カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

なごり雪と梅が枝餅

2010-03-10 20:08:52 |  └・和菓子
一時帰国最終日、前日
降る時を知ってかなごり雪。

太宰府天満宮に行った。
当然、初詣まだだったし、
やっぱり氏神様にご挨拶しとかないと、なんて。
私って日本人だなぁ。


白い雪の舞う境内、
遅れて咲いた紅梅が残り花をつけている。
寂びな風情が沁みるように美しい。


ご挨拶に、なんて言いつつ
ほんとのお目当てはこれ。
大好きな梅が枝餅。
焼きたてのこれは本当においしいの。
わが町、太宰府が誇る名菓。

しっとり甘い餡子に
外はぱりっと香ばしくて中モッチリのお餅。
この香ばしさとモッチリが味わえるのは焼きたてのみで
その焼きたてはここに来ないと食べれない。

そして、もう一つの好物、甘酒と一緒にいただく。
ああ、やっぱりおいしっ。

ここへきてようやく里帰りを済ませた、そんな気分で
行きつけの茶屋の席でほっとなごむのでした。

■「松屋」
太宰府市宰府2-6-12
9時~18時 定休日/不定


絶品☆黒胡椒せんべい(おせんべいやさん本舗)

2009-05-21 23:33:47 |  └・和菓子

私には特殊能力がある。
それは人が見過ごしてしまうようなありふれた幸せを見出すこと。
かぼちゃの葉の虫食いがハート型だったり
客待ちタクシーの列の中に「我輩は猫であるタクシー」を見つけたり
彼と繋いだ手の皮膚の薄さが自分とぴったり一緒だったり
そんな人生を生きていくのに到底必要の無い幸せを見つける天才なのだ。

そんな私がおすすめするのがこの「黒胡椒せんべい」
関東地区では駅前で普通に買える、普通のおせんべいです。
でもピリリとスパイシーで後引く黒胡椒の刺激
それを引き立てる醤油のシンプルな味わい
パリッと心地よく噛み砕ける厚みと約2口のほど良い大きさ、お米の香ばしさ。
最近では類似品もあるけど、やっぱりここのが一番美味しい。
お茶にも、ビールにも、ワインにもあうし
これを囲んでみなで楽しくおしゃべりしたくなるようなおせんべいなのだ。

残念ながら私が住む九州では売ってないので
東京に行く友人にいつも買ってきてもう。
今回も東京に里帰りした友達に買ってきてもらった。
きゃっほっほ♪いつもいつもありがとう☆
たかがせんべいにアホみたいに幸せになれる私なのでした。

■おせんべいやさん本舗
http://www.osenbeiyasanhonpo.jp/

鈴懸で腹ごしらえ

2009-05-14 19:40:12 |  └・和菓子

今日は友達とライブに行く。
始まる前に少し腹ごしらえでもと「鈴懸」へ。
鈴懸は和菓子屋さんだけど喫茶室では軽食もいただける。
軽食を食べるつもりで行ったけど
三度の飯よりお菓子が大好きな私にとって
目の前のおいしそうな和菓子を無視することはできずに
結局、わらび餅にしてしまった。
ぷるりもっちりした食感、おいしい~~!
きな粉は力強い大豆の香り
濃厚でまろやかな黒蜜
ほんのりそっとわらびの風味
洋菓子も大好きだけど
やっぱり和菓子ってほっとするからいいわぁ。
おいしい和菓子にぽんわり和むのでした。

■鈴懸
福岡県福岡市博多区上川端町12-20
TEL 092-291-0050/OPEN 9:00~21:00
http://www.suzukake.co.jp/

未来永劫 舟和の芋ようかん

2009-03-15 15:30:58 |  └・和菓子

神奈川に住む叔父さんが、手土産に舟和の芋ようかんを買ってきてくれた。
えらい!でかした!おいちゃん!これ大好物なの。
でも日持ちがしないため地方ではなかなか手に入らない。

それは芋よりも芋らしく
しっとりとなめらかで、上品でふくよかな甘味に満ちている。
それが口の中でゆっくりと崩れていく時の味わいは
喜びと言っても過言ではない。
それは生命をつなぎとめるために必要なエネルギーを補充した時の、
湧き上がるような喜びに似ている。
って、大げさかな?でもほんとに本当においしの。
やっぱこれだねぇ~~。
どんな趣向を凝らしたスイートポテトができたって
未来永劫、舟和の芋ようかんが最高だと思うのでした。

