池田植物園からの帰途、家の前に花をつくっていた主婦から、
「裏庭の茂みで摘んだ」ものですと言って、
家内が山野草を三本いただきました。
名前は「二人静」というそうです。
日本や中国に分布する「多年草」で、
人里に近い山野や林の下など薄暗い場所に
自生するそうです。
名前は、謡曲「二人静」に由来し、
二本の花穂を「静御前」(しずかごぜん)の霊と
菜摘女の舞う姿に譬えたと言われます。
静御前は、あの、源 義経の愛妾で頼朝から
義経をかばいますが、最後は捕らえられ、
死亡した時期や場所は
わからないそうです。
田植えの時期に花が咲くので
「早乙女(さおとめ)花」の別名があります。
早乙女とは、田植えをする女性を言います。