AIが、古典の買い得に力を発揮しているそうです。これは、面白い活用方法ですね。今まで、読めなかったものが一気に解読されるなんて思いもしませんでした。これは、面白そう。
宮崎さんが取り上げてくれています。さて、今まで分からなかった古代が見えてくるのでしょうか。何とも楽しみです。
AIが、こんな使われ方をするとは頭の悪い私には想像も出来ませんでした。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和六年(2024)4月30日(火曜日)弐
通巻第8234号
AIの文化的活用は学問的にプラス
古代文字が次々と解読され、歴史解釈がかわりつつある
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火山灰に埋まってポンペイは1800年間、歴史から消えていた。
紀元前79年、ヴェスヴィオ火山の噴火で、繁栄を極めていたポンポオが突如、火山灰に埋もれた。紀元前8世紀ごろ薩摩に栄えた上野原縄文集落も火山で埋もれた。
さて十八世紀に発見され、現場では発掘が延々と考古学チームが続けてきたが。奴隷部屋の発見や土器、建物などかたちのあるものから当時の文明が具体的に想定できるようになった。解けなかったのは文化、とりわけパピルスに書かれて古代ギリシア文字が、炭化していたためだ。
AIが解読技術に投入され古代文字解読に革命的進歩があった。
古代バビロニアのギルガメシュ叙事詩など、ドイツチームが解読したし、エジプトのスフィンクスに書かれた文字もAIの投入で解読が進んでいる。
日本でも凸版印刷が発明したAIアプリ[iOS]で、古文、とりわけ崩し字の解読率が90%を誇るようになった。
AI時代は古代文献学者には朗報だろう。
ポンペイで発見されたパピルスの巻物の文字は炭素化けしていた。
AIが解明し、次々と古代文献が解読されているが、哲学者だったプラトンの最後の晩餐を描いた巻物が発見された。弟子たちが伝えた著作と、ポンペイ盤とはどこか違いがあるのか、これからも解読作業と研究が続くだろう。
プラトンはソクラテスの弟子、アリストテレスの師にあたる。プラトンの『饗宴』にはエロス、少年愛などが書かれているとされてきた。
何か新しい発見が期待出来そうでワクワクしますね。こんな使われ方ならAIの進化も大歓迎です。面白くなりそう。
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