まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

謎解きはディナーのあとで 第8話

2011-12-07 23:52:55 | 福士誠治 【その他ドラマ】

第8話

『殺意のパーティーにようこそ!!』





学生時代の先輩で歌舞伎役者の染田松五郎が、

TVドラマの主演をやることになり、

そのパーティーに出席するため

テレビ局へ行くことになっている麗子。

影山はその染田松五郎のファンだった。

松五郎は屋号の玉乃屋から通称タマちゃんと呼ばれていた。

付属だったため大学まで一緒だった麗子。

タマちゃんはとにかくモテた。

高1の時に友達からラブレターを渡すよう頼まれ、

渡したことがあって知り合いになったそう。

ラブレターは結局受け取ってもらえず、

友達にも言えないし、

捨てる訳にもいかず困ったと。



テレビ局まで送ってもらった麗子。

車から降りて転んでしまったが、なかったことに。

麗子の同級生が先に着いて待っていた。


中学時代からの友人・宮本夏希は

代々医者の家系でサバサバした性格の姉御肌。


天然キャラの森雛子は父が商社マンで、

高校1年の秋に海外の学校から編入して来て、

今でもみんなに敬語を使っている。


控えめな性格の木崎麻衣は父が日本画の巨匠で、

母が書道家の芸術一家の一人娘。


桐生院綾華は歴史ある桐生院財閥の令嬢で、

麗子と張り合って来た悪しきライバル。



綾華がタマちゃんが年上で同じ業界の人と

結婚するという情報をみんなに教える。

麻衣が急にふらつき、具合が悪いから帰ると。

夏希が麻衣を連れ会場から出て行く。

そこにタマちゃんが来てみんなに挨拶。

タマちゃんの姉・瑞穂も挨拶に来た。

するとなんと風祭まで登場。

タマちゃんがリアリティーの為に現職の刑事に

協力を仰いだとのこと。

そして更に影山までもが!!

宝生グループの力を使ってチケットを手に入れたそう。

タマちゃんを後で紹介してあげるからと、

影山を追い払う麗子。

そんな麗子に声をかけて来た男が。



男は高校時代の同級生・西山だと名乗るが、

麗子は全く覚えておらず・・・

西山は一度だけ麗子と喋ったことがあると。


高校時代、雛子に好きな人がいるか聞いた西山。

この前、タマちゃん宛てのラブレター渡されたと麗子。


西山は雛子は今でもまだタマちゃんが好きなのかと。

今日もタマちゃんがかっこいいと言ってたから

好きなんじゃないかと麗子。

西山は今でも雛子が好きで

タマちゃんの付き人をやっていた。


その時、悲鳴が聞こえ西山と声のした方へ行く麗子。

そこには瑞穂がセットの下敷きになっていた。

救急車で運ばれる瑞穂。

知らない女がいて、赤いドレスに赤い宝石をつけていたと。

西山が付き添いで行き、

麗子とタマちゃんが救急車を見送った。


捜査は任せてくれと颯爽と風祭が登場。

風祭は麗子に気づき「ショウレイさん」と声をかける。

こんなに近くで見ても未だ麗子と気づかない風祭。


「麗ちゃん、知り合い?」


「ええ・・・まぁ・・・」


「麗ちゃん?」


松五郎は学生時代からの知り合いだと説明する麗子。

風祭は自分も麗ちゃんと呼んでいいかと・・・

麗子は捜査にご一緒したいと言うが、

規則で禁止されていると断った風祭。


「そうですよね・・・」


「でもあなただけは特別です!」


「いいんですか!?」


「いいんです! そうだ、松五郎くん。

君も同行したまえ。 役作りの参考にすればいい。」


「ええ、是非!!」


「規則全然気にしてないし。」


「はいはいはいはいはい~。 見えるよ、僕には。

犯人へと続く確かな道がハッキリと!

さあ、どこまでも僕についてきたまえ!!」


「はい、警部!!」 (`・ω・´)ゞ


風祭を走って追いかけるタマちゃん。


事情聴取が終わり、影山のところに走る麗子。


「いた! 影山!!」


「しーーーっ!!

お嬢様、私、今ティータイムでございます。」


「あっ!! これ、私の卒業アルバムじゃない。

何勝手に持って来てんのよ。」


「ああ、高校時代の松五郎を拝見出来ればと思いまして。」


「映ってる訳ないじゃない。 2年も先輩なんだから。」


「残念でございます。」


「もう、いいから! とにかく急がないとマズイのよ。」


「お嬢様におかれましては、

何やらのっぴきならない事態に巻き込まれたご様子。

しかしながら、ティータイムだけは執事の権利として―」


「じゃあ、くつろぎながらでもいいから聞いて!

