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バイオエタノール

2007年06月09日 | エネルギー 環境

  第2780回第2781回で取り上げたバイオエタノールにホンダがいよいよ乗り出すようです。

  日刊工業新聞より

  本田技術研、RITE菌用いたバイオエタノールプラントを来月稼動

  本田技術研究所(埼玉県和光市)は地球環境産業技術研究機構(RITE、京都府木津川市)が開発中の菌体「RITE菌」を用いて、セルロース系植物からバイオエタノールを高効率で生産するパイロットプラントの運転に入る。RITE菌は従来の酵母菌に比べ、糖からアルコールに転換するまでの生産性が10倍高いことを確認した。7月までに100キロリットル容量の設備を完成させ、2年先の実証プラント立地を視野に連続運転に乗り出す。

 バイオエタノールは自動車用燃料として期待されているが、世界的普及に向けては食料系でなくセルロース系から高効率で取り出す新技術が求められている。今回、本田技術研がRITEと共同開発したプロセスは、稲わらなどのソフトバイオマスを加水加圧処理してセルロースとヘミセルロースを取り出し、それを糖化酵素で糖化。糖の中にRITE菌を加えて糖を分解しアルコールを得る仕組み。

 RITE菌はセルロース、ヘミセルロースの両糖類を分解し、アルコール濃度7―8%液体を生成する。RITE菌は生産スピードが速く、しかも前処理で生成した不純物の影響を受けずに糖分をエタノールへと転換し続ける。

 研究室段階での実証で1リットルの液から1時間に20グラムのアルコールを生産。10時間で7%濃度を実現した。これは従来の酵母菌と比べ10倍以上の生産性という。7%濃度のエタノールは蒸留して99%以上の濃度にする。

 この成果を踏まえ、7月の完成をめざす100リットル容量の連続精製プラントで工業化に向けた実証に入る。エネルギーを最も使う前処理とエタノール高濃度化工程での効率化や、エタノール生成濃度の一層の向上などを追求する。

2010年までには商業化技術を完成させ、国内外での実用プラントの立地へつなげる。

第2780回で取り上げたバイオエタノール・ジャパン・関西株式会社も期待したいですが、これも良さそうですね。効率はこちらの方が良いのでしょうね。
  この当たりが本当に上手く行けば食糧を使うものも必要がなくなって問題も無くなりそうですが、どうなんでしょう。是非上手く行って欲しいですね。
  それにしても、ホンダって面白い会社ですね。太陽電池もやればバイオエタノールも手を出す。環境意識の高い会社なのでしょうか。2兆円も儲けて太陽光発電一つやらないどこかの自動車会社と比べたくなります。

頑張れホンダ!