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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

函館市民からの手紙

2012年10月29日 08時00分12秒 | えいこう語る
前略 親愛なる大間町民へ。
広島と長崎に落とされた原子爆弾による被害は、人類史上最も残酷で悲惨な出来事でした。
日本国民はその後新憲法の下で、恒久の平和を目指しました。
ところが大間に、その原子爆弾の材料であるウランとプルトニウムを混合した燃料を使用する、原子力発電所の建設が再開されたという。
それだけはぜひ、思いとどまっていただきたい。
あなた方が、国や電力会社からたくさんの補助金をもらい幸せになることを、私たち函館市民はうらやむものではありません。
しかし、あなたたちばかりよくて、私たちが絶えず死の恐怖に晒されるのだけは我慢がならないのです。それに、いったん事故が発生した場合、子供たちの将来を奪うことだけはやめていただきたい。
今からでも遅くはありません、勇気と人類愛を奮い起こし、この地球から人類破滅の原発を廃止する、メッセージを発することを望みます。
その時には、私たち函館市民と多くの国民は、内閣総理大臣にお願いいたします。
大間町民の勇気を称え、未来永劫に至るまでこの素晴らしい故郷で、暮らせることのご協力を約束していただけることを。
                       海峡の隣人 函館市民より


昨夜、強風と雨で久しぶりの停電を味合い、ロウソク一本の灯りの下で、戦後からの生活を思い浮かべてみた。
上記の大間市民への手紙は、フィリップ・メンディオラさんという、北マリアナ連邦テニアン市長が、日本の放射性廃棄物の海洋投棄に反対し、日本政府に送った手紙を参照にしたものです。
声高な反対ばかりではなく、このような函館市民と大間町民との手紙の交流も、一つの運動ではないかと思う。
昨日まで山頂で足踏みにしていた秋も、昨夜の雨と風で、一気に麓まで駆け下りてきたようだ。


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (花てぼ)
2012-10-29 20:11:07
私の方へ転載させていただいたみどりさんの詩の訴えもぜひ総理大臣に送りたいものと思います。
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Unknown (■かわぐち えいこう)
2012-10-30 16:18:33
花てぼさんへ。みどりさんは詩人の魂をしっかり持った方です。みんなの心を代弁してくれていますね。
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Unknown (みどり)
2012-11-07 18:30:11
 素晴らしい手紙でした。地域から地元から声を出して行くことが大事ですね。
私の詩はあまり詩として成り立っていないような気もしましたが、取り上げ読んで下さいましたことに感謝致します。
現在、神奈川県では財政赤字を理由に、古くから市民に大事にされ親しまれてきた「三っ池公園」や、横浜駅前にある生がい者たちが、安心して利用している会館など、それに私の住む県営住宅なども売却しようとしています。
民間になればどうなりますか、広大な公園は土地をつぶし、宅地として販売されるかも知れません。
どこまで反対できるか不安ですが、当面反対の署名運動がはじまっております。
 上からの意見はなんでも飲み込むというような、社会の古さから脱却したいと切望しています。
北海道の寒さが思われますが、お互いに頑張りましょう。




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