台湾総統選の結果は、やはり単純に喜んでいる場合じゃないようです。台湾の人達の複雑が思いが現れているようです。
宮崎さんが取り上げてくれています。やはり台湾の独立は単純には行かないようです。果たしてどうなるのか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」 より 令和六年(2024)1月15日(月曜日) 通巻第8091号
台湾総統選、たしかに民進党が「勝った」? 17%の支持率激減
「地球市民」の民衆党は26%支持、8議席獲得をどうみるか?
2024年1月13日、台湾総統選は民進党の頼清徳が40・05%、次点の国民党の候友宜が33・49%,三位に浮上した台湾民衆党は26・46%を獲得した。
番狂わせは、この第三党の大躍進である!
国会の議席は民進党が51,国民党が52 民衆党が8,諸派2議席となって、ねじれ現象。少数与党となる民進党は第三党の民衆党のご機嫌を窺わないと法案を通せない。民衆党はどちらかというと親中派である。
問題は何か?
民衆党は二大政党に飽き飽きした台湾国民の政治離れとイデオロギー世代の旧態依然の隙間をついた。
無党派の若者たちが猛烈に支持した、いってみればネット空間が主力であり、もっとも重要な中台関係は、曖昧なのだ。中国政策はなきに等しく、「平和的話し合い」「交流拡大」などと抽象的な言い分で、はなから「国民党の別働隊と囁かれてきた。
元医師で自らアスペルガー症候群だという何文哲は台湾市長に立候補し、いわゆる「市民派」という得体の知れない大衆の人気を掴んだ。
以後、台風の目となったのも、政治思想がない、曖昧な「地球市民」とういう呼びかけが受けたからだ。おどろくべし、台湾の若者たちはグローバリズムの信仰 者、だから今回の26%もの支持率とは、かつての「親民党」「台湾団結連盟」「時代力量」など諸派の支持層も、民衆党に投票するという流れを産んだ。
今回の台湾総統選、爆弾を抱え込んだと言えるだろう。
それにしても、あのChinaを受け入れる人がどうしてそんなにいるのでしょうか。何を持ってChinaを受け入れるのかが理解できませんが、それが人間なのでしょうか。
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