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"四季折々 この一枚″

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初秋の「摩耶山」ハイキング紀行(3)

2015年10月23日 15時07分16秒 | 画像

摩耶山の上は、「星の駅」からドライブウエイが山上一帯に通じており、六甲山上へも
バスで行けるようになっています。

この日は、掬星台からドライブウエイを700m、奥に歩くと、
「摩耶山天上寺」ですと、表示が出ていたので歩いてみました。

立派な塀に門があり、本堂へは急な山の石段が通じていました。

「忉利天上寺」、「とうりてんじょうじ」と言います。

ここは石段の登り口です。

646年(大化2年)、インドの高僧、法道仙人の開創と伝えられています。

その後、弘法大師が唐から釈迦の生母、摩耶夫人像を持ち帰り、この天上寺に
奉納したことから「摩耶山」といわれるようになったと言われています。

ご本尊は、十一面観音だそうです。

天上寺は、星の駅の南、約300mの登山者用の「上野道」近くに
堂塔伽藍がありました。

ところが、1976年(昭和51年)、1月30日の未明、賽銭泥棒の放火によって、
山門と一部の堂塔を残して全焼してしまいました。

その後、現在地に移転し、多くの人の援助を受けながら、
再建に取り組んできました。

これは、再建された現在の金堂です。

摩耶夫人の像もその火災で焼失したそうですが、現在は再建されています。

高野山真言宗のお寺ですが、そのお寺に摩耶夫人像も祀られています。

子供のころから、摩耶山の上に、お寺があることは知っていました。

しかし、それは火災に遭う前のお寺のことで、
現在の「山上寺」は、初めて訪ねたお寺でした。

歩く距離はたいしてありませんが、石段は、いささか、疲れました。

午前9時半過ぎに自宅を出発、阪急電車の王子公園駅で11時ごろ。

タクシーでケーブルの乗り場へ。

そこから、ケーブルとロープウエイを乗り継いで山上の掬星台広場へ。

山頂へは正午ごろに到着。天上寺へは、13時前に着きました。

帰りは、下りで早く、14時過ぎにはロープウエイに乗っていました。

そして、ケーブル下からは、市営の「坂バス」(1回、210円の小型バス)に乗って、
15時ごろには、JRの灘駅前に降り立ちました。

結構、楽しく、健康にも良い、ハイキングコースでした。

                   
               ときあたかも、10月2日にJR西日本が、来年の春、
        灘駅と大阪寄りの六甲道駅の間に「摩耶駅」を開業すると発表しました。

神戸市灘区灘南通5丁目5番、の地点です。

灘駅から東へ、900m。六甲道駅から西へ、1.4k。
かって、操車場があった付近です。

JR西日本と阪急電車の乗客の争奪戦が激しくなることでしょう。

                                         (この項、 おわり)