作品紹介・あらすじ
主婦の咏子は、高校生の息子と小学生の娘、夫と平凡に暮らしていた。ある夕方、駅近くの商業施設で爆発事件を目撃。駅を使う息子が気になり電話をかけるが、「これはテロだ」と興奮して語る様子に違和感を覚え……。
読書備忘録
わかるわー・・・
子供育ていると、例えば子供たちが行っている先の近くで火事だとか事故だとか聞くと、もしやっ!と思うのと同じで、事件なども巻き込まれてはいやしないか、まさか加害者になってはいないだろうか?もーねーなんだってかんだって心配なのです。なので咏子の気持ちはよくわかる。
外国人技能実生のことはよく知らない。多分知らなくてはならないことだと思うところ、咏子は娘の同級生の母親から知ることができたのね・・・咏子のパート先のベトナムからの実習生クエは日本に実習生として来るのに借金をしていた。クエだけのことではないでしょう・・・
それにしても地方都市で起こった爆破事故には、なんでここが?都会じゃないのに?と言ったって、どこにだってヘイトはいる。
思っていたのと違う方向にお話は進んだ。
そして、よかった・・・と母親として思った。
★★★★☆