まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

サキ 最終回

2013-03-21 23:50:30 | ドラマ

最終回

『悪女の最後』





家に火をつけた須藤。


直美たちは須藤が4人目のターゲットかもと、

須藤の所在を確認。

住所が分かり、隼人が向かうことに。

岩城は他に行きそうなところを当たる。



須藤の自宅へ到着すると既に燃え広がっており、

無謀にも家の中へ助けに行く隼人。

倒れていた須藤を見つけ助け出した。



須藤は入院。

直美と隼人は病院へ。

理事長が自分の家に火をつけた。

そして妻は離婚届を置いて出て行ったことを知った直美。

須藤が病院に運ばれたと知らせても、

もう関係ない人だと言ったそう。


2人は病室へ。

隼人が助けてくれたことを知った須藤。

直美は須藤に話を聞く。


「2007年の2月28日、あなたと網浜サキさんとの間に、

何か接点があったはずなんです。

どんなことでも構いませんので、

何か思い当たることはありませんか?」


須藤はサキが言っていたことを思い出す。

1年前の2月28日は1人で食事を作って食べた。

2年前は夜勤。

3年前は母の暮らした家を見に行った。

4年前はお墓参り。

5年前は日本にいたくなくて旅行に行った。

6年前は母に会ってた。


直美はやはりサキは母親が亡くなった時、一緒にいたんだと。


「須藤さんは何をしていたか思い出せませんか?

病院に関係のあることだと思うんですが。」


その日、和繁が事故に遭った日だと思い出した須藤。

すると突然呼吸困難に・・・

話を聞ける状態ではなくなってしまった。



編集部では、岩城が明美を乗せた救急車の通ったルートを

地図上に記していた。

みんな同じ時間に相川町を通っていると。


「救急車で運ばれてる間に何かがあった。

そういうことだと思う。

野村先生、中川さん、本田、須藤理事長。

5人の男に殺されたと思ってるなら、あと1人残ってる。」


その時、隼人にサキから電話が。


冷蔵庫から肉を出し、焼き始めたサキ。

2つのグラスにワインを注ぎ、1つに毒?を垂らした。



サキの部屋へやって来た隼人。


「母さんの最期の時、一緒にいたんだね。」


救急車に一緒に乗り込み、手を握っていたサキ。


「いたよ。」


「母さん 苦しまなかった?

最期に何か言ってた?」


「隼人。

どうして隼人はお母さんを殺したと思ってるの?

どうしてそう思うの?」


「俺が・・・母さんの腎臓をもらったから。

母さん心臓に疾患があることを隠して、

負担を考えたらやっちゃいけなかったのに、

でも俺のために手術を・・・だから・・・

俺は姉ちゃんの大事な人を奪った。

俺にとっても大事な人だったけど。

何も知らなくて・・・」


「それで、私が君に復讐しようとしている。

そう思ってるんだ? 座って。

今日は思い出を聞かせて欲しくて。

だから電話したの。

隼人の家族の思い出。

あるでしょ? 沢山。

例えば・・・そうね、

初めて補助なしの自転車に乗れるようになった日。

デパートの屋上で遊んだこと。

七五三へはお参りは何処へ行った?

幼稚園の送り迎えはお母さんだった?

夏休みは毎年何処かへ行った?

海? プール? 山登り?

遠足のお弁当は美味しかった?

楽しい思い出がいっぱい?

