北海道の山道には「鹿出没注意」や「熊出没注意」などの看板が立っている。
鹿はよく見かける。私も運転中鹿にぶつかりそうになったことがある。
小鹿は目が大きくとても可愛いが、角が空にそびえる雄鹿が道路の中央に立っていた時は、思わず車をバックさせたことがある。
この頃、札幌の住宅街に熊が頻繁に出没して、映像も公開されている。ススキノで飲んだ帰りに、自宅前で熊に遭遇したら、酔いもいっぺんに醒めるどころか、熊以上に身の毛がよだつに違いない。
知床が世界自然遺産に選ばれてから、鹿が民家をうろついているようだ。旅行で訪れた友人も、鹿の多さには驚いていた。
知床半島には鮭の番屋があるが、そこには熊が普通に歩いて来て、漁師に「ここはおまえの来る場所じゃないだろう」と叱られると、すごすごと立ち去る場面を何度かテレビで観ている。「自然との共生」がそこに“自然”にある。
野生動物の生態は知らないが、鹿が民家に降りてくれば、熊だって鹿を追い求めて、民家に出没するに違いない。
※熊出没の原因はドングリの実が少ないらしいが、我が家の庭にはたくさん落ちている。

アラスカかどこかで、シロクマがある時期に町を通過するという映像を見たことがある。その時期民家は施錠し、熊が行き過ぎるのを待ったり、罠に入った熊は逃がしてやるというように、それは普通の生活の範疇だという感じで、共生しながら過ごしている。
世界自然遺産というの「基本的には人間が破壊してきた自然を復元し、守ってやらなければという意識を持たなければならない」のではと思う。
先日我が町内会の、山側にある住宅付近に、熊が出没した。
民家付近では発砲は禁止されているので、罠をかけたらしい。
罠で捕獲した熊は、射殺されるようだ。私が子供の頃、畑仕事をしていた主婦が、熊にお尻を触られたという事件があったが、熊による人的被害は近辺では聞いたことがない。
罠にかかったら、熊は執行猶予などなしに、死刑宣告を受けることになる。
このように、野生生物に対する愛情が少なければ、我が国は世界遺産に登録する前に考えなければならないことが、多すぎるのではないかと思う。
※庭の紅葉がまだなので、甕にナナカマドを放り込んでみた。隣のおばさんがほめてくれた。

東北以北から北海道には縄文の遺跡が多く出土している。
現在世界遺産の認定に向け努力をしているらしいが、遺跡は海の近くに分布していて、漁業者の生活圏内にある。
水産学の専門家から言えば、日本の漁業は「自然破壊」という概念に属するらしい。自然との共生とはどんなことなのか、思考と言語を持つ人間が徹底討論しなければならないだろう。
「原発の是非」をめぐり、原発稼動地域や建設中の地域では、住民の中でも原発に対する話題すら憚られるという現状だ。
そこには多額の補助金が投入されているからである。
お金の力が勝って命の話もできない国民では、世界遺産へ登録などというものも、登録以前の問題だろう。
などと「熊出没注意」の話題から大きく外れ、小さな村から世界遺産について考えてみた「日の出美術館」が見事な今朝でした。
※水温が暖かく空気が冷たいので、ぼやっとした日の出になったけど、なかなか美しかった。

鹿はよく見かける。私も運転中鹿にぶつかりそうになったことがある。
小鹿は目が大きくとても可愛いが、角が空にそびえる雄鹿が道路の中央に立っていた時は、思わず車をバックさせたことがある。
この頃、札幌の住宅街に熊が頻繁に出没して、映像も公開されている。ススキノで飲んだ帰りに、自宅前で熊に遭遇したら、酔いもいっぺんに醒めるどころか、熊以上に身の毛がよだつに違いない。
知床が世界自然遺産に選ばれてから、鹿が民家をうろついているようだ。旅行で訪れた友人も、鹿の多さには驚いていた。
知床半島には鮭の番屋があるが、そこには熊が普通に歩いて来て、漁師に「ここはおまえの来る場所じゃないだろう」と叱られると、すごすごと立ち去る場面を何度かテレビで観ている。「自然との共生」がそこに“自然”にある。
野生動物の生態は知らないが、鹿が民家に降りてくれば、熊だって鹿を追い求めて、民家に出没するに違いない。
※熊出没の原因はドングリの実が少ないらしいが、我が家の庭にはたくさん落ちている。

アラスカかどこかで、シロクマがある時期に町を通過するという映像を見たことがある。その時期民家は施錠し、熊が行き過ぎるのを待ったり、罠に入った熊は逃がしてやるというように、それは普通の生活の範疇だという感じで、共生しながら過ごしている。
世界自然遺産というの「基本的には人間が破壊してきた自然を復元し、守ってやらなければという意識を持たなければならない」のではと思う。
先日我が町内会の、山側にある住宅付近に、熊が出没した。
民家付近では発砲は禁止されているので、罠をかけたらしい。
罠で捕獲した熊は、射殺されるようだ。私が子供の頃、畑仕事をしていた主婦が、熊にお尻を触られたという事件があったが、熊による人的被害は近辺では聞いたことがない。
罠にかかったら、熊は執行猶予などなしに、死刑宣告を受けることになる。
このように、野生生物に対する愛情が少なければ、我が国は世界遺産に登録する前に考えなければならないことが、多すぎるのではないかと思う。
※庭の紅葉がまだなので、甕にナナカマドを放り込んでみた。隣のおばさんがほめてくれた。

東北以北から北海道には縄文の遺跡が多く出土している。
現在世界遺産の認定に向け努力をしているらしいが、遺跡は海の近くに分布していて、漁業者の生活圏内にある。
水産学の専門家から言えば、日本の漁業は「自然破壊」という概念に属するらしい。自然との共生とはどんなことなのか、思考と言語を持つ人間が徹底討論しなければならないだろう。
「原発の是非」をめぐり、原発稼動地域や建設中の地域では、住民の中でも原発に対する話題すら憚られるという現状だ。
そこには多額の補助金が投入されているからである。
お金の力が勝って命の話もできない国民では、世界遺産へ登録などというものも、登録以前の問題だろう。
などと「熊出没注意」の話題から大きく外れ、小さな村から世界遺産について考えてみた「日の出美術館」が見事な今朝でした。
※水温が暖かく空気が冷たいので、ぼやっとした日の出になったけど、なかなか美しかった。
