作品紹介・あらすじ
ほしいものも、会いたい人も、ここにはもうなんにもないの――。胸に迫る長編小説。大晦日の夜、ホテルに集まった八十歳過ぎの三人の男女。彼らは酒を飲んで共に過ごした過去を懐かしみ、そして一緒に猟銃で命を絶った。三人にいったい何があったのか――。妻でも、子どもでも、親友でも、理解できないことはある。唐突な死をきっかけに絡み合う、残された者たちの日常。人生におけるいくつもの喪失、いくつもの終焉を描く物語。
読書備忘録
始まりは衝撃的!と言っても作品紹介・あらすじに書かれていたけれど・・・
そんなことしなくてもウイルスがやって来たから、もうすこしながく生きていたら、この異常事態を目撃できたのに。そりゃぁわかっていたら、違っていたかもしれないけれど、先のことはわからないから・・・
そんな事しなければならない事情ってのいうのが・・・もういっか!
なんとなくわかる。八十過ぎているんでしょ?
私もめんどくさくなると、もういっか!と思うことありますよ。
最後に自分に引き金をひくのって!
最後の三行・・・覚悟が!
こんなことされた身内はと言うか、知り合いはと言うか・・・こんなことだったから冷静になっちゃったのか、冷静にしなくちゃと思ったのか・・・ショックが大きい時の感情って、とりあえず無?に逃げるのかな?その後襲ってくるのかな?皆さん考えています。なぜ?そして自分・・・
なかなかなお話で、言い方変ですが楽しめました。
★★★★☆