同志社大学体育会自転車競技部 日々の記録

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白馬クリテリウムレースレポート

2015-08-09 22:59:36 | 試合レポート

2015年度 全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ
第6戦・白馬ラウンド

日程:2015年8月1日(土)〜2日(日)
会場:長野県北安曇野郡白馬村飯森 特設周回コース
  (1周回:1.6km 標高差:1.5m)
天候:二日間とも晴れ
出場選手:C2 川元優佑(商3)
C3 南知拓(経2)・冨嶋奎太(経2)・宇佐美元基(社1)
       渡邊崚介(スポ1)・小畠和也(商1)・浅野公太(スポ1)


▽一日目 ポイントレース形式▽
C3は10周、16.0㎞。そのうち4周・7周・ラストがポイント獲得周回。
C2は16周、25.6㎞。そのうち4周・7周・10周・13周・ラストがポイント獲得周回。


C3-A 12:00〜 南・浅野 

南 DNF

最前列からスタート。
1周目は集団中程、その後直ぐに集団後方へ 4周目ライン通過時には先頭から1分遅れほど。
ただ、メインの集団はこのとき形成されておらず、加えて目立った独走もない
バラバラな状態での走行が目立つレースであった。
終盤、集団が形成されるも、集団内で順位をあげる姿は確認出来ず。
残り3周回を残しDNF。

浅野 DNF

最前列からスタート。
レースが始まると同時にまわりの他校選手に圧され、集団内でまったく位置取り出来ていない様子。
一気に集団後方まで順位を落とす。先頭集団に着いていくので精一杯であったと本人も話していた。
周囲にあまり人がおらずまわりに配慮する必要がない時であっても、
コーナリングが大回りすぎるように見えた。そのためコーナー後の立ち上がりがとても苦しそう。
7周目で足切り。DNF。



C3-B 12:30〜 宇佐美

宇佐美 9ポイント 4位

集団中間をキープしての走行が続き、第1のポイント周回(4周目)を迎えたが、ここではポイント獲得ならず。
さあ、7周回目でのポイントを取るぞというところで落車したが、ニュートラル適用で1周後レースに復帰する。
第2のポイント周回では2着、3ポイントを獲得。落車後うまく先頭集団前方に戻ることができたことが大きいよう。
レース後半に日体大の選手が飛び出し、独走状態に入る。
その後ろを宇佐美、4人で追走。この4人からも1人単独で先頭を追いかけるため飛び出し。
宇佐美含めた3人での追走となるが、ひたすら宇佐美が先頭を引いているように見えた。
ラスト周回は5着、6ポイントを獲得した。合計9ポイント、4位。



C3-C 13:00〜 小畠

小畠 3ポイント 11位

最前列からスタートし、集団前方に位置する。
3周回目では、飛び出た先頭3人のうちひとりが小畠であった。
4周目、2着で3ポイント獲得。ポイント周回でいっきに先頭の人数が増え、小畠集団の後方へ。
ここからじわじわと集団からちぎれ、3秒ほどの差で5周目終了。
かなり順位を落とした後、他校選手と2人でまわしていく模様であった。
7周目、先頭集団最後尾から25秒遅れ7人で追走、ポイントなし。
先頭集団最後尾との差や追走の人数に大きな変化はしばらく起こらなかった。
ラストは12着。ポイントなし。



C3-D 13:30〜 冨嶋・渡邊

冨嶋 DNF
渡邊 12ポイント 4位

冨嶋・渡邊4.5番手、双方いい位置で1周回目を終える。
ペースは比較的抑え気味で安定していたため、集団に千切れは見受けられない状態。
冨嶋・渡邊、2.3番手で3周回目を終了。ポイントを十分に狙える好ポジション
であったが4周目途中で落車が発生し、双方巻き込まれた模様。
渡邊は5周目でレース復帰に成功したが、冨嶋はこの時点でDNF。
渡邊は懸命に追い上げ、6周目、集団前方に再び返り咲く。
7周回目、先頭でライン通過、渡邊5ポイント獲得。
トップ集団での位置をキープして走行を続けるものの、9周目でアタックが決まり
渡邊属する集団は追走するかたちとなるが、この集団がかなり牽制気味。
積極的に渡邊が先頭を引いている様子が伺えたが、先頭をとらえることはできなかった。
渡邊4着、8ポイント獲得。合計12ポイント、4位。

