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書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

2013年独立選抜書展(併設・第7回全国高校生大作書道展)を観覧する

2013-06-15 22:48:18 | 動画で見る書展・風景


梅雨の6月15日の天気予報は曇りのち雨だった。しかし、上野の美術館についた途端に梅雨の晴れ間になった。
こんな時は、サングラスを持ってくるべきだったと思うことしきりであった。
どちらかというと「晴れ男」なので、どこに行っても天気に恵まれるということが多い。
・・・とはいうものの帰りには雷雨になった。


カメラメーカー: NIKON CORPORATION
カメラモデル: NIKON 1 V1
レンズ: 1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6
撮影日時: 2013-06-15
焦点距離: 11mm (35mm 換算焦点距離: 29mm)
絞り値: f/3.5
露出時間: 0.0013 秒 (1/800)
ISO 感度: 100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)


上野の東京都美術館では、(公益財団法人)独立書人団の選抜展が行われていた。時間があれば国立新美術館へ寄って、他の書展を見る予定だったが足が痛いので止めにした。
この独立書人団の書展はどういうわけか相性が良くて、運良く見られることが多い。特に東京都美術館で開催してくれるので、もののついでということもできる。
それで今年の「独立(選抜書展)」はどうなのかと覗(のぞ)いてみた。





独立書人団は大字書が多く、どうだったのかと思っていたが今回見て驚いた。
それは、従来は青墨で書かれたという感じを持っていた。しかし、今回は全て「古墨風」に様変わりしていた。しかも会員の先生の作品では見事な滲みが見られ、少し前では表現できなかったものであるはずだった。
感じとして、黒煙の部分の粒子が細かいという印象があって小生などが作る淡墨とは多少違うようである。















併設・第7回全国高校生大作書道展は、以前は下階の展示室で別にやっていたような気がする。いつもその力強さに驚くものである。







これらを見て、また何とか頑張らねばと思う昨今である。





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第17回墨鳴會書展、併設・丸橋鳴峰小品展を観覧

2013-06-14 20:16:09 | 動画で見る書展・風景


第17回墨鳴會書展が平成25年6月14日(金)から16日まで、ベイシア イズ伊勢崎店ISホールで開催されている。
主催は、書道研究 墨鳴會・代表 丸橋鳴峰先生で、丸橋先生は群馬県書道協会理事で群馬教育書道展や上毛書道30人展などの運営委員をされている。
このISホールというのは、伊勢崎で展覧会をするときによく利用されるところで手頃な広さ、照明施設で良い会場である。
問題は、スーパーの4階なので食品売り場からエレベーターで上がってゆくという感じがどうも・・ということぐらい。
その一方で、前橋からだと道が良くなったとはいえ車で30分以上かかるくらいなもの。



会場では、丸橋先生の小品展は中央のパネル展示で、周りの壁面では墨鳴會のお弟子さんの作品と混じっているので割合、判別は分かり難いようになっている。
特に、近代詩文などが混じると益々分かりにくい。


カメラメーカー: NIKON CORPORATION
カメラモデル: NIKON 1 V1
レンズ: 1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6
撮影日時: 2013-06-14
焦点距離: 17.1mm (35mm 換算焦点距離: 46mm)
絞り値: f/4.5
露出時間: 0.013 秒 (1/80)
ISO 感度: 800
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
フラッシュ使用: はい (オート, リターン検出)
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)



昔のことを思えば、艸玄会展は今では「元気21」となった前橋西武百貨店で開催されていた。他の催し物との併設でかなり狭い会場であった。
こんなことは今や昔、横堀艸風先生の書はどんなものが飾られたのか今ではさっぱり覚えていない。











カメラメーカー: NIKON CORPORATION
カメラモデル: NIKON 1 V1
レンズ: 1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6
撮影日時: 2013-06-14
焦点距離: 27.5mm (35mm 換算焦点距離: 74mm)
絞り値: f/5.6
露出時間: 0.017 秒 (1/60)
ISO 感度: 1100
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
フラッシュ使用: はい (オート, リターン検出)
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)