タマちゃんのお姉さんが襲われたの!!」



風祭が赤いドレスで宝石をつけた女を集める。

麗子の同級生の他にモデルの永瀬千秋。

犯人は瑞穂の知らない女性なので、

千秋だと決め付ける風祭。

しかし千秋はタマちゃんの婚約者だったため、

瑞穂は千秋のことを知っていると。


その頃、影山はタマちゃんの高校の

卒業式の映像を発見し見ていた。



今度は事故死だと言う風祭。


「まさか警部、最初から事故と分かっていながら、

僕の役作りの為に捜査をしてくれたんですか?

どこまで器のデカイ男なんだ。」


「はい、捜査終了。 お疲れちゃん!」


「待って下さい。 ちょっとこのまま待っててもらえますか?

お願いします。」


麗子は風祭に頼んだ。



「で、ここに来たって訳。 どう? 何か分かった?」


「まさかお嬢様は犯人が分からないのでございますか?」


「じゃあ、あなたは分かったの? 急いでるから教えてよ!」


「その為には、少々説明が必要となります。

それより、ほんの一瞬で事件を解決に導く方法もございますが。」


「そんなこと出来るの?」


「はい。 その為には、お嬢様の協力が必要不可欠でございます。」


「私の?」


「お嬢様には、もう一度みなさまの前で、

アレを披露していただきたいのですが。」


「アレって・・・何?」



みんなの前に戻って来た麗子はまた転んだ。

その時、その場をライトで照らす影山。

雛子の宝石が緑だったのが赤に。

宝石はアレキサンドライト。

光によって色が変わる宝石だった。

雛子は泣いて謝り、風祭に連れて行かれた。



自宅に戻った麗子。


「なんであの雛子が・・・」


「どうやらお嬢様は、森雛子様というお方を

あまりご存知ではなかったようでございますね。」


「そんなことないわよ!雛子は私の親友の1人よ。」


「ならば今回の事件の真相は

簡単にお分かりになるはずです。

ご自分でよくお考え下さい。」


「何よ、やけに突き放すじゃない。」


「この事件は私が解決するよりも、

お嬢様自身で真相に気づかれた方がよろしいかと。」


「あなたに言われなくたって自分で考えてたわよ。

でも、瑞穂さんは犯人は知らない女だって言ってたのに、

それなのに、どうして知り合いの雛子が犯人なのかしら?

・・・・・分かっちゃった!

瑞穂さんは雛子を庇っていたのね!!」


「いえ、庇う必要はございません。」


「分かっちゃってなかった。

 じゃあ、どうして雛子のことを

知らない女だって言ったのかしら?」


「簡単でございます。

瑞穂様は本当に雛子様のことを知らなかったのでございます。」


「ハア? 2人は今日、パーティー会場で挨拶をしていたのよ。」


「それは私も見ておりました。」


「じゃあ、知り合いじゃない。 あなた何を見ていたのよ。」


「お嬢様、お言葉を返すようで恐縮ですが、

お嬢様の方こそ、どこに目ん玉を

お付けになっているのでございますか?」


「あ~見える見える。 さっきもよく見えていたけど、

やっぱり冬の夜空はキレイね。

あたし、目だけはホントいいから。

そう。 言わなくても分かるでしょ?

ここよ、ここ! ここに目ん玉バッチリ付いてるでしょうが!!

