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★中露の外交、何かに追われたような焦りがでてきた

2023年09月23日 | 国際

 

追い詰められた中露の外交が焦りを見せているようです。流石に、ここまで追い詰められるとじっとしていられないのでしょう。

  宮崎さんが取り上げてくれています。この焦りが崩壊に繋がって欲しいものです。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)9月20日(水曜日) 通巻第7918号 

 中露の外交、何かに追われたような焦りがでてきた
  世界を飛び回る王毅とラブロフ

 サリバン米大統領補佐官がマルタへ飛んで王毅外相と12時間の話し合いを行った。
中国の王毅外相は、その足でモスクワへ飛んだ。安全保障協議のため4日間のロシア訪問だが、習近平・プーチン会談の地ならしと見られる。

 王毅はロシア安全保障会議書記のニコライ・パトルシェフの招待で安全保障協議を開催するというが、外相不在となった政治局員兼国務委員の王毅が中国外務省ばかりか、安全保障会議だから国防相の役目も担うことになる。大丈夫か?

 9月18日に、モスクワ入りした王毅はすぐさまラブロフ外相と会談し「国際舞台での協力強化に注力する」と述べた。失脚した李尚福国防相は八月にロシアとベラルーシを訪問し、軍事協力の緊密化を呼びかけたばかりだった。
両外相は「米国の反露・反中的な行動に対する両国の立場の近さ」を確認。ロシアの侵略が続くウクライナ情勢についても、「ロシアの利益を考慮せずに情勢を正常化しようとする試みは無意味だ」とする認識で一致したとか。

 10月に北京で開催される「一帯一路国際会議」にはプーチン露大統領も出席し、中国の習近平国家主席と会談する見通し。
ラブロフは、12日から約1週間にわたった北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の訪露の結果を報告し、また王外相は訪露に先立って地中海のマルタで行ったサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)との会談の内容をラブロフに伝達したという。

 プーチン大統領は「東方経済フォーラム」においても、中国の張国清副首相に対し、ロシアと中国の関係は「まったく前例のない歴史的なレベルに達している」と述べた。

 一方、NYの国連総会、ゼレンスキーの演説にメディア報道が集中しているが、中国は韓正副首相を派遣し、ブリンケン国務長官と会談した。王毅は国連には行かなかった。欧米諸国の批判は韓正が受けてくれば良いという態度だ。
こうみてくると、ロシアと中国はなにか焦りに似た外交を展開しているのではないか。

 珍事はドイツ外相の発言だった。女性のアナレーナ・ベーアボックは「緑の党」党首だ。
 そのベーアボック独外相がFOXテレビのインタビューで習近平を「独裁者」と呼び(バイデンもそう呼び、プーチンを人殺しと言ったが)中国から猛反発を受けた。

 中国は「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。外交ルートを通じてドイツ側に抗議した。
「ドイツ側の言論は極めてでたらめで、中国の政治的な尊厳を重大に侵犯している」と批判し「公然の政治的な挑発だ」と強く反発した。 
ドイツは左翼政権だが、メルケルまでは親中派の代表格だった。それが豹変したことに慌てたのかもしれない。

 ところでメルケルの白像が自壊した。欧州では不吉な出来事と評判になっている

  久しぶりにメルケルの話題が像の自壊とは何かを象徴しているのでしょうか。
  いよいよ世界も崩壊が近いのかも。


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