君の沢山の思い出。 沢山の幸せ。

それは全部、私の不幸の上に成り立ってるのよ。

今までも、これからも。 ず~っと。」


「姉ちゃん・・・」


「それを言いたくて私は君に会った。

お母さんは最後の最後にあることを言った。

でも・・・絶対に教えない。

隼人はズルイのよ。

このワインね、どちらかを飲むと死ぬの。

お父さんとお母さんと一緒に過ごせる人生を

当たり前だと思ってたでしょ。

選んでもないのに、生まれた時から簡単に手に入れて・・・

だから今度は隼人が選ぶの。

どっちがいい?」


「俺は・・・自分が特別に幸せだなんて思ったことなかった。

普通だと思ってた。 でも間違ってた。

俺は・・・幸せだった。

姉ちゃんの言うように、

姉ちゃんの不幸の上に成り立ってた幸せだけど。

でも、もし・・・もし、人の幸せの分量が

一生の幸せの量が決まってるんだとしたら・・・

姉ちゃんだって・・・

これからの姉ちゃんだって・・・

何も出来なくて、ゴメンね。」


手に取ったワインを飲もうとする隼人。

サキが直前で止め、グラスが割れた。


「バカね。 本気にするなんて。

いい子ぶっちゃって。

出てって。 出てってよ!!」


涙を流しながらサキが言った。

隼人は黙って出て行く。



家に戻り、アルバムをめくる隼人。

楽しそうな日々の写真を見ながら泣き出した。



サキの部屋から何もかもなくなった。



仕事の後、飲みに行く直美たち。

サキは病院も辞め、マンションも引き払い、

静岡の実家にも一切連絡がないそう。


「俺は・・・母さんが亡くなって、姉ちゃんの存在を知ってから、

ずっと会いたかったんです。

だから会えた時は嬉しかった。

ホントに嬉しかったんです。

でも、姉ちゃんはあの人たちの人生を狂わした。

警察には捕まらないかもしれないけど、

あんなことをして・・・

俺は、ただ喜ぶばっかりで・・・

姉ちゃんが何を抱えどう生きてきたのか何もしらない。

バカでした。」


「彼女の罪は、彼女の罪なんだよ。

姉弟だろうが関係ない。 関係ないの。」


「でも、もう姉ちゃんに会う前には戻れません。

子供の頃のこと。

父さんや母さんとの思い出。

思い出したくもありません。」


そんな隼人に面接の時の話をする直美。

将来は真実をみんなに伝えられるような

ジャーナリストになりたいと言ったと。


「自分の人生を作るのは自分なんだよ。

どんなに苦しくても乗り越えるのは簡単じゃないけど、

一生懸命 生きてる人たちは沢山いるの。

新田。 自分の思い出はさ、自分のものなの。

誰も取り上げることなんか出来ないんだよ。」



1年後。



百合香とお墓参りに来た隼人は、

昔 住んでいた家に寄る。

庭でサキの手紙を発見した隼人。


『お母さんへ

私ね、隼人に会ったんだよ。

肉じゃがを作ったよ!

私が好きで作った肉じゃがをね、

お母さんの味とおんなじだって、とっても喜んでくれた。

こうしてお母さんに手紙を書くのは

楽しい会話をしてるみたい。』


「姉ちゃん・・・」


飛び出して行った隼人。


『お母さんへ

隼人がね、お父さんとお母さんの写真をくれたよ。

隼人の高校の卒業式の写真。

お父さんもお母さんも笑顔だったね。』


『お母さんへ

お母さん。 2月28日です。

お母さんに会えた日です。』



花屋で母親が手入れしていた花を見かけたサキ。

花の名前と花言葉を教えてもらった。


「再会を望む花で、また会う日を楽しみにっていうんです。」


ダイヤモンドリリーを買ったサキは歩き出し、

母親と待ち合わせていた場所へ。


歩道橋であの日のことが蘇る。


倒れた母に駆け寄ったサキは、

救急車を呼んでと周りに頼む。

そして救急車に一緒に乗り込んだ。

病院へ向かっている途中、救急車が停止。

横断歩道で中川が歩行者の老人にぶつかり怒鳴っていた。

救急隊員が老人に手を貸しに行き、

再び走り始めた救急車。

次第に明美の容体が悪化していく。


急ごうとしている時、救急車の前を自転車に乗った本田が。

ヘッドホンをしていて全く聞こえてない様子。


脇道に抜けようと救急車は方向転換。

すると今度は車が止まっていて進めない。

車を止めて電話をしていた野村。

電話を終え、救急車に気づいた野村は

おじぎをして車を走らせる。


その頃、病院では恵が和繁のことで須藤に縋りついていた。

これから受け入れ予定の患者がいて空きのベッドがないと看護師。

俺の息子だ、どうにかしろと怒鳴る須藤。



救急車に受け入れ不可能の電話が。

別の病院に連絡し受け入れ許可してもらう。

その間、ますます明美の容体が悪化。

手を握って励ますサキ。

その時、明美が呟いた。


「隼人・・・」


それを聞いたサキはショックを受ける。



病院で待つサキ。

そこへ隼人がやって来た。

明美が亡くなり、母親に縋って泣く隼人。


『隼人はズルイよ。 隼人はズルイ。

やっと会えたのに。

私はやっと・・・やっと会えたのに。』



港南総合病院にやって来たサキ。

電話している和繁を発見。

和繁は怪我して父親の病院に運ばれたと。

全然大したことなかったと話していた。

和繁に声をかけたサキは、

何時頃運ばれて来たのか聞いた。

そこへ須藤と恵がやって来て、和繁に声をかけた。


「お前は全く、みんなに心配かけて。」


「そうよ~。 でも本当に良かったわ。 大したことなくて。」


その様子を見ていたサキ。



『一度でいいから。 一度だけでも・・・

サキって呼んで欲しかった。』



歩道橋にやって来た隼人。

現場に花があるのを見つけた。


『目を瞑ると、いつも同じ光景が浮かぶ。

お父さんがいて、お母さんがいて、

隼人がいて・・・私がいて。

そんな日常が・・・私にとっての大切な思い出。

だから・・・だから・・・隼人。

いつか、またね。

また会う日を楽しみに。』



現場に置かれたダイヤモンドリリーを見て、

泣き崩れる隼人。


「姉ちゃ~ん!!」



ベンチに座るサキ。

お腹が大きい。

子供連れの母親に声をかけられる。


「もうすぐですね。」


「ええ。」


「男の子? 女の子?」


「男の子です。

名前、もう決めてるんです。」





ん~・・・納得いかない。


死んだ者と死ななかった者の区別はどこ?


復讐だったらやっぱ皆殺しの方が納得いったような。


その曖昧さがマイヤーなんだけど(‐∀‐;)



にしても隼人に復讐はちょっと違うと思う。


隼人は知らなかったんだしさ。


恨むなら両親だろ。


サキを捨てといて、新たに子供作って。


ホントに捜したのか?


サキでさえ捜せたんだぞ?



しかしサキの情報収集能力は尋常じゃないよね。


復讐のターゲットは通りすがりの者たちばかりなのに、


捜し出してしかも個人情報まで完璧。



ラストでサキは妊娠。


子供に隼人ってつけて、その後マイヤーになる訳ね。


サキにとって「良かった」って言葉は復讐のスイッチなのかもね。



隼人が一番可哀想だったかな。


サキをあんなに慕ってるのにね・・・



ま、色々楽しませてもらったドラマだったわ。





第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

第8話 第9話 第10話



美しい隣人  全10話

コメント (2)
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