北が中国をバックにトランプさんを騙そうといろいろとやっているようです。瀬取りも相変わらず止めていないようです。
と言うか、完全にアメリカによって補足されているようです。アメリカはこれを安保理に通告して加盟国に停止を訴えたようです。
さて、北はどう出るのでしょうか。それにしても、どこの国が手助けしているのでしょうか。やはり、中韓でしょうか。
産経ニュースより 2018.7.13
北 朝鮮、瀬取り89回 米が安保理制裁委に通告 全加盟国に輸出停止訴え
米国連代表部は12日、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に対し、北朝鮮が1~5月、洋上で積み荷を移し替え る「瀬取り」の手法で、石油精製品を少なくとも89回輸入したと指摘する文書を提出した。関係筋が明らかにした。
制裁決議で定めた輸入上限に達した可能性が極めて高いとし、同委員会は国連の全加盟国に対し、北朝鮮に今後輸出しないよう、早 急に通知すべきだと指摘した。(共同)
金ちゃんは、習皇帝の後ろ盾に自信をもったのか、どうもアメリカをバカにしたような態度を見せ始めているようです。
トランプさんを試しているような素振りですが、トランプさんはどこまで我慢するのでしょうか。まさか、騙されるなんてことはないでしょう。
産経ニュースより 2018.7.12
かすむ最大限の圧力、顕在化する米朝の温度差 首脳会談から1カ月
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がシンガポールで史上初の米朝首脳会談を行ってから1 カ月となる12日、米側は米兵の遺骨返還をめぐる実務者協議を見込んでいたが、北朝鮮側が応じず、仕切り直しとなった。両首脳は 「朝鮮半島の完全非核化」で合意したものの、具体的進展も見られず、温度差が顕在化している。米国と北朝鮮、韓国の思惑と今後の 展望を探った。
米国「リビア方式」放棄…「中朝主導」に高まる懸念
米朝首脳会談を受け、今月6~7日に平壌で行われたポンペオ米国務長官と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員 長らによる高官協議で明白になったのは、トランプ政権が北朝鮮を比較的短期間で核放棄させた後、見返りに経済制裁を解除する「リ ビア方式」の非核化追求を断念したことだ。
ポンペオ氏は8日、訪朝に続く東京での日米韓外相協議の後の記者会見で、米朝首脳が合意した「非核化」「(体制の)安全の保 証」「米朝の平和的関係の構築」を「同時並行的に進めていく」と表明した。
これは、北朝鮮が非核化に向けた措置を段階的に進めていくのに合わせ、体制保証や米朝関係の正常化につながる措置を事実上の 「見返り」として提供することを意味する。
ポンペオ氏は「非核化実現まで北朝鮮への経済制裁は維持する」と強調する。しかし、北朝鮮の最大の貿易相手国である中国が米国 の制裁関税に反発して中朝国境貿易の取り締まりを緩める中、北朝鮮への「最大限の圧力」路線は確実に骨抜きとなりつつある。
北朝鮮と中国が求める「段階的措置」による非核化に対しては、米国の核専門家の間でも「現実的手法だ」とする指摘はあるもの の、今後の交渉が中朝の思惑に乗って進む恐れが強まった事実はぬぐい難い。
加えて、米韓合同軍事演習を「挑発的」と決めつけて中止を表明し、在韓米軍の撤収にまで言及したトランプ氏の態度は、米韓同盟 の分断を図る中朝の術中にはまったとの印象まで拡散させている。
北朝鮮から見返りをむしり取られた末に核放棄の約束を破られ続けてきた「歴代米政権の失敗」を繰り返さないためには、手始めに 非核化に向けた具体的措置を速やかに北朝鮮から引き出す必要がある。
トランプ政権としては、信頼醸成措置の域を出ない行方不明米兵の遺骨返還とは別に、北朝鮮が高官協議で約束した、弾道ミサイル 用エンジンの燃焼試験場の早急な廃棄を促すとともに、非核化の手続きや期限を定めた行程表で合意し、北朝鮮を非核化のレールに乗 せたい考えだ。
一方で、対北交渉の行き詰まりが明白となった場合、現在は米朝交渉で「脇役」に追いやられているボルトン大統領補佐官(国家安 全保障問題担当)ら対北強硬派が一気に存在感を高める事態も予想される。
北朝鮮「米兵遺骨」カードで揺さぶり 最大限の見返り狙う
朝鮮戦争(1950~53年)で戦死した米兵の遺骨返還について話し合うため、米側関係者が12日、南北軍事境界線がある板門 店(パンムンジョム)で待機していたが、北朝鮮側は姿を見せず、この日の協議は流れた。韓国の聯合ニュースが報じた。北朝鮮側は 15日に将官級会談を開くことを米側に打診したという。
北朝鮮は、遺骨返還問題で米側の非核化要求をかわしながら、信頼醸成措置として最大限の見返りを引き出す狙いとみられる。出席 者の格上げを突き付けて米側を揺さぶり、効果を高める思惑もうかがえる。
米朝両首脳は首脳会談で遺骨収集や返還での協力で合意。平壌で6、7日に開かれた高官協議では「合意の誠実な履行」として北朝 鮮側が遺骨発掘のための実務者協議の速やかな開催を提案していた。協議に出席したポンペオ米国務長官も8日、訪問先ベトナムで米 国とベトナムの関係改善も「ベトナムで戦死した米兵の遺骨返還の協力から始まった」と、遺骨問題での米朝協力の意義を強調した。
北朝鮮は1990~2005年に推定約630柱の遺骨を米国に引き渡した。共同発掘も33回行われ、遺骨収集のためにこの間、 北朝鮮に2800万ドル(約31億円)が支払われたとされる。今後の協議でも米朝が費用をどう負担するかが焦点。米国防総省の担 当者は米政府系メディアに、費用を補填(ほてん)する権限はあるとしながら「見返りとしては支払わない」と説明した。
北朝鮮で行方不明になった米兵は5300人に上ると推定され、新たに遺骨発掘を進めると長期化は避けられない。北朝鮮にとって 米国をつなぎ留める有効なカードとなる。朝鮮戦争の終戦宣言に向けた協議も提案しており、「行動対行動」を掲げ、見返りを引きだ そうとするのは確実だ。
だが、米側の主題はあくまで完全な非核化に向けた措置だ。完全な非核化まで制裁を維持する姿勢も崩していない。遺骨返還カード は米国の足止めに効果はあっても、制裁解除には有効打とはならず、北朝鮮が具体的非核化措置を迫られた現状に変わりはない。(ワ シントン=黒瀬悦成 ソウル=桜井紀雄)
どうせなら、トランプさんが堪忍袋の緒を切って、一気に攻め込んで貰いたいものです。
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