******************************************************************************














カメラメーカー: NIKON CORPORATION
カメラモデル: NIKON 1 V1
レンズ: 1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6
撮影日時: 2013-06-14
焦点距離: 11mm (35mm 換算焦点距離: 29mm)
絞り値: f/3.5
露出時間: 0.0080 秒 (1/125)
ISO 感度: 800
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
フラッシュ使用: はい (オート, リターン検出)
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)


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書団・艸玄会50周年によせて・たまには書道記事・柊雲式書の技法

2013-06-13 22:15:31 | 動画で見る書展・風景


艸玄会が横堀艸風先生によって創設されてから今年の5月で50周年になった。
その一方で横堀艸風生誕何年になるのかは、・・・・前橋市の文化国際課のアーツ前橋の学芸員の先生が2週間の予定で資料全部を持って行って、1か月以上たった今未だに返してもらっていないので・・・・分からない。
少なくとも没後20年には来年あたりになるらしいことだけは分かる。
その横堀艸風先生が残した課題というのが実は3つ残っていた。その課題というのは艸風先生が課題を与えたのではなく、教えなかったという事柄である。
その教えなかったというのは、艸風先生の高弟あたりでは身について教わるものでもないと思ったことかもしれない。又は、問題にしなかったということかもしれない。
しかし、その高弟の先生もほとんど鬼籍に入りつつある故に、その教えを請うと言うことも出来ない時期に来ている。
それでその課題というものを以下のように考えている。
1、古墨風の墨を短期間で作る作り方
2、条幅作品などの構成の仕方
3、出来上がった作品の汚れ取りのやり方

このうちの3の「汚れ取り」は、横堀艸風先生も試行錯誤したらしいことを不思議なことに他の社中から聞いたことがある。ところが、この3に関して艸風先生が最終的に実行しなかったのでうまく行かなかったのではないかと推察する。

そんなところで本当のところは、艸風先生が没後20年ということで明かしてしまえば、1、2、3、の課題というのは既に全て解決してしまっている。
1、の「古墨風の墨を短期間で作る作り方」というのは今では条件が良ければ2週間で作ることが出来るようになった。
これは、「青藍花」とか「古玄」とかいう「黒色の顔料」入りの特殊で高価な墨を使わなくてである。
使う墨は、平成墨という最近の墨ではなく、約30年前の唐墨の「大好山水」という油煙墨を使っている。唐墨というのは膠の量が多いので、和墨と違って30年経っても古墨の様相は全く示していない。そして和墨は製品の質が良すぎて「宿墨」にする場合にうまく出来ない可能性もあって唐墨にしている。

3の「出来上がった作品の汚れ取りのやり方」は表具を元にしているので表具をしたことがない人は無理な話。

******************
問題は2の「条幅作品などの構成の仕方」であって、横堀艸風先生自体、気分によって条幅の手本が違うという有様だった。
それで、そういう「感覚」を排除して普遍的に使える法則はないかと考え出したのか「空間処理技法」である。
これは、使う用紙によって「書き出す位置」、「墨継ぎの位置」、「文字の大きさの位置」などを有機的に定めるもので、実際には「ポイント」という表現を使う。
前衛書では、小生・荒井柊雲がSyuunの技法としてYouTubeに以前挙げておいた。
しかし、なぜそこに「ポイント」という起点が来るのかということは説明していない。
しかも2×8などの細長い画仙紙になると全く違う思想を導入しないと説明し切れない。
それだけでなく、「裏ポイント」や「ポイント」抜きなどの発展的な技法がある為に一筋縄では行かないことがある。

しかし、この「空間処理技法」の法則を単純に適用すると、どんな作品でも簡単に評価できてしまうという面白いことがある。
逆に言えば、作者の条幅を書く上での技量が簡単に分かるということも発見できる。

いずれにせよ、2の技法を会得するとたとえ稚拙な文字を書いたとしても、条幅としてはうまく見えるという利点が生じる。
それだけでなく、下手な文字も文字の線さえ誤らなければ、それなりの「味」になったりする。
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第30回比刀根書道会展を観覧する

