道用具」をまたこれかと只見ていただけだが、今回は掲げている「作品・手本」を見てみた。
ちょいと見ると、皆パソコン毛筆文字のようだ。
それで掲げている「作品」を見ると「ウーン」とうなってしまう。はっきり言って「生きた文字ではない」。
臨書も臨書の意味が分かっていないようだ。
石に彫られた拓本の「骨」をいくら書いても臨書にならない‥‥と言うのが分からないのは、やはり師匠につかない悲しさだろうか‥‥‥
また一方では、「文字が流れたような作品」。
実用書道というから、少しでも綺麗に見えればよいというのならこれでもという感じなのだけれど。

書というものは、実は「スポーツ」と同じで「運動」であると思う。
まあ手の運動ではある。
だから書物で「こう書くのだ」と書かれても書けないのが実態だ。

昔、スキーの教則本というか、滑り方などという本・雑誌があり分解写真が載っていたことがある。
しかし、それを見て全くの初心者がスキーを滑れるかと言えば「まさか」である。
ある程度心得があったとてそのレベルに達していなれば意味が分からない。

だから、書道もそれと同じで本だけでは分からないと言うのが実態だろう。
従い、書を書く人には「師匠」と名の付く先生が必ずいる。
そして、書写と言われる「学生書道」から一般の「創作書道」との違いは歴然としている。
その違いは、「書デザイナー」で自分の表現したい「文字ではない」から、勝手に他の文字を流用するなどと言うことは、「創作書道」の世界ではあり得ない。
理由は「間違い字」として排除されるからである。
そして、文字の表現を広げたいならば書道辞典を探せばその回答が見つかることもある。
もし、駄目ならその「文字の制約の範囲内で」自分なりに表現するしかない。

只、最近ビデオやDVDがある。お手本だけでなく、その書いている様をDVDで添付されれば通信教育でも全く話が違ってくる。
スキーでも「テレビで滑り方の基本を講習する番組」をVTRに撮ったとき、これなら実際学校に通わなくてもスキーが学べると思った。
実際、それでスキーのレベルアップが出来た。

ただ書道の場合、DVDにするなら「書き手」を選ぶ。
あまり上手すぎる書家は、難なく書きすぎて困るのである。

昔、今井凌雪先生がNHKで講習されていたことがあった。
臨書も実に上手い。
困るのは「上手すぎて」どうしたらそのように書けるのか分からなかったと言うことである。
名人は、難しい文字も自分の名前を書くように、いともたやすく書いてしまうからである。

「書き初め」宿題の必勝法‥何とか「赤」賞ぐらいは

2007-01-04 14:48:54 | ちまたの噂・雑記事

今この時期になると、小学生は書き初めの宿題に追われたりします。
実際の本番は学校が始まった直ぐの授業ですが、その必勝法を伝授したいと思います。
今まで「賞」を取れなかった子供には精々「赤」(銅)賞を、「赤」(銅)賞の人は「金」賞をとる必勝法です。
審査員が言っているのだから‥‥とはいうものの「先生」とその時の「書き初め」の質にもよりますので、幸運ならばと言うことですが。
事は簡単なのです。
それは、「大きく、太く書く」これだけです。
実際学生の書展の審査では、どんなに上手でも「細い文字、小さい文字」では条幅作品は賞の対象にはなりません。‥‥臨書作品は別として。
ではどうするかと言うと‥‥‥
1,「筆」を大きくします。
  今7号の筆を使っている人は、8号を、8号の人は9号にします。
  但し、9号はかなり太いですので小学生の条幅だと「金賞」狙いの子供だけです。
2,次に、「漢字」は大きく、「かな」は、多少小さく書きます。
  なぜかというと、かなは画数が少ないので「空白」が多く残ってしまうからです。
3,次に、文字と文字の間を空けないように書きます。
  これは、文字を大きく書く知恵です。
こんな簡単なこと‥‥と思われるかも知れませんが、実際やってみるとその様に書いている子供は少ないのです。
そして、家で条幅を書く練習は、準備、後片付けを含めおおよそ90分(1時間半)。
子供の集中力は30分~40分しか持ちません。
準備10分、まず半紙の練習に10分。準備5分、そして条幅を書き始め30分。‥‥3枚が限度です。‥‥若干休憩(5分)を取って名前を書いて終わり。(10分)
後片付け20分。
こんなところでしょうか、半紙の練習が長引くと条幅を書く時間が減ります。
もう半紙では随分練習していると思いますのでこんなところでしょう。
あとは、本人の実力と運だけです。