集団先頭を走行する渡邊




C2-15:30〜 川元

川元 DNF

1周目から先頭で川元ライン通過!
いきなりのハイペースで、中切れが起こり早速先頭集団が形成されそうな勢いであった。
というのも川元が全体のペースを劇的に上げており、レースを引っ張っているのが分かった。
2周目途中、5人ほどの逃げがみられたが、後ろのメイン集団がすぐに追いつきにかかる。
逃げのほうに川元は属し積極的な走りを見せる。3周目で集団真ん中あたりでふたつに途切れる。
川元、6.7番手ほどで3周回目を終える。その後、順位をかなり落とすが、すぐに単独で追いつきに行く様子が伺えた。
5周目で川元集団に復帰したものの、次の周回でメイン集団からちぎれる。川元、1分半ほど遅れて4人で集団を追う。
この4人と集団最後尾との差は、9周目で40秒、明らかに差は縮まる。
先頭では2人が飛び出し、7人が追走、そのまた後ろを40秒差で川元たち4人が走行。
しかし4人のうち2人がペースあげ、川元離され気味。
11周目で4人の追走体制が崩壊。13周目で川元DNF。



▽二日目 ロードレース形式▽
C3はスタート20分後、ラスト3周回に入りフィニッシュ。
C2はスタート45分後、ラスト3周回に入りフィニッシュ。


C3-A 8:00~

宇佐美 2位
小畠 13位
浅野 DNF

1周目半ばで集団からちぎれる選手あり。すでに中切れが発生し、集団ぶちぶちと分断されている状態。
2周目、宇佐美小畠は第一集団の悪くない位置。もうちょっと前のポジションを狙える場所であった。
浅野は第二集団で走行。3周目では宇佐美小畠メイン集団10番手ほど。5秒おくれて浅野3人で走行。
そのまま3人でまわせとの指示が飛ぶ。6周目で小畠が先頭に出る、宇佐美はこの時点でら5番手ほど。
ラスト3周回に入るまでに残り5分をきったところで宇佐美単独で逃げるが、すぐ吸収された。
小畠はメイン集団先頭で落ち着いた走行。レース開始19分ほどで浅野DNF。
宇佐美吸収された後、集団前方を走行。小畠集団中間を走行。
他校選手のアタックがかかり7秒ほどの差がついたが、一気にメイン集団追い上げる。
そのままスプリント勝負にもつれ込み、宇佐美僅差で2位、大変悔しそうであった。
小畠は、急激なペースアップに乗り遅れたようだが立派に完走、13位。

初レースの浅野


2日間とも完走した小畠


宇佐美C2へ昇格!




C3-C 9:00~

冨嶋 DNF
渡邊 DNF

開始後すぐに、渡邊のホイールがパンクしたと放送が入る。
観戦中の選手が渡邊の待機するピットへ走るも、渡邊レースに復帰できず無念のDNF。
まとまった集団は見受けられず、バラバラ状態。その中間を冨嶋は走行。
メイン集団が徐々に形成されるも、冨嶋5人ほどのまとまりで15秒ほど集団から遅れて走行。
レース開始15分ほどで、先ほどの追走5名の集まりから冨嶋こぼれ、ひとりで追走となる。
レース開始20分、ラスト3周回に入るか否かというところで冨嶋DNF。

好ポジションをとらえた際の冨嶋




C3-D 9:30~

南 DNF

ペースが比較的落ち着いており、集団ひとつにまとまっていた。
7番手ほどを南は走行。最初の位置取り悪くない。開始8分ほどで2人が飛び出しメイン集団がバラけはじめる。
この時点で集団の最後尾に南、前に行かないと千切れてしまう。開始11分ほどで南集団から千切れる。
その後2人で追走かと思われたが前後にいた2人を巻き込み結局4人での追走となる。
ラスト3周回までなんとか漕ぎ着けたものの、残り2周回を残し、南DNF。