2013-06-01 18:21:38 | 動画で見る書展・風景


ベイシア文化ホール(元県民会館)で平成25年5月31日~6月2日まで、第30回比刀根書道会展が開かれている。
この比刀根書道会というのは群馬県の職員など公務員の書道会で、毎年開催されている。案内状を見ると「県庁第一支部」、「市教委第一支部」などと見慣れない記述が多い。



そういうわけで出品者のうちで知っているのは、幾人かの有名な先生のみ。
そんな感じなのだが、最近群馬県書道展の祝賀会に出席しても役員の先生ぐらいしか知らない。
実を言えば、見知っている先生というのは毎年少なくなる。それは年齢という因子があるからで小生もその因子から逃れることは出来ない。


カメラメーカー: NIKON CORPORATION
カメラモデル: NIKON 1 V1
レンズ: 1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6
撮影日時: 2013-06-01
焦点距離: 11mm (35mm 換算焦点距離: 29mm)
絞り値: f/11.0
露出時間: 0.040 秒 (1/25)
ISO 感度: 400
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)



カメラメーカー: NIKON CORPORATION
カメラモデル: NIKON 1 V1
レンズ: 1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6
撮影日時: 2013-06-01
焦点距離: 12mm (35mm 換算焦点距離: 32mm)
絞り値: f/3.8
露出時間: 0.0080 秒 (1/125)
ISO 感度: 500
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)


今回は偶然会長の岡庭飛鵬先生に逢えたので、群馬県庁の近くにある厩橋城に関する碑文の写し(訳)をいただいた。
展覧会というのは非常に多くの労力を要するもので、うちの方では中々出来るものではないと思うものでもある。



岡庭先生とは、師匠の横堀艸風先生との昔話に花が咲いた。しかし、随分昔の話になったものだと今からでも考えてしまう。
横堀艸風先生の「墨」、「墨の魔術師」と言われた艸風先生の墨の作り方というのは、実は実際には聞いたことがない。
こういうものは、昔から密かに話の断片をつなぎ合わせて「こんなものか」とやってみるしかないのである。



カメラメーカー: NIKON CORPORATION
カメラモデル: NIKON 1 V1
レンズ: 1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6
焦点距離: 12mm (35mm 換算焦点距離: 32mm)
絞り値: f/3.8
露出時間: 0.0080 秒 (1/125)
ISO 感度: 450
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)



艸玄会の研究会で横堀艸風流の墨を作る作業を二週間でしなければならず、種々の条件や天候などもあるので「出来るか」と思ったらなんとかなった。
但し、多少まだ「生」ぽいところがあって、作品を作ったら多少思っていたものと違ったことになった。 

金子魯空 遺作展・妙義山麓美術館で開催

2013-05-11 23:22:26 | 動画で見る書展・風景


「金子魯空 遺作展」が安中市の妙義山麓美術館で開催されている。(2013/5/9~13)
金子魯空の没後7年という7年忌を記念して開催されたらしい。
作品展は、色紙大の作品で色紙に書いたのではなく、作品を色紙に貼ったもの。



5月9日に行こうと思っていたのだが、当時接骨院に通っていてまだ足が治っていない状態だったので結局11日になってしまった。
妙義山麓美術館も前回述べた様に上信越道を使って行くというのが便利なのを覚えて最近気軽に行けるようになった。但し前橋インターから往復に2,000円~1,500円かかる。
雨の高速というのも走りづらいし、フロントガラスのコーティングが切れたのでますます面倒な次第になった。





金子魯空先生というのは、大沢雅休先生の門下とはいうものの一番末席で、その後中島邑水先生に師事した。
そして、金澤魯水先生と碧玉会という書団を作っていたことがある。そんな関係で邑門会には入っていなかったものの中島邑水系の書家の集まりであった生々社には所属していたようである。
この金子魯空先生の書作というのは、古墨を使った作品表現が多いようで小生などのように宿墨を使っているものとは多少趣がつがう。
宿墨系は、厚い画仙紙の三双紙というものを使ったりする。しかし、古墨の場合は薄手の単宣などを使うようである。
この展覧会では、この古墨と単宣を使った作品の一端が見受けられる。
雅印は、大方作者が2種類でそれぞれ5種類と2種類であった。
金子先生も雅印を刻するというので前者の5種が多分金子先生の作、他の2種は不明。







