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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

魂のない日本語が多くなってきた

2021年07月25日 21時37分21秒 | えいこう語る
▼政治家は言葉が命だと言われる。近年、政治家の言葉に“情熱”や“愛”が欠けている。つまり政治家の言葉が、まったく国民に響いてこない。

▼特にコロナ戦争に突入してから、政治家の言葉が国民に伝わらない。国家そのものの劣化が顕在化してきたからだ。言葉(命令)が伝わらなければ、戦う体制が整わない。

▼新約聖書コリント人の手紙の【心に愛がなければどんな美しい言葉も相手の胸には響かない】という言葉を思い出す。“愛のない”国家になってしまったようだ。

▼先日、町会の仕事で小学校の女性教員宅を訪れた。玄関を開けると、バジルの香りがした。日当たりのよい玄関のプランターの中に、バジルが溢れんばかりに咲いていた。

▼「こんなに見事に生育しているのを見るのは初めてです。パスタに入れたら美味しいでしょう」と話すと「持っていきますか」という。

▼「少しだけいです」というと「夏休みが始まり家に戻るので、プランターごといただいてもらえれば、ありがたいのですが」という。

▼お礼を言うと「数日間水やりが出来ないので、引き取っていただける方に出会えて本当によかった」と、笑顔でプランターを渡してくれた。

▼私は、久しぶりに心が洗われたように気分になり、バジルのさわやかな香りをいっぱいに吸い込んで、家に持ち帰った。

▼夏はトマトが美味しい。それから三日続けて昼食に、生トマトと生バジルを入れての、パスタの味を堪能している。

▼こんな愛情のこもった言葉で、小学生たちに接してくれる先生がいる。これが私の母校だと思えば、夏の青空のように心が晴れ晴れとなった。

▼1964年、高校1年の時の「東京五輪」。57年後の「コロナ五輪」。政治家の愛のない言葉に憤慨しながらも、プランターのバジルがもりもりと伸びる様子を眺め、連日の日本選手の健闘ぶりに涙を流している。

    安部兄妹金メダルおめでとう
               三等下