4人で追走中の南




C2-A 11:00~

川元 11位

危ない勝負はあまりせず、完走こそ目標であるとレース前にうかがった。
川元、昨日に引き続き1周目から先頭でライン通過。川元が先頭を引く状態がわりかし長く続くなかで、
集団ばらけずひとまとまり。何度かアタックがかかるものの吸収される。
その際も川元は安定して集団の前方の走行を続ける。
レース開始25分ほどで法政の選手のこのレースにおいて決定的なアタックがきまる。
その後駒沢大学の選手も飛び出し、先頭ふたりになり、追走集団中程に川元。
かなり先頭とメインが離れてしまった。というのも集団に残った法政の選手の牽制が大変うまかった、とのこと。
川元、先頭の追走を試みるも、それに同調してくれる選手が他におらず長く先頭を引き、足を消耗してしまった様子。
残り3周回にはいったところで川元が突然速度を緩め急激に順位を落としたがそのまま走行。
パンクかメカトラかと思われたが、特に問題がなかったらしい。
このアクシデントにより完走が危ぶまれたが、川元懸命に追い上げ11位でゴール。
牽制をされ続けていた法政の選手を最後の最後で抜き、川元思わずガッツポーズ。


感想

今回の遠征を振り返ると、1番初めにでてくるのは
『とてもとても楽しかった!!』という感想です。

マネージャーの人数・経験・能力が、選手の参加人数に追いついておらず、
サポートの質にムラができてしまったことは大変申し訳なく思っていますが、
レース展開が前よりも掴めるようになり、自分のサポートするべき選手の試合をみて
楽しめるようになったことに、心の底から喜びを感じました。

1面田んぼで見通しがよく、選手の走行を終始観戦できるため、
だれがどのように飛び出すのか、どのように先頭を追い上げるのか、
そういったレースの動きを見届けることができる点が
白馬で行われるレースの魅力であると感じました。
ほかのマネージャーにも、ここでのレースをぜひぜひ見てほしい!

実力を発揮できた選手、今の実力を知ることができた選手の一方、
南・冨嶋に関しては『彼、本当はもっともっと走れるのに』と感じ、
どうにも大変歯がゆい思いがありますが、インカレに向けてどうか気持ちを高め
集中して練習に打ち込んでほしいです。

アクシデントにて2日目完走できなかった渡邊には、
この悔しさをバネに飛躍してほしいです。美山・白馬に引き続き
根性溢れる渡邊のレースをインカレトラックでも見せてほしいです。

2日目のレースをどちらも立派に完走した小畠ですが、
それはきっと彼にとってとても大きい自信となったのでは、
または自信にしていいのでは、と傍から見て感じました。
ヒルクライムなどの昇格試合にむけて、実力を高めてほしいです。

またこの度宇佐美がC2に昇格し、インカレへの出場権を獲得しました。
入部してから着実に実力を高め、記録を残していく彼に大変期待しています。
インカレでは本来の実力を出し切るべく、どうかレースを全力で楽しんでほしいです。

初レースということで、この試合で1番感じる部分が多かったのは浅野では、
と考えています。自分の実力を知ったうえで観戦するインカレの試合は、
知らないよりも数倍有意義なものになると思います。

このレースで先頭を引く姿を見ることが1番多かったのは、やはり川元さん。
全トラでの入賞など調子を高めてきてらっしゃるように感じます。
来たる大舞台インカレまで、このままチームを引っ張っていってほしいです。

隣でレース展開を教えてくださった吉川さんのおかげでレースを数倍楽しむことができました。
吉川さん、宮地、レース前の場所取りや機材チェック、運転、買い出しなど、
全力のサポート本当にありがとうございました。

松本お気に入りの1枚





2回生マネージャー 松本瑞希




また今回の遠征に同行してくださった同志社大学スポーツ機関紙アトムの記者さんによる、
白馬クリテリウムの記事がウェブにアップされています。よろしければご一読ください。
http://doshisha-atom.net/headline/result.php?linkno=26&no=1715