書家に来る年賀状の数々の不思議

2007-01-02 23:37:23 | ちまたの噂・雑記事
今年も年賀状が配達された。小生の今年の年賀状の特徴は、写真が減った事と安易なパソコンお任せ年賀が増えたことだろう。
当然色々な書家の先生から年賀を頂くが、書家と呼べる人からは15通程度しか宛名の筆文字がなかった。ペン書きを含めて20通程度だろう。
特に思うのは、若手と言われる40代以前の先生からはほとんどパソコン宛名だ。
この辺の先生で自書の人は、パソコンが使えませんと白状しているようなモノだから逆に不思議なのだ。
即ち、書家である以上筆文字が書けるのは当たり前で、書かないのは「面倒だから」「こんな事も出来ます」のデモでもあることがある。
‥‥ではペン書きはどうかと言うと、書家には筆を持たせれば「神様」だかペンを持たせると、癖字で読めないとか、どう見ても中学生の文字にしか見えない文字を書く先生などが多いのだ。
だから「ペン字」は逆に敷居が高い。‥‥普通のポールペン文字ではないので‥‥
こんな事に気がついたのは、10年少し前展覧会の事務局委員で東京で事務をしたときのことだ。

要するに、きちんとしたペン字を書ける先生というのはそうざらにいない。
だから、筆でなくペンで宛名をわざわざ書いてくる先生(書家)は、それなりに「どうだ」と言外に言っていると見て良いかも知れない。
だから、年賀の宛名書きというのは書家にとっても結構頭の痛い問題なのだ。

よって、書家の年賀で筆文字の多いものは、パソコンが使えないのかと侮られたりするし、それなりに何か考えないと悩む裏面の件もある。
はっきり言えば、書家の先生はご高齢の先生が多いと言うこともあるが、パソコンが使えないという率が若い人でも非常に高い。
これから、また色々と年賀が届く。
お年の書家の先生は、ほとんど筆文字かなと想像する昨今である。

書家と書デザイナー二分化の道

2006-12-31 22:06:35 | ちまたの噂・雑記事

12月30日読売新聞の製紙会社の全面広告で「紙に浮かぶ『字』の表情」と題して、「書デザイナー」が紹介されている。
紹介は、~書家・紫舟~とある。若い女性で、経歴を見ると題字、ロゴなどのデザインのようだ。
近年このような「遊書」とか言われる書が多くなってきているのか、「墨」148号(2007/1.2)に「新しい書文化の広がり」として新企画が始まった。
第一回は、「Carre MOJI(ギャレモジ)」で、インテリア用の文字として紹介されている。
ここで売られている作品は、6~10万円だそうだが作家も、毎日書道展会員以上とか、日本商業書道作家協会(JCCA)会員とかのキャリアのもつ書家が参加している。
作品を見るとさすが「プロの書家」だけあって要所は押さえている。
品、線もまあ納得の行くところだ。
一方読売新聞がよく話題として登場させる書家と自称する、「書デザイナー」は20歳代後半から30代前半の女性が多かったりする。
そして、今回登場した「紫舟」氏は様々な雑誌に登場している女性デザイナーの様で、なるほど「モデルさん顔負け」の美女である。

それで紫舟氏の公式Webサイトを覗いてみると、経歴・プロフィールは、事実上書歴なし、師匠なし。
作品はというと、「文字」を自分なりに作ってしまったり、本来の文字の意味とは別の解釈をしたり、まあやりたい放題なのだ。

‥‥で作品は、グロテスクである。
いっそのこと前衛なら前衛も良いが、そうでもないところ、そして書の本質をとらえない書。
師匠について展覧会活動をしていた書家からみれば、初心者のうちにも入るまい。

そして、「スキなモノ」でvol.26大江健三郎さん「 大江健三郎氏の言葉の選び方や、一行に一行以上を込める文章が好きです。推敲に推敲を重ねることを、知りました’06/12/26更新
が出てきて思わず「のけ反った」ものである。
大江健三郎氏はノーベル文学賞作家だが、今や言論界では「反日・左翼主義者」として有名人だ。ネットで調べればゾロゾロと批判が出てくるモノを‥‥こうナイーブだと先が追いやられる。
ついでに言わせてもらえれば、大江氏の文章は「悪文」の代表なのだ。
文節が長い上に、主語、述語がなかったりする。
普通こういう文章を書くと「小論文」では落第点だ。
それはさておき、
「書家」という名称は名称独占の免許ではないから誰でも明日から「書家です。」と名乗ることは自由だ。
只、小生なども含めて何の実績もないのに「書家」と名乗るのはおこがましい。
まあ、恥ずかしくて名乗れない。
一般的には、(社)全日本書道連盟・正会員資格ほどあれば堂々と名乗って不思議はない。
地方クラスだと県展の審査会員位にまでなっていないと恥ずかしくて名乗れない。
だから、いろいろなマスコミに登場する20代の書家と称する人は、展覧会レベルでは精々公募展の公募程度だから「初心者」と位置づけられてしまう。

