▼選挙の時だけ現れる道議だと言われてから久しい。国会議員は街頭演説などでよく見るが、道義は熊と同じで、道議会の中で眠っているようだ。
▼私の選挙区も何人がいて、道議の名も全員は知らない。当選回数のやたらに多い人物だけしか浮かばない。その理由は立候補しないでほしいと、毎回思っているからだ。
▼北海道は179の市町村があり、振興局と呼ばれる行政区が14ある。単純に考えれば、道議は各振興局管内から3人とすれば、42人で済む。
▼現在定員が100名だ。4年の任期の中で発言しないものもいるに違いない。とにかく多すぎるので、道義にもとる者も少なくないようだ。
▼道議会で思い出すのは、元片山総務大臣が「道議会は学芸会」だと指摘したことがある。議会答弁のすり合わせが、蔓延していたからだ
。
▼そんな道議会、今年4月から「改正健康増進法」が施行され、飲食店やオフィスでは原則禁煙になった事すら知らない者がいるようだ。
▼コロナで全国民がマスクをするほどの規則正しい日本人なので、もはや公衆の面前で、煙草など吸う人はいなくなったと思ったが、与野党の道議で、まだ吸っている議員がいるという。
▼医師会からも、議員から率先し健康増進のため禁煙してほしいと訴えが出ている。医師会会長など、怒りを露わにしテレビに出ている。
▼自民党は吸っていたことを調査しないと言い、野党は名前を公表しないという。審議する専門職が審議拒否なら、議員としては失格だ。ゆえに議員数は、半分でいいという結論になる。
▼今北海道の最大の問題は「核のゴミ処分場」に関する調査に、二つの自治体が名乗りを上げたことだ。先日の道議会では、一人しかそれを取り上げなかったという。
▼自分たちの健康も考えず喫煙している議員なら、道民の「安全・安心」など考えることなど、ないに違いない。
▼禁煙反対の道議の筆頭が、函館市選出の自民党議員だ。さらに先日の函館市議会も、核のゴミ処分場の調査に手を上げた寿都町に対する「反対決議」を否決したばかりだ。
▼自分の身の保全だけを考え、他のことに関心を持たないのが、函館出身議員の気質なのだろうか。しかし、函館市議会は全会派一致で「大間原発建設凍結」を決議している?!。
▼矛盾だらけの函館選出の議員たちだ。民間会社の調査で、中核都市中、函館市の幸福度は最下位に近い。そんな議員が多いのが、原因の一つなのかもしれない。
▼でも、そんなことを話し合う市民が少ないのも、最も大きな原因の一つなのかもしれない。私も市町村合併で、15年前に村民から函館市民になった。
▼「市民とは何か」という問いかけは絶えずしているが、時々「函館市民」ではなく「函館村民」が多いのではないかと思うこともある。
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