いずれにせよ、こういう作品を見るとどこからともなく金子魯空先生が不意に出てきそうな感覚に陥る。
実に不思議なものである。

自宅に帰ってきて、車の中に傘がなかったので妙義山麓美術館に忘れてきたらしい。
雨が小降りになったりすると、いろいろと忘れ物があるものである。















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「渡邊智子・大川清子展」と「田舎や」の天ざるそば

2013-05-02 20:18:40 | 動画で見る書展・風景


書作家の渡邊智子・大川清子両先生の作品展が2013年5月2日から6日まで妙義山美術館で開催されている。
妙義山美術館というのは、国道18号線を車で走ってゆくと結構行きにくいところだが、高速の上信越自動車道・松井田・妙義インターから2分という場所にある。



今回、高崎で行われた渡邊智子展の延長戦のようなもので、大川清子先生と会場を二分して開催された。
・・・・・その前に大川先生から、近くの「田舎や」の「天ざるそば」を食べてくるようにとのお話が事前にあったので「田舎や」に行ってみた。
この「田舎や」は、駐車場から見ると「お城」のような感じで江戸時代は代官屋敷だったという。見れば入り口の門構えは、上級武士の「○○右衛門」にふさわしい大したものであった。
この「田舎や」は、昔の蚕室をそのまま店にしているもので非常に珍しい。昼遅く行くと入れないというので11時30分を目安に高速で向かった。
12時を回る頃には満席で、来ている車は県外ナンバーが目立った。
横道は逸れて、直ぐそばの妙義山美術館へ・・・・













初日とあって、多くの観覧者が見えていて、渡邊智子・大川清子両先生もお忙しい様子。大川先生の作品は、毎日書道展会員賞受賞作などが額から軸に表層替えされていて又新しい発見があった。
こういう書道展、個展というのもあまりに多くの作品を見るのではなく、じっくりと少数の作品を見るというのも又違った感じがあり、発見もあるということを改めて感じた。


















今回は、種々の発見の旅であった。

しかし、「田舎や」の「天ざるそば」は美味しく食べたのであるが、天ぷらの油はあまり小生には合わなかった気がする。


第11回ぐんま女流書道展・テーマ「創」を観覧

2013-04-27 23:32:45 | 動画で見る書展・風景


第11回ぐんま女流書道展が前橋市南町の前橋市民文化会館・大展示ホールで開催されている。

会期・平成25年4月27日~29日まで。

今回のテーマは「創」で、「それぞれが新たな書への思いを込め・・・」と書かれている。出品者は、全国一規模が大きいと言われる群馬県書道展の委員(審査会員)の先生方。



第1部漢字部門32名、第2部かな部門70名、第3部前衛(墨象)部門49名、第4部近代詩文・大字(少字数)20名。(県展部門の名称の差異は案内状などを優先した。)
数え間違いがなければ171名、171点の出品作である。



展覧会は、篆刻を除くあらゆる部門の先生が参加しているのでかなり見応えがあって、単に見過ごすという作品はない。
それで毎日書道展などでは知っている先生の作品を探すだけで手一杯で、どうしてもそんな傾向になる。
今回、岡田琇韻先生が新しい印を作ったので「今年はこれで頑張ります」とのことであった。それで今回は雅号印をなるべく注目して見ることにした。





それで種々見て行くと、雅印に華やかな・・華麗な雅印を使っている作品が数多く見られた。
いわゆるそれは「酒井子遠(さかいしおん)」{1927-2003}流の篆刻の前衛といわれる雅号印である。酒井先生は当然既に亡くなっているので、新しく刻すると言うことはない。
その酒井子遠流も二系統の作風(作家が二人)があることに気づいて、種々聞き込んでみて大方の想像がついた。



