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"四季折々 この一枚″

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墨染寺・桜寺

2012年04月17日 15時19分29秒 | 画像

京都市伏見区にある「墨染寺」(ぼくせんじ)。桜寺とも言う。京都の桜の名所でもある。

4月15日、すでに満開の時季は過ぎていたが、こじんまりした本堂に、それなりの趣を感じた。

平安時代の歌人、上野岑雄(かんつけのみねお)が、友人であった、藤原基経(もとつね)の
死を悲しんで、「深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け」と詠んだ。

すると、桜が薄墨色の花を咲かせたと言い伝えられており、そこから、墨染桜(すみぞめさくら)
と名付けられたと言う。

お寺は「ぼくせんじ」で、桜は「すみぞめさくら」と言うのも面白い。

境内にある現在の墨染桜は、三代目、と書いてあった。