■舟和本店
東京都台東区浅草1-22-10
TEL 03-3842-2781/OPEN 平日10:00~19:30、土日~20:00 年中無休
http://ryoma.cantown.jp/cgi-bin/WebObjects/Cantown.woa/wa/shop?id=121

福岡 大牟田銘菓「草木饅頭」

2009-02-23 19:19:32 |  └・和菓子

熊本からの帰り道、ちょっと寄り道して買ったお菓子「草木饅頭」
福岡県は大牟田の銘菓です。
薄皮に白餡をつつんだ、一口サイズの小さなお饅頭。
私はこのなんとも素朴な味と
ぱくっと一口で食べるサイズが気に入ってて、たまに買って帰る。
もちろんぱくっと一口で済むわけもなく
ぱくっ、ぱくぱくぱくといっぱい食べちゃうのだけど。
通りすがりをいいことに、2箱も買って帰ったのでした。

■江口栄商店
福岡県大牟田市草木1020-1
TEL 0944-52-4829/OPEN 8:00~20:00
http://www.eguchi-sakae.com/index.htm

出会う運命のたい焼き(天音)

2008-10-13 14:50:45 |  └・和菓子

東京旅行で食べ残したもののひとつ、それがたい焼き。
事前リサーチで友達からおいしいと勧められた「天音」のたい焼きが、なんと福岡大丸に来てるではないかっ!
もちろん、即買い。すれ違っても、こうして出会う運命だったのね☆
これがテレビにも出てた「天音」のたい焼きかぁ。
羽根付きのままなのがなんか得した気分。
よく見るとこの鯛、とってもかわいい顔をしている。
おなかあたりに描かれた打ち出の小槌もめでたい感じ。
全体的に趣がある。きっと昔から使っている由緒ある型なのかなぁ。
しばし鯛とにらめっこしたあとかぶりつく。
皮は薄く、パリッとしている。特に羽のところなんてパリッと香ばしくて、
今までのたい焼きの概念からはみ出したおいしさ。おまけのおいしさね。
そして餡がまたおいしい。
「ぽってり」より「ほっくり」、小豆の風味がとてもよい。黒糖にも似た風味ある甘み。
ああ、おいしい~。なんだか体中が癒される味だぁ。
福岡のそこいらのたい焼きとはどことなく格が違うよう。
以前何かをやるなら人の多いところに行けとアドバイスしてくれた人がいたけど、
たい焼きも切磋琢磨されて、ただのたい焼きから立派なたい焼きになったのだろうか。
それはさておき、ぜひお店で食べてみたいと思ったのでした。

■天音
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-9
TEL 0422-22-3986/OPEN 11:00~無くなり次第 不定休


ふと思い出すあの町、あの店_その2(豆商はたの)

2008-09-20 23:21:43 |  └・和菓子

三軒茶屋、国道246と世田谷通りが分岐するその間の三角地帯は昔ながらの小さな商店街が取り残されている。ビルとビルの隙間かと思うほど細い路地を入るとそこは迷路。その迷路のどこかにある、おじいさんとおばあさんが営む豆屋。豆専門をうたうだけあって色んな種類の豆が台にわんさか置いてある。奥ではおじいさんが大きなざるに豆をザァラザァラいわせて煎っていたり、おばあさんがせっせと袋に豆を詰めては、手書きのラベルを貼っていたりする。あのお店は今どうなっているだろうか。気になるので寄ってみた。
まだあった!昭和初期で時を止めたその商店街に、変わらずそこにあった。おじいさんの姿は見えなかったけど、おばあさんは今日もせっせと袋詰めしている。せっかくなので友達のお土産を選ぶ。とにかく色んな種類の豆があるので迷ってしまうが、それも楽しい。おっちゃんが自信ありげに色々な豆の説明をしてくれる。おっちゃんの自信の裏づけは自家焙煎で手を掛けて作っているからこそ。そしてこれがあなどれないおいしさなのだ。豆好きとしてはいつまでも、こんな手作りのいいお店があってほしいと願うのでした。