まあそれで、書デザイナーとして「書家」と自称し、名が売れれば良いと言ったところだろうか。
しかし、過去にNHK大河ドラマのロゴ(書)で事件が起こったことがある。
ロゴを書いた20代半ばの男性「書家」に、書道の経歴がなかったと週刊誌がすっぱ抜いた。
今では「書デザイナー」と開き直ってしまえばそれまでだか、展覧会に出品している書家。巨匠「手島右卿」の弟子と言ったのがまずかった。
展覧会中心で会員、審査会員になるのに何十年の歳月と、労力、金銭がかかる。
これを嫌い安易に「書家」と名乗る人物が増えてきた。
このことは、一般人が「書」をよく分かっていない証拠でもある。


書道協会・顧問の県会議員のブログ

2006-12-22 23:16:47 | ちまたの噂・雑記事
今日いきなり大きな封筒が届いた。封筒には、「情報は心の糧、生きる力」と書かれている。
よく見ると「○○○○後援会」だ。
あ~~ぁ今度の県会議員選挙の事前運動だなと思ったが、中を開いてみるとA5版の「議長日記」ブログの紹介のパンフだった。
ブログの中身紹介の5日分。
「教育改革」「いじめ問題」「世界史必修漏れ」「残留孤児勝訴」など時の時事問題に亘る。ところが中身、ただ新聞、マスコミ報道の紹介というかステレオタイプの論調に驚くばかりなのだ。
新聞論調そのまま、本質に全く切り込んでいない。
‥‥いわば個人意見がないのだなあ。小生なら滅多切りだ。
‥‥というわけで、本家のブログを覗いてみた。
まあ、自慢話ばかりというが自身の東京大学出ということばかり綴っている。
今時東大出身に何の価値があるのか、ネット族ならとっくにご承知の筈だかこの先生は「ジジイ」だから分からないらしい。
さて、問題のブログの問題部分。
‥‥‥‥‥福岡県の中二男子を自殺に追い込んだ教師の事件は、この世論の火に油を注ぐ結果になるかも知れない。
‥‥中略‥‥‥‥‥
死んだ生徒の母親は、息子がインターネットでアダルトサイトを見ていることを担任に相談したら、この担任は、他の生徒の前でこのことを話したという。
‥‥中略‥‥‥‥‥
担任の教師は、自分の言動がどのような意味を持つか分らなかったのだと思う。それがいじめの原因となり、対象となった生徒の心をいかに傷つけるかに気付かなかったのだ。このようなデリカシーのなさに教師としての不適格性が表われている。
‥‥‥中略‥‥‥
日本全体の教育がかかわる問題なのだから、もし私たちだったらどうするかという意識で注目すべきだ。
まあこんな調子だ。
例によって、朝日新聞論調の教師悪玉論だ。

自分の文章を見て、教師悪玉論しか出てこないとすれば、何も考えていない証拠だ。生徒は、母親に裏切られ、先生と友達に裏切られた。
学校にも家庭にも居場所がない。こんなことはすぐに分かるはずではないか。

やはり東大出というのは、教えたことはよく学ぶが、自分から分析する、創造すると言うことは出来ないようだ。
ブログの「『上州の山河と共に」Nのりお著 連載‥‥「だんご屋になる」「東大受験を決意」などなど‥‥‥反吐かでそうだ。

書家と書デザイナーの違い??

