スペシャルドラマ 三つの月 ＊感想＊

番組ＨＰ

夫の足の爪が、、、
というのは、面白いわねぇ。
あんな夫なのに、、
いいところなんて一つも無いような夫なのに、、
あんな小さな足の爪で、繭(原田知世)を現実に引き戻してしまうんだもの、
あの夫（の爪）、意外とやるな。

繭にとって、夫との関係や、夫と過ごしてきた年月は、思いのほか重大なものなのねぇ。
ま、それだけじゃないだろうけど。
冷静になった頭で、イロイロなことを瞬時に考慮しての、あの決断なのだと思うのだけれど。
繭は、秋風さん(谷原章介)に確かに恋をしたのだろうけれど、
あまりにも、儚げな恋なんだもの、あれ。
何もかもを捨てて、賭けるほどの確かさが、二人の恋には、まだ感じられないんだもの。
もう少し、時が味方してくれていればねぇ、、。
もう少し、二人が時間を共に過ごしていたらねぇ、、。
そうしたら、また違う決断があったのかもしれないなぁ。

いや、しかし、お似合いの二人ではあったよねぇ、、繭と秋風さん。
秋風にギターを弾いてくれとせがむ繭、、というシーンなんか、ホント、キュンとくるものがあったなぁ。
秋風からの手紙を読んで、彼の元へと心が走り出す繭の様子には、観ている私の気持ちも高まっただけに、
あの爪によって、繭と同様、私までも、あっという間に現実へと引き戻された気がしたよ。

それにしても、繭は何故、あんな夫に惹かれたのか、、
あの夫の、どこが好きになって、あの町で暮らすことになったのか、、
あの二人は、どんな恋愛をしたのか、、
そのあたりに、俄然、興味がわいてきちゃったよ。

とても良い状態で、秋風との恋を心に封じ込めた繭。
美しく、少し切ない、大切な思い出として、いつまでも繭の心に存在し続けそうだけれど、
この思い出を時おり思い出して、現実を束の間忘れる、、
そんな日々を、これからの繭が過ごすことがないといいなぁとも思うんだよなぁ。
っつうか、あの夫、もう少し、しっかりしてくれ～っっ。


　最後まで読んでくださり　ありがとうございます　　
チラっと共感していただけましたなら　ポチっと押していただけると嬉しいです♪　　
＜ドラマ感想＞
　にほんブログ村

スペシャルドラマ　月に祈るピエロ　　＊感想＊
スペシャルドラマ　月に行く舟　　＊感想＊