何よ・・・」


「本当に何も気づかれていないのですねえ。

今回の事件の発端は、

他でもないお嬢様にあるのでございますよ。」


「あたし? 言ってる意味が分からないわ。」


「ならば仕方ありません。

無粋ながら、私から事件の真相を

説明しなければなりませんが、よろしいでしょうか。」


「えっ?」


「よろしいでしょ~か!」


「はい。 お願いします。」


「かしこまりました。 お嬢様。 ご友人の一大事。

のん気にディナーを楽しんでる場合ではございません。

今宵は、すぐに謎解きを致しましょう。」



瑞穂は雛子と挨拶したものの知り合いではなかった。

初対面なのに影山の名前も知っていた瑞穂。

それは西山が教えていたからだった。


雛子が犯人と特定出来たのは宝石。

アレキサンドライトは太陽光や

蛍光灯の明かりの下では緑。

しかし、暖色系の明かりを受けると赤に変化する。

会場内は蛍光灯だったので緑だった。

しかし、夕日を受けた時は赤だったと影山。

確信はなかったが、風祭の言葉が決め手に。

雛子の誕生日が6月だと分かり、

6月の誕生石の1つはアレキサンドライト。

それで雛子がアレキサンドライトを

持っていると思ったとのこと。


確かに犯人は雛子だと特定出来るけど、

動機は何かと麗子。

アレキサンドライトの石言葉は『秘めた思い』だと。

雛子はある人物への恋心を胸にしまい込んで来た。

それが今回の事件の引き金になったと影山。


雛子はタマちゃんが好きだった。

思い続けて来たタマちゃんが結婚すると知り、

犯行に至ったのだ。

そして瑞穂を婚約者だと思ってしまった雛子。

けど麗子はそれはないと。

瑞穂は弟の為にありがとうと言った。

あの言葉で瑞穂がタマちゃんの姉と分かったはずだと。


「さて、お嬢様。 ここが考えどころでございます。

タマちゃんとは本当に

染田松五郎先輩のことなのでございましょうか。」


玉乃屋のタマちゃんとは同級生なら誰でも知っている。

しかし雛子にとってタマちゃんとは松五郎とは別人。

松五郎の屋号を知り、タマちゃんと呼ぶようになったのは春。

雛子が転校してきたのは秋だった。


自分たちの話を聞いていれば、

気づいたんじゃないかと麗子。

しかし、気づくためには玉乃屋の屋号を知らなければならない。

偶然気づくことはまずないと。

身近にタマちゃんと呼ぶに相応しい人物がいた。

雛子がその人物をタマちゃんだと勘違いした可能性もある。

名前にタマという文字が含まれる人物がいなかったか

麗子に聞く影山。

しかし麗子に覚えはなかった。

影山がアルバムを出して来て開く。

西山の写真を指す。

西山の名前は珠樹だった。

雛子はタマちゃんを西山だと勘違いしていた。

麗子に頼んだラブレターは西山宛てだったが、

麗子は松五郎宛てだと思った。

その後、返答をもらえなかった雛子は振られたと思った。


「そして事態は新たな局面を迎えます。」


麻衣がタマちゃんと付き合い始めたのだと。

麗子は聞いたことないと言うが、

知らなかっただけだと影山。

そして卒業式のVTRを見た影山が、

卒業祝いに大切な人からもらったと

暖簾を広げるタマちゃんを見て気づいた。

その楽屋暖簾は影山が見る限り、

日本画の巨匠である麻衣の父と、

書道家の母の作品に間違いないと。


雛子は麻衣が西山と付き合い始めたと勘違い。

自分を振って友達を選んだことがショックだったが、

相手が親友なら仕方がないと言い聞かせていた。

しかし今日、タマちゃんが別の誰かと結婚することを知り、

西山が年上で同じ業界の人と結婚すると思った。

西山が瑞穂と談笑してるのを見て、

瑞穂がその相手なんだと思ってしまう。

親友の為に抑えていた気持ちが一気に溢れ出し、

新たな恋敵への憎しみへと変わったのだと。

そして瑞穂を襲った雛子。

しかしその後、雛子は漸く勘違いに気づいたが、

既に遅かった・・・


でも、それは影山の想像だと麗子。

雛子が西山を好きだったかなんて分からないと。

影山は確かめる方法があると言う。


「お嬢様は、まだお持ちなのではありませんか?

証拠の品を。」


麗子は部屋へ行き、雛子のラブレターを取り出す。

雛子に謝り中を見た麗子。

やはり西山宛てのラブレターだった。


「雛子の気持ちに気づいてたら、

こんなことにならなかったのに。」


「それは仕方のないことでございましょう。

友達とは、勘違いかやすれ違いから、

時に互いを傷つけてしまうものでございます。

しかしながら、その傷を癒してあげられるのもまた、

友達だということを、お忘れなきよう。

掛け違えたボタンは最初から直せばいいだけです。

そして、間違えを直すのに、遅いということはございません。」


「影山、車。」


「どちらへ?」


「ちゃんと届けなくっちゃ。 西山くんに。」


「かしこまりました。」





事件的には物凄く色んなところを突っ込みたいんですけど、


キリがなくなっちゃうのでやめときます。


まぁ、一言だけ言うならば、


雛子はちゃんと封筒にハッキリ宛て名を


書くべきだったんじゃないかと・・・


そう思います。



しかしながら、執事は相変わらず可愛かったですね。


あの生き物はホントなんなんでしょう。


タマちゃんを紹介してやると言われ、


「ホントでございましょうね」


と言いながら去って行く時の表情が堪らなかったです(>艸<*)



そして我らが福さまもまた良かったですね♪


コミカルな役もなんなくこなします。


警部を追って走って行く姿がなんとも可愛かった。


制服姿も見れて満足です(笑)





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コメント (8)
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