2006-12-13 22:56:05 | ちまたの噂・雑記事

12月13日の文化放送の「日本の匠」で「書家」として、若い人(29歳)が出演した。
以下本人のブログから

本日、文化放送『日本の匠』にて書家としての出演。
パーソナリティの邦丸さんの軽快なトークで進行し、
あっ!という間の15分。邦丸さんのトークは
書にも通ずる余白というか、『間』の使い方が絶妙!
これまた一つ勉強。

普通「書家」とおおっぴらに呼べるのは、有り体に言えば「(社)全日本書道連盟の正会員」入会資格を持つレベルと思われる。
詳しく言うと、毎日書道展・会員以上、読売書法展・評議員・幹事以上、産経国際書展審査会員以上など。正直言って、これではレベルが高すぎるから「若い人は‥‥特に20代では」書道展レベルの書家としてはほとんど存在しない。
一方、「書」デザイナーとして「ロゴ」などを仕事にする人達がいるが、普通「書家」とは呼ばない。
この文化放送に登場したT.I氏は、読売書法展の公募、謙慎書道展の公募程度だから展覧会中心の書家からは「初心者」のレベルとしか見られない。
まあ、経歴で大東文化大学出身というから本格的に書の勉強をしたようだか、展覧会の経歴は2003年でとぎれている。
放送で、ロゴの場合など「半紙一枚で100,000円」と述べていたが「書デザイナー」ならでのものだろう。
以前、読売新聞掲載の若い女流書道家・矢部澄翔氏が大作のパフォーマンスで‥‥と言うのがあり、「書家」と表現されていたがやはり「書デザイナー」の口であった。だから当然展覧会レベルとすると東京書作展(東京新聞主催)公募入賞レベルとなる。

マスコミに登場する「書家」と称する人は、大方「書デザイナー」の口で本当の意味での「書家」は少ない。
ふつう書を知らない人は、こういう風な人たちの方が受けがよい。
実際、書団に所属し「書家」レベルの若い人もいる。
しかし、師匠から弟子への鉄則やしがらみ、又「書に関する事柄」では師匠の了解を得る原則がある。‥ほんとの書家というのは中々息苦しいものである。
たとえ、上に立つ身としても、弟子が勝手なことをして他の書家から後ろ指を指されるのも困る。又一方我を押し通して審査でごねれば、何処かで仕返しされる様なこともありそうだ。中々辛い。
だから、「書デザイナー」という人たちには大方師匠はいない、又は離れたと言う場合が多い。
まあ師匠から離れれば、展覧会の入賞はおろか出品もままならないというのは、書道の鉄則ではある。


群馬県書道展・事務作業‥!!!

2006-12-11 11:23:23 | ちまたの噂・雑記事
県書道展の審査が終わった。
ことしは、県立美術館がアスベスト対策の改装で使えないため「まくり審査」という初めての作業になった。この「まくり審査」‥‥表具しないで書いたままのものを審査する。‥‥この様な傾向は、昨年毎日書道展で全面「まくり審査・公募」に移行した様に最近の傾向にある。
さて、第57回県書道展今回、展示スペースの関係からサイズが小さくなり、会場に前期、後期と分けて表具屋に搬入されることとなった。
従い、公募審査での入選作は前期、後期と搬入に関して、表具屋に知らせる必要がある。
まあ、こんな事は、我々事務局の現場には全く届いていないから、審査が始まってから伝えられる。
委員(審査)、委嘱(無鑑査)は事前に名簿がPCの中に入っているだから、普通それに入力すれば事足りる。
ところが、今回前期、後期と色つきで出力し、赤と水色の台紙に貼り付けるという。
我々の感覚では、文字で書いてあれば充分。台紙とて色つきと言う必要もないと思うのだが「運営委員」段階で決めているから‥‥‥
その様なので、委員、委嘱の簡易名簿をもういっぺん作っている非効率である。
一般公募においては、元々入力スタイル(Excel)を作って置いたので、それに入力すれば良い筈だった。
それは、団体出品を団体出品ごとに一覧をパソコンに入力する、と言うことで来年はそのfloppyを団体に渡し入力したものを提出させる。
その様に考えたのである。来年の省力化である。
それで、7台ものパソコン(個人のもの)を使って2,000人ぼと入力した。
ところが、半数は別のスタイルシートを使ってしまったために団体ごとに、分割しなければならない訳の分からないことになった。
何故かと言えば、書道芸術院の審査で不在中に、入力しようとしたら、入力するエクセルのシートにある制限(Program)を‥‥掛けておいたものが‥‥‥解除出来なかったと言うことらしい。

もともと、出品表は事前に送られてきているからその時点で、打合せをすべき事だったのであろう。現場はいつも混乱なのだ。
一方書道芸術院の場合、業者が入っているからバーコード入力で入賞者を指定すれば「賞の通知」まで出来てしまう。その様なので、審査事務は作品に賞シールを貼る程度だった。
表具屋も天手古舞いだ。2-3月にかけて3展覧会だ。
まあ、仕事があるのはよいことだけどね。