同志社大学体育会自転車競技部 日々の記録

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第 72 回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会

2016-09-03 23:37:15 | 試合レポート


2016/8/28( 日 )
文部科学大臣杯 第 72 回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会

出場選手:中西健児 ( 政策 4) ・川元優佑 ( 商 4) ・冨嶋奎太 ( 経 3) ・宇佐美元基 ( 社 2) ・小畠和也 ( 商 2)

会場:日本 CSC5 キロサーキット
出場者総数: 188 人
出走時間: 8 時 00 分
競技距離: 140 ㎞

結果: 4 位 中西 (40 名中 )
DNF  川元・冨嶋・宇佐美・小畠

【前日準備】
雨が降る可能性も予測できたので、ビニールシート・袋詰めのタオル・アップオイルを塗るためのビニール手袋を購入。
選手の補給物も頼まれたものは購入。
ゼッケンと安全ピンもあらかじめ選手に渡していた。 ( 渡し間違いに注意すること )
コース上に4つの地点を設置し、部員を分担して立たせるため、ミーティングで予定を念入りに確認。各地点にマネージャーのストップウォッチを持たせ、前とのタイム差をいつでも伝えられるように指示。
富士屋旅館さんの傘を 6 本拝借。

【当日出走前】
6:30 開門に合わせて、 6:00 には会場に到着。
風が強く雨は降っていなかったため、テントは設置しなかった。
入場券購入のため、ひとりには到着早々ゲート前の列に並んでもらい、選手と同じタイミングでサポートも入場できるようにした。
補給の際目立つように、補給の 3 人はロードジャージの上を羽織った。
出場選手しか場所取りを許されていなかったため、宇佐美が開門とほぼ同時に入場し、試走ののちに最低限小畠出走のための場所取りに向かってくれた。
出走前には、4つの地点に無事人を配置できた。
小畠は出走前にスタートラインに並んだ状態でホイールを交換。
出走前に OB の白崎さんから「中西は前半の逃げには乗らず、力を温存せよ。」というアドバイスがあった。
中西はクラス 1 のほぼ最前列から、川元・冨嶋・宇佐美・小畠はクラス 2 のほぼ最前列からまとまってスタートを切った。

【レース】
小畠には、ボトル補給のアシストの指示があったが、気温が低く激しいボトル消費は見込まれなかったため、そのオーダーは解消されることとなる。
序盤は、十数名の先頭集団と 45 秒から 1 分遅れてメイン集団が追うレース展開が続く。 2 周目完了時点でメイン集団に残っていたのは、中西・小畠の 2 名。
3 周目で大きな落車が発生。小畠が巻き込まれ激しく転倒。
3 周回完了時には、メイン集団中程を中西・集団から 1 分遅れて宇佐美・そのまた 1 分後に小畠が走行、ここで小畠は代車に乗り換えている。
4 周回完了を前にして冨嶋 DNF 。
5 周回目で川元はレースを降り、 DNF 。
メイン集団の前にいくつかの先頭グループが形成されたが、 6 周目完了時にはメイン集団はひとつになりレースはリセット。アタック合戦が幕を開けた。この周回で小畠足切り。落車がなければ、中西に集団内でついていける程度には足に余裕があったとのこと。無念の DNF 。
7 周回完了前に宇佐美 DNF 。
10 周回完了後、鹿屋体育大学の冨尾選手、日本大学の片桐選手、法政大学の浅井選手の 3 名が先頭グループを形成。メイン集団は 3 分ほどの差をつけられる。
17 周回後半で、メイン集団が活性化、 2 分差まで先頭グループを追い上げる。中西がアタックに果敢に反応する様子が、各観戦地点にて確認されている。
18 周回で、先頭 3 名を 30 秒差で追う、明治大学の小林選手、朝日大学の渡邊選手、鹿屋体育大学の山本選手の 3 名の追走グループが形成される。追走グループの 1 分後を中西属するメイン集団が追う。
19 周回で、先頭 3 人と追走 3 人が合流。先頭グループ6人と、追走するメイン集団というレース展開に。
周回を重ねるごとにこの6人がひとり、またひとりと先頭から脱落して行き、さらに24-25周目にかけては、終盤にきて尚鋭さの衰えないハイレベルなアタック合戦で選手が鎬を削った。26周回完了時には先頭グループは完全に吸収された。ラスト1周では鹿屋体育大学の徳田選手、中西、明治大学の野本選手の順でラインを通過し、追走の19名と差をつける。
中西は、1位明治大学の野本選手・2位日本大学の草場選手・3位早稲田大学の中川選手に次ぐ4位となった。

【サポート】
ロードサポートの経験が多いマネージャーが、あらかじめ全てのサポート要員の行動予定を立てて当日のサポートに臨んだ。
ゲート開門次第すぐにコースへ出発する第1グループ・選手数人がコースで試走を始めた頃に出発する第2グループ・最後まで車に残って忘れ物やメカトラに備える第3グループにサポート要員を分けた。各自の持ち物リストに改良の余地はあるが、この役割分担は思ったよりも塩梅よく機能した。
また、選手からの声をいつでもキャッチできるように、選手にとって有益な情報をいつでも伝えられるように、と補給地点以外にも観戦地点を3つ設けた。

・ゼッケンの渡し間違い
・延長バルブなどの機材にまつわる忘れ物
・代輪が万全であるかどうかの確認不足
・黒いボトルには水、それ以外の色のボトルには味の付いた飲み物→視覚的に分かりやすくて良い
・グループ3段重ねは結構うまくいったので、これからのサポートにも投入して持ち物リストなどの面で精度をあげてほしい。

【感想】
自分が経験した出場者数・サポーター数共に多いインカレロードのサポートにおいて、前もって考えておくべき段取りの準備不足に起因する混乱が最も少なかったと断言できます。
やれるだけの準備は全てやりました。
というのも、私がチーフとしてすべき最後の役目はロードのサポートを円滑に進めるためのサポートの指揮であると認識していたからです。
選手を如何にストレスフリーの状態でレースに送り込めるか、そのように考えるようになったのも、執拗にロードのサポートへ行きその経験がここで活きたのも、いろんな選手からの声のおかげです。

私は選手に育てられたマネージャーです。
選手やこの部が大好きだったからこそ、ここまでやってこられました。
どうかマネージャーを一緒にレースに臨むパートナーとして認めてやって頂きたい。
サポートに不備があれば、その都度指摘をしてやって、いざ自分の大一番の試合の際に心から信頼できるマネージャーを育ててやってほしい。
自分がそういうマネージャーで在れたかは分かりませんが、うちの部のマネージャーなら、きっと力になってみせると思いますので、どうか向き合ってやって頂きたい。
向き合ってくださる選手がいて、私はマネージャーとして幸せでした。

このレースをサポート出来て本当に良かったです。
いいレースを見せてくださって、本当にありがとうございました。
皆さんお疲れ様です。

今回のインカレロードの日には、今までにないほどたくさんのOB・OGの皆様が駆けつけてくださいました。
本当にありがとうございました。
これから幹部交代が行われ、部の雰囲気がまた違うカラーに変わることと思いますが、
選手たちへの変わらぬご支援・ご声援を心よりお願い申し上げます。

長くなりました。
以上のサポートの記録が未来のマネージャーさん達の参考になれば幸いです。


チームスプリント


チームパーシュート


中西さんおめでとうございます。


非常に多くのOB・OGの皆様が応援に駆けつけてくださいました。
お忙しい中、本当にありがとうございました!



3回生 松本瑞希

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