"四季折々 この一枚″

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能勢電車の新しい「駅名標」を見る(1)

2014年12月25日 15時44分20秒 | 画像

兵庫県川西市内を走る能勢電車の「駅名標」板が、この15日から全部新しいものに代わっています。

緑色を基調にした色で、平仮名を中心に、それぞれの駅周辺の特徴を絵でも表示しています。

同じ川西市内に住む私としては、この際、あらためて全駅を見学しました。

 

能勢電車は、阪急電車宝塚線の「川西能勢口」駅を起点に、北へ延びており、起点駅3駅(終点)を含めて、
全部で15駅あります。

出発駅の川西能勢口駅です。

「里山号」や「秋物語号」などのラッピング電車を走らせる会社だけに、標示板も、なかなか、洒落ています。

川西能勢口駅を出ル途、電車のすぐ右手、池田市の五月山との間に、阪神高速11号池田線の
猪名川に架かる橋が見えてきます。

駅の東側を流れる「猪名川」では、かって、機織の布を染めたあと川で洗い、河原で干したことから
駅名になったのでしょうか。

その猪名川も、今は水がありません。
この橋も、かっては、車がすれ違えない細い橋でした。平成22年6月に、現在の立派な橋に
付け替えられました。

その昔、集落の先に「鼓が滝」という滝があり、その山を「滝山」と呼んでいたことから、この駅名が
付いたそうです。

 

「鶯の森」駅は、今では、森と川に挟まれた土地に住宅が建ち並んでいます。

電車は、猪名川にかかる鉄橋を渡って、次の「鼓滝」駅に至ります。

戦後間もなくのころまで、猪名川のこのあたりは、途中を堰き止めて、こどもたちの水泳場でした。

鶯の森を出た電車は、山すそのトンネルを出た後、鉄橋を渡り、「鼓滝」に到着です。

「音にきく 鼓が瀧をうちみれバ(ば) 川邊にさくや しら百合の花」

12世紀の歌人・西行が川辺郡と呼ばれたこの地を訪れた際、土地の古老の教えをうけて
この歌をのこした、と伝えられています。

多田は、清和源氏発祥の地です。
970年、源 満仲がこの地に入り多田院をつくりました。現在は、多田神社があり広く知られた地域です。

平野は、「三ツ矢サイダー」発祥の地。今も、その跡が残っています。
また、温泉もわいていて、「平野湯」と言う温泉場がありました。

「一の鳥居」は、江戸時代から大正時代にかけて、大阪、池田方面から妙見山へ行く参詣客が
通った道で、最初の鳥居があった所と言われています。

駅前は、国道173号を挟んで東側に、大阪青山大学の歴史文学博物館があり、立派な天守閣が
壮大な姿を見せています。

                                                (次は「畦野」駅です)

 

 

 

 

 


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