団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★SMICが7ナノ半導体製造に成功という情報

2023年09月10日 | 中国

 

SMICがファーウェイの新型iPhoneに供給する7ナノ半導体製造に成功したそうです。本当でしょうか。
  これが本当ならChinaが復活するのでしょうか。

  宮崎さんが取り上げてくれています。半導体の世界は混沌としているようです。日本企業がこの世界でもう一度主導権を取ることが出来るのでしょうか。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和五年(2023)9月7日(木曜日) 通巻第7901号 

 SMICが7ナノ半導体製造に成功という情報
  全量をファーウェイの新型iPhoneに供給

 先週、中国でファーウェイが起死回生をはかって売り出した5Gアイフォン。中に使われた半導体は5G(第五世代)だとして注目を集めた。
親中派の『アジア・タイムズ』(9月5日)は「これはSMICが7ナノ半導体に成功したからだ」と分析した。

 業界の専門家は「似てはいるが、とても7ナノとは言えない」とする意見と、「成功した」とする分析に分かれる。

 後者の理由は第一にSMICに残った台湾と韓国の優秀なエンジニアが数百人もいること。第二にオランダの半導体装置メーカーASLMが、米国の制裁前に すでに出荷していたという確証のない事情をあげ、第三にSMICの子会社のSMSCが2020年10月に10ナノ半導体製造に成功している」と三つ理由を 挙げた。

 7ナノは米国のインテルでもなかなかうまく行かない技術である。世界最先端の3ナノ半導体は現在、台湾のTSMCと韓国のサムソンしか製造に成功していない。 
 TSMCの熊本工場は28ナノの汎用製品である。日本勢はルネサスもキオクシアも40ナノで、台湾、韓国、米国に周回遅れである。

 日本政府が3300億円の補助金を出して、いきなり2ナノを2027年に目ざすという「ラピダス」は、現在北海道千歳工場の起工をしたばかり、技術的にはIBMが設計図を提供し、またラピアスのエンジニア数十名をすでに米国で研修させている。
最大のネックは「水」である。千歳の人口は十万。その生活水量に匹敵する水を、ラピダス工場は使用するが、新しい水源をいかに確保できるか、それが深刻な問題である。

  日本政府の補助金が無駄になるのじゃないかと心配します。これも、正しい国家観も歴史観も持たない政・官・財のリーダ達にはそんな情熱も気概もないからじゃないでしょうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