■豆商はたの
東京都世田谷区三軒茶屋2-13-18
TEL 03-3421-6506/OPEN 10:00~19:00 日曜定休日

日本の夏を癒すもの(鈴懸)

2008-08-02 23:20:43 |  └・和菓子

母と街に出かけた。セールの物色に、初盆の用意にとやることはたくさんある。歩き回って、休憩。最近新しくなったという「鈴懸」の本店へ。鈴懸は私の大好きな和菓子屋さんだ。おいしい和菓子は他にもあるけど、ここは味にも佇まいにも品を備えた和の趣をしゃんと持っている感じがするからだ。
初の喫茶室もできたらしく期待も大きく行ってみる。真新しいビルに入ったお店は、品のある和菓子そのままに、上品で落ち着いたたたずまい。うん、やっぱりいいね。メニューは和菓子のほかに、カステラのバター焼きやパフェ、あとなぜかドリアなども軽食もありちょっと意表をつかれて面白い。でもまずは定番のあんみつにしておいた。鈴懸らしい上品な甘さの餡がおいしく、もっちり白玉に、つるりとした寒天もおいしく。日本の蒸し暑い夏を癒すのはアイスクリームじゃなくてやっぱこれだな。ふと、隣の席をみると蕨餅がのっている。おお、あれもおいしそう。また来て色々食べてみなくてはと心に決めたのでした。


■鈴懸
福岡県福岡市博多区上川端町12-20
TEL 092-291-0050/OPEN 9:00~21:00
http://www.suzukake.co.jp/

一番のお気に入り(おきな堂)

2008-05-26 21:39:53 |  └・和菓子

町の小さな和菓子屋さんが好きだ。静かにほの暗く、心地よい湿度に満たされ。奥からかすかにただようお米を蒸す香り。ひんやりとした土間におかれたガラスのショーケースには季節をうつした和菓子たちが行儀よく並んでいる。丸くて柔らかそうでかわいらしいその姿をみるとなんだか少しだけ、ぽっと幸せな気持ちになる。ケーキを前にした時のときめくような幸福感とはまた違う。
福岡ではそんな小さな和菓子屋さんもあまりなく、でも見かけたところにはわりと入ってみたりしている。今まで行った和菓子屋の中で一番のお気に入りが大橋駅東口駅前にある「おきな堂」。ここの和菓子を買うためにわざわざ電車を途中下車するほどだ。気に入っている理由は甘さの加減や餡の練り具合が私好みだから。ここの餡はちょっとおいしい。甘すぎないけどちゃんと甘く、餡は練りすぎずでもみずっぽくてべちゃっとしていることもない。この良い加減なところが、ちゃんと目をかけてつくられている感じがするのだ。それに価格。饅頭1つ63円。例えおいしいかろうと高ければかわいさ半減だ。このいとおしい和菓子たちがいつまでもおいしくかわいいままでそばにいてほしい、そんな願いをこめて今日も途中下車するのでした。

■おきな堂
福岡市南区大橋1丁目2-18
TEL 092-541-4677/OPEN 8:00~19:30 月曜定休

ひよこの家族

2007-11-12 23:06:24 |  └・和菓子

兄を迎えにいった空港で見つけた銘菓「ひよこ」の家族。
「ひよこ」といえば東京土産で有名だけど、実は福岡のお菓子メーカーのものだ。
ビックひよこなど東京には売っていないレアアイテムが福岡では買えるのだ。
なかでもレア中のレアがこの「ひよこ」の家族。
たまにしか作らないし、売られない。
それは一番手前の子ひよこが小さすぎるためすぐに硬くなってしまい、
販売ルートに乗せられないためらしい。
今回は空港のお土産屋がリニューアルした記念で販売されてた。
ひとつを兄のお土産に、ひとつは自分用に買ってきた。

真ん中のやつが普通のひよこ。
それに比べて子ひよこの小ささが分っていただけるだろうか。
竹のかごに家族仲良く入っているさまもほほえましく、
もしどこかで見つけたらラッキーって思ってよい、かわいいお菓子なのでした。

■ひよこ本舗吉野堂
http://www.hiyoko.co.jp/