夏になると、涼しそうな「風鈴」の音を
懐かしく感じるのは私だけではないとおもいます。
風鈴は、関西では毎年、夏場に百貨店の「催し場」で実演販売が行われています。
今年も、梅田の百貨店で涼しげな音色を響かせていました。
これは、「江戸風鈴」です。
実際に作っているところは見たことがありませんが、熱したガラスを宙吹きで製作し、
彩色は、内側から手描きで、ひとつひとつ、仕上げるそうです。
今年は、江戸風鈴だけでなく、「南部風鈴」も店を出していました。
岩手県の伝統工芸、南部鉄器でできた南部風鈴です。
ガラスと鉄器では、その音色も違います。
鉄器の方が多少、「高音」でしょうか。
会場には涼しげな音が響いていましたが、最近の住宅地では、
「風鈴の音がやかましい」と苦情を言われる家もあるとか。
難しい時代です。