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"四季折々 この一枚″

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シリーズ「秋の北陸路」(3) 粟津温泉

2014年10月26日 10時39分54秒 | 紀行

JRの加賀温泉駅からマイクロバスで約20分、
粟津の駅からは、約10分で粟津温泉に到着します。

この温泉は、「白山」の開祖と伝えられる、
修験道の僧、「泰澄大師(たいちょうだいし)」によって、
養老2年(718)に発見されたのが始まりと伝えられています。

小松から、一ヵ所、お寺に立ち寄ったあと、
雨の中を、早々と目的地の旅館「法師」にはいりました。

450人を収容するという、この旅館も、この日はウイークデイとあって、
それほどの混雑はありませんでした。

泰澄禅師が、この粟津温泉を弟子に湯治宿として任せたのが
「法師」の始まりとかで、創業、約1300年の歴史になります。

歴史を感じさせる庭には古木も多く、緑の苔に風格があります。

1938年(昭和13年)生まれのご当主、法師善五郎さんは、
42歳で「法師」の46代目、を襲名したと言います。

現在、毎朝、午前6時45分から、ロビー横の広間で
宿泊者への早朝講話をつづけています。

「人々の心と体を癒すという旅館の目的は、1300年前も今も変わりません。
どんな工夫が必要かこれからも考えていく必要があります」、と言っています。

日本人の生活様式が変化する中、「これからではなく」、
素早い対応が大切かもしれません。

                                 (次回は「那谷寺」をお伝えします)


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