昨日4月16日、阪神電車「尼崎駅」の南側から約5分の地に
完成したばかりの「尼崎城」を見てきました。
棟の高さ、24.399m。鉄筋コンクリート造り、地上5階建て。
天守の形式は4重天守、2重付櫓。
建築面積641㎡余、延床面積1,408㎡余の堂々とした天守閣です。
南側の入口で入城料、500円を払って、エレベーターで5階の一番上まで上がります。
最上階の眺望は素晴らしく、東西南北、ほとんど遮るものはなく遠くまで見えます。
この額は最上階から北を見た説明写真で、すぐ近くのレンガの倉庫は、
阪神電鉄旧尼崎発電所です。
1階から4階は、見学者を楽しませる工夫がされており、各階に
イベントコーナーが設けられたいました。
これは「名城手拭百城」と題した「萩原一青デザイン」の日本の城を描いた手拭の展示。
「着付けコーナー」まであり、お城の衣装を着てみる男性や子供もあり、
それぞれが、一日サムライを楽しんでいました。
この他、ワイドスクリーンの観覧席まで設置され、入城者が楽しめるつくりになっています。
大阪夏の陣のあと、徳川幕府は大阪を直轄地として西国支配の拠点にするため
1617年(元和3年)、譜代大名の戸田氏鉄(うじかね)に尼崎城を築城させ、
以後、青山、松平と代々、譜代大名が藩主を勤めました。
尼崎藩はここを拠点に、摂津の国川辺郡から、宝塚、川西、西宮、
伊丹、さらには、芦屋から神戸市の須磨区あたりまで治めた、と言われています。
尼崎城は、「琴浦城」、「尼丘城」ともいわれていました。
尼崎を発祥の地とするミドリ電化(現 エディオン)の創業者が
10億円以上を負担して建設、昨年の11月30日、尼崎市へ寄贈したものです。
比較的小さな天守閣ですが、新しいだけに美しく、
見栄えのするお城でした。
最後のカットは、阪神電車、尼崎駅の北側から、線路越しに
新築なった「尼崎城」を見たところです。
なお、月曜日は休館日と言っていました。