いずれにしろ、「書の書き手の思い」が最後に凝縮して詰まっている雅号印とその押印というものに注目するのも一興ではないかと思えるものだった。



<カメラの中に入っていた作品例>







書道団体・艸玄会副会長・大谷正子先生の作「築く」



書泉会・鈴木せつ子先生の作「みよしのは」
(鈴木先生に頼まれて、特別に撮影した物の一部)





「石川昇玉書作展」を鑑賞する

2013-04-10 20:12:50 | 動画で見る書展・風景

写真は、石川昇玉先生***************************

カメラモデル: EX-ZR1000
撮影日時: 2013-04-09
焦点距離: 4.24mm (35mm 換算焦点距離: 24mm)
絞り値: f/3.0
露出時間: 0.0080 秒 (1/125)
ISO 感度: 400
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)



「石川昇玉書作展」が平成25年4月9日~14日まで東京銀座画廊・美術館で開催されている。
石川先生は、毎日書道展審査会員、一般財団法人・日本書道美術院所属(1科審査員)の「かな」作家で、師匠は筒井敬玉先生。
それで故筒井敬玉先生に師事して約40年(計算すると約37年)ということで、個展を開きたいという理由は聞き忘れた。
いずれにしろ、毎日展ではお世話になっていたので初日にお邪魔してみた。



「かな」文字というのは、小生の所属する書道芸術院関連の書展、個展は数多く見ているものの他の系統の「かな」はかなり少ない。
それで石川先生のかな文字というのは、非常にふくよかなもので作品全体から何か日本らしい「優しさ」が感じられるものであった。

こんな風に説明するより、作品を見ろ!!というのが本筋で写真を多く掲載しておいた。

















カメラモデル: EX-ZR1000
レンズ: 2.4-30.0 mm f/3.0-5.9
撮影日時: 2013-04-09
焦点距離: 5.36mm (35mm 換算焦点距離: 30mm)
絞り値: f/3.5
露出時間: 0.0080 秒 (1/125)
ISO 感度: 500
露出補正値: なし
測光方式: マトリックス
露出: プログラム (オート)
ホワイトバランス: オート
ソフトウェア: Adobe Photoshop Lightroom 4.4 (Windows)

DNG RAW現像




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田村翠淵生誕100年・翠書道会60周年記念展を観覧する

2013-04-05 19:48:49 | 動画で見る書展・風景


翠書道会という田村翠淵先生を初代会長とする「翠書道会60周年記念展」が前橋市文化会館大展示ホールで2013年4月5日から8日まで開催されている。
(会長・福田惠泉 先生)
田村翠淵先生といえば、県立前橋高校時代に選択科目の書道担当教諭であったと記憶する。
一般には、県立前橋女子高、高崎女子高の先生という感じが強いが前橋高校にもこうして縁がある。
そして、この田村先生が前橋女子高に転任して、前女の西林乗宣先生が代わりに前橋高校に赴任されたらしい。
このらしいというのは、小生が卒業したあとだからである。しかも、前橋高校時代には田村先生には教わっていない。



「田村翠淵生誕100年」とある。
そんなにもなったのかと時代を感じるものである。
又、展覧会には、仲田光成先生遺墨が展示されている。それは田村翠淵先生が仲田光成先生の弟子で「翠書道会」は、「あきつ会」系になる。



そんなわけでこの「翠書道会」とは縁があるわけでもなく、かといって縁がないとも言えないところである。



この展覧会には、仲田光成先生の遺墨1点、田村翠淵先生の遺墨20点、相談役・柳井和翠先生の作1点、その他会員97点とパンフレットによれば119点の作品が展示されている。
今回、会長の福田惠泉先生ともお話が出来たし、星野明翠、そして多胡碑での席上揮毫の三島梅翠先生ともお話をさせて戴いた。









兎に角、初日とあって午前中から大盛況で、書道展には時々お見えになる前橋市長・山本龍氏の姿も見られた。




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第66回書道芸術院展を見ての考えること・荒井柊雲作品紹介

