札幌、ぐっと冷え込んでいます。明日の最低気温はマイナス7℃の予測が出ています。と言うことは南極昭和基地よりも寒い!
さて、第48次南極地域観測隊を乗せた「しらせ」では、氷山を初視認できたとのこと。1年前はどうだっただろう、と思い、『エコミクロ南極日誌』のページを開いてみました。
2005.12.10(土)航海中(UTC+7):南緯61度7分、東経93度23分
7:00 起床
・ コーヒーのみ。朝食抜く
・ 公室サロンで談話:4名の隊員と
・ 氷山点在
11:00 昼食:うな丼、厚揚げ煮物、蟹肉-キュウリ-わかめの酢の物、冷や奴
・ 読書
・ 沿岸食料ラベル張り
・ 甲板で氷山観察
・ 談話:調理担当の隊員と
17:00 夕食:幕の内弁当(海老フライ、トリ唐揚げ、フライドポテト、レタス、赤ウインナー、鮭、煮しめ(こんにゃく、高野豆腐、ちくわ、人参)、卵焼き、ナポリタン、漬け物(なす、柴漬け))、お茶(おーいお茶)、リンゴ
19:00 定時交信: 47次側は森昭人(通信)、福井、高野、46次側は小林(通信)、佐藤、江川
・14MHz帯のHFで交信(at しらせ通信室)
・23室で飲み会:8名の隊員と。ニッカウィスキー2本空く。
翌2:00 就寝
<所感>静かな一日。今日は土曜日ということもあって、宴会。よく笑った。
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航海が始まって直ちに大揺れの日が続きましたが、この頃になると穏やかな海上航行となりました。休日日課であるにもかかわらず、沿岸調査の準備が残っていましたが、比較的ゆったりと過ごしていますね。
午後は、飛行甲板でラグビー、ジョギング等の艦上体操を楽しむ隊員も多く、船が揺れないことのありがたさを痛感しました。
揺れのある船の生活が続いて来ると、頭の回転が鈍くなりますし、記憶力も衰えます。その防止と言う意味で、夕食後その日に食べた食事のメニューを思い起こすことにしたのですが、正直なところ、ついさっき食べたメニューすら忘れてしまうこともありました。ただ、この日は比較的良く思い出せたようですね。
夕方、「しらせ」通信室から昭和基地との定時交信(HF帯)で46次の方と調査の打ち合わせを行っています。HF帯特有のピーヒャー音の中でもしっかりと交信できました。
その後、ニッカウヰスキーを2本も空けるというのは、メンバーの中に酒豪がいたんですね。現在の札幌での日常からはとても考えられないことです。
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