注射コワイ

病院で骨折の治療をしたとき
痛み止めと血液の循環を良くする薬を処方された。
ギブスをしていると血液の循環が悪くなるかららしいが
この薬がなんと自分で注射して投与するタイプだった！



イタリアでは自分で注射するのは一般的らしい。
へぇぇ～

一応注射の仕方の説明を受けたけど
だからってはいそうですかと出来る事ではない。
注射してもらうのだってこわくて目を背けているのに
自分でやるなんて恐ろしったらありゃしない。
でも自分のことは自分でやるんだ、がんばれあたし
大格闘の末、なんとか注射完了。
ウエ～ン、注射なんてキライだぁ。



左手を上腕から手のひらまでがっちり固定され
全く左腕が使えなくなった私に
アパートの同居人が野菜スープを作り置いてくれた。
なんてありがたい。。
自分が痛んでいる時こそ
人のやさしさが骨身に沁みて感じられる。
おいしい野菜スープに身も心もあたたまるのでした。

送別お食事会 デザート編

送別お食事会の後はもちろんデザート！
かかせないでしょ。
おいしいお店を紹介してもらったお礼に
私のお気に入りのジェラート屋さん「EMPORIO」へご案内。



注文したのはもちろんお気に入りの組み合わせ決定版
チョコレートフォンダンテのジェラートとチョコムース。
濃厚でほろ苦く冷たいジェラートと
甘くやわらかなチョコムース
んん～最高！

寒さに縮みあがった体を
ほどけるように甘いジェラートは
やさしく夢心地にさせてくれるのでした。

■EMPORIO
piazza frescobaldi 11R firenze
TEL 055.23.81.130

「スタンツァ」でお食事会

さてうっかり本日骨折したけれど
だからといって約束をキャンセルしたりしないでしょ。
家庭料理コースに短期で来ていた人が日本に帰るので
送別お食事会にギブス姿で参加。

さすが家庭料理コースに来るだけあって
おいしいお店を色々とリサーチしてきていて
その中から「スタンツァ」というお店に行った。

駅近くの路地裏の小さな間口のお店。
トラットリア的なカジュアルな雰囲気。
一番奥はすぐにキッチンになっていて
湯煙の奥にくるくるとクオーコ達が働く姿が臨場感にあふれ
なんだかつられて食べるテンションも上がってくる。

　

写真左はラグーのラビオリ。
ともすればこちらの料理は日本人にはしょっぱいのだけど
濃すぎずなかなかよい味付け。

写真右は今旬のカルチョーフィ（アーティチョーク）のオムレツ。
これがどうやったらこんな型でふわふわにできるのか。
すぐ奥に見えるキッチンに目を凝らしては
作り方を盗もうとしたけど
あっという間に仕上げては運ばれて行くので
結局良くわからなかった。

すごくきばったお店でないけど
カメリエレの動きもいいし
料理もなかなかおいしいし
いいお店に連れて来てもらったな。
ほんの少しの出会いだったけど
一緒においしい料理とお酒をいただいけて良かったな。
ギブスも忘れてなんだかうれしくなる夜なのでした。

■stanza
Via del Porcellanana 25r
055.212691

今日のまかない

今日もご飯を作ってくれました。



トマト、ズッキーニ、なす、野菜がたっぷり入った
野菜好きの私にはたまらないパスタ。
こちらの野菜は味がしっかり濃くて味わい深く
それにニンニクの香りをアクセントにしたオリーブオイルで
さっぱりと仕立てたトマトソースがよくあい、
さらっとパスタに絡んですっごくおいしい。

これ、メタボのお父さんとか美容にうるさいOLさんとか
健康ブームな日本でもきっとウケるだろうな。
なんとかこの味をレトルトとかにできたら絶対売れるよ。

こんなおいしいパスタを食べられるなんて
なんておいしいギブス生活なんでしょ。
いつも本当にありがとう。
ごちそうさまでした。

初・骨折！！！

爽やかな青空の今朝、骨折しました。びっくりです！
今まで一度も骨折したことがない、まして
保険証は歯医者以外でめったに使わない私が
ここイタリアに来て初骨折したから、うけます！

朝、近所のBAEの前を通りがかったとき
その前にたむろしていた人たちに声をかけられ
返事をしようとしたそのとき、
なんと道に落ちていた輪っか状の紐に
奇跡的に両足すっぽりはまってしまって
まるで罠にかかった野うさぎのように
すってんころりんと転んで、左腕を強打。

尋常じゃない痛みに、普段は暢気な私も
さすがにその足で病院に行き
診断の結果、左手首骨折、全治１ヶ月。
とりあえず、冬休みは安静に
本物の寝正月となりそうです。

いやぁ、痛いけどでも
ただの海外旅行では見れないものをたくさん見ました。
むしろおもしろい体験かも、なんてやっぱり暢気な私。
しかしなかなか痛むのでそのお話はまた明日。
みなさん、道に落ちてる輪っかにはくれぐれも気をつけましょう。