2013-02-17 22:11:12 | 動画で見る書展・風景


第66回書道芸術院展が始まった。平成25年2月16日(土)からオープニングで、9時半すぎに東京都美術館に行ってみた。
書道芸術院展も3年ぶりに東京都美術館へ戻ってきた。やはり天井が低いセントラル美術館などより、随分とすっきりした感がある。
そういえばというか以前から、会場の第一室には大作が並んでいたと記憶する。今年は以前のものよりも一段と大きく圧倒する作品であった。



その一方でこれだけの作品をどこで書くのかという疑問も湧いたりして。

しかし展覧会に出品して第一に探すのは、自分の作品がどこにあるのかである。
今回後から社中の人たちと合流したので、社中全員の作品を探すことにした。
とりあえず自分の作品はと、各室を回ると大方「アイウエオ順」になっているので探しやすいはずなのに見つからない。



結局見つけたのは、「アイウエオ順」で総務の末端なのか最初なのか判らない、隅の柱の後ろ?
これは見つからないはずである。
しかし、社中全員の作品はもっと見つからない。あとから聞いてみれば入り口に毎日書道展張りに、部屋番号を書いた冊子が置いてあったという。
そんなことを受け付けの人は案内しなかったし、受付のお姉様方は全く知らない顔ぶれになっていたのは他の展覧会に来た気がした。



今回の展覧会では、作品を探し回るだけでかなりの時間を食ってしまい、じっくり見るにはもう一回空いているときに見に来るべきだろうという感じであった。
しかし、そういう機会訪れるはずもなく後ろ髪を引かれる思いで作品鑑賞会、表彰式、祝賀懇親会へと続く帝国ホテルに向かったという次第。



表彰式は、例年と変わらず呼名も大内栄軒先生。
審査会員に対する賞の峰雲賞から、審査会員候補に対する賞、書道芸術院大賞、準大賞、白雪紅梅賞と続き、一般公募の佳作まで個人に賞状が渡された。



その昔小生が表彰式(受賞式)に参加したときは、二つの小部屋を合わせたL字型の会場で、無鑑査の特選以下だと正面全部が見えなかった。
特選あたりだと、名前を呼ばれて起立する程度で代表がもらうだけ。



今は結構大形になっている「謝辞」(受賞者代表・書道芸術院大賞受賞者)もメモを見る程度であった。小生の場合メモを見るのも面倒だったので口頭のみでした。



この頃の司会は文化放送の高橋民夫氏で、とちりまくり、減らず口のオンパレードだったと記憶する。
なんと言っても厳粛な表彰式に駄じゃれを言っても誰も笑うはずもない。
「ハレ」の日には、それにふさわしい服装(ドレスコード)と言動が必要である。





続く祝賀会は、主催者発表で600人を超えるとのことだった。
昨年が第65回記念展で、通常ならピアノ演奏やら抽選会などか過去にあったように記念展は派手にやることが多かった。それが東日本大震災で自粛したと辻本理事長。





それでも昨年は(公益社)創玄書道会の石飛博光先生が、(公益社)全日本書道連盟副理事長という立場で乾杯を音頭を取られた。(YouTubeの動画参照)



それが今年は、「評論家の目」の方になって「評論家の目」の表彰式、紹介が行われた。
考えてみれば、他の書道有力団体の先生が書道芸術院展を評価するというのも妙な話と思う。しかし、昨年辻本理事長の大学の先輩ということを話していたから、そんな関係なのかという感じがする。



それにしても今年は宴会の時間が延びたのかという感じがするが、気がついたら19時45分。
そそくさと帝国ホテルを出たのが20時。
帝国ホテルから有楽町経由で東京駅まで小生の足で15分と計測してあるから予定の列車には余裕であった。



新幹線の中で思ったことは、書道芸術院の役員の先生方も数年前に定年で大幅に変わり、審査員の先生方も替わった。
それで入賞作品の傾向も変わり、指導する方としてはどういう作品傾向が良いのか迷ってしまうことがある。
実を言えば、師匠の横堀艸風の直弟子(大方、書道芸術院の審査会員候補以上)と孫弟子、曾孫弟子との作品の落差というものはますます開いて行く傾向にある。
これをどうするのかということは、今後の課題でもある。

ビックカメラ.com
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