▼政権発足直後に、学術会議のメンバー6人の任命をスガ総理が拒否したことについて、スガ政権の政治姿勢が問われている。
▼「学者VS政治家」の公開討論会を、国民の一人として期待したい。憲法23条は「学問の自由は、これを保障する」とだけのシンプルな条項だ。
▼学問の自由は当たり前だと思うが、あらためて学問の自由はと問われると答えに窮する。自由の中にも、制限が必要ではないかと思われるものをあるからだ。
▼美濃部達吉が唱えた天皇機関説は、国家騒乱を招くとし、学問に対し権力的弾圧が加えられたというのは、教科書で教えられた。そこで出来たのが「憲法第23条」だという。
▼学問とは単に知識を暗記することではなく、心理を発見することを目的とする。すなわち学問は、既存の価値や真理とされているものを疑い判断し、新たな価値や心理を生み出すのだ。しかし既存の価値や考えに疑問を抱いたり、批判を行ったすることに対しは、支配権力からすれば危険なものと意識されることもあると、憲法解説書にある。
▼学術会議に政府が異論を唱えるのは、2010年に、原子力委員会が学術会議に、核のゴミ問題について検討を依頼したことによる。
▼そこで12年と15年に学術会議は、50年間地上管理で行いその結果で判断するという結論を出した。
▼さらに自治体に交付金と引き換えに、処分場の受け入れを迫ることは適切ではないと批判したという。
▼この真摯な対応が政府批判だと、狭量な解釈をしたのだろう。それに対抗した任命拒否だろう。その理由の説明は、要求しても一切ない。
▼さらにジュンイチロウやシンゾウからの直伝の「はぐらかし作戦」に出た。学術会議の推薦人事には偏りがあるとし、学術会議の行政改革に方向を変えた。ナマハゲ総理の【逆切れ】としか思えない。
▼「聖域なき行政改革」で「自民党もぶっ壊すと」ジュンイチロウが叫んだが、弱体と思われたシンゾウが、さらに強固な体制にしてしまった。弱体野党のせいかもしれないが。
▼学術会議は、自民党に「憲法尊重擁護の義務(第99条)」を訴えてほしい。23条に違反し、学術会議から学問の自由を奪うなら、自民党の行政改革の方が先だと。
▼自民党憲法改正草案を見てみる。99条の「憲法尊重擁護の義務」を102条第1項で、このように改竄?している。【全て国民は、この憲法を尊重しなければならない】と。
▼立憲主義をないがしろにしようという魂胆だ。近代以降の憲法は、国家権力から国民の権利・自由(人権)を保障するために、権力者が守るべきことを定めたものだ。この考えが立憲主義だ。
▼つまり憲法は、権力者に歯止めをかけるものだ。ということは、ナマハゲ総理は、憲法破壊主義者なのだ。学術会議は「ケンポ―をハガイスル者は、いねがー」と逆に叫ばなければならない。
▼今後日本学術会議が、どんな政府批判を行うか、民主主義の本質を国民に問うことを学術会議に期待したい。
▼世界最高の科学者たちが、こぞって戦争に加担し原子爆弾を製造した。科学技術の進歩は「人類の平和と安全・安心な暮らし」のためにあるというのが、歴史の教訓だと思うからだ。
▼「学者VS政治家」の公開討論会を、国民の一人として期待したい。憲法23条は「学問の自由は、これを保障する」とだけのシンプルな条項だ。
▼学問の自由は当たり前だと思うが、あらためて学問の自由はと問われると答えに窮する。自由の中にも、制限が必要ではないかと思われるものをあるからだ。
▼美濃部達吉が唱えた天皇機関説は、国家騒乱を招くとし、学問に対し権力的弾圧が加えられたというのは、教科書で教えられた。そこで出来たのが「憲法第23条」だという。
▼学問とは単に知識を暗記することではなく、心理を発見することを目的とする。すなわち学問は、既存の価値や真理とされているものを疑い判断し、新たな価値や心理を生み出すのだ。しかし既存の価値や考えに疑問を抱いたり、批判を行ったすることに対しは、支配権力からすれば危険なものと意識されることもあると、憲法解説書にある。
▼学術会議に政府が異論を唱えるのは、2010年に、原子力委員会が学術会議に、核のゴミ問題について検討を依頼したことによる。
▼そこで12年と15年に学術会議は、50年間地上管理で行いその結果で判断するという結論を出した。
▼さらに自治体に交付金と引き換えに、処分場の受け入れを迫ることは適切ではないと批判したという。
▼この真摯な対応が政府批判だと、狭量な解釈をしたのだろう。それに対抗した任命拒否だろう。その理由の説明は、要求しても一切ない。
▼さらにジュンイチロウやシンゾウからの直伝の「はぐらかし作戦」に出た。学術会議の推薦人事には偏りがあるとし、学術会議の行政改革に方向を変えた。ナマハゲ総理の【逆切れ】としか思えない。
▼「聖域なき行政改革」で「自民党もぶっ壊すと」ジュンイチロウが叫んだが、弱体と思われたシンゾウが、さらに強固な体制にしてしまった。弱体野党のせいかもしれないが。
▼学術会議は、自民党に「憲法尊重擁護の義務(第99条)」を訴えてほしい。23条に違反し、学術会議から学問の自由を奪うなら、自民党の行政改革の方が先だと。
▼自民党憲法改正草案を見てみる。99条の「憲法尊重擁護の義務」を102条第1項で、このように改竄?している。【全て国民は、この憲法を尊重しなければならない】と。
▼立憲主義をないがしろにしようという魂胆だ。近代以降の憲法は、国家権力から国民の権利・自由(人権)を保障するために、権力者が守るべきことを定めたものだ。この考えが立憲主義だ。
▼つまり憲法は、権力者に歯止めをかけるものだ。ということは、ナマハゲ総理は、憲法破壊主義者なのだ。学術会議は「ケンポ―をハガイスル者は、いねがー」と逆に叫ばなければならない。
▼今後日本学術会議が、どんな政府批判を行うか、民主主義の本質を国民に問うことを学術会議に期待したい。
▼世界最高の科学者たちが、こぞって戦争に加担し原子爆弾を製造した。科学技術の進歩は「人類の平和と安全・安心な暮らし」のためにあるというのが、歴史の教